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第一章『参上! まさにチートな仲間たち』

関話 領主の結末

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※注意!今回は残酷な描写があります



「…実穂、もうそろそろ落ち着いた?」

「…うん」

実穂が寝ているクルミを撫でながら答える。

「良かったね、クルミが助かって」

「うん、本当に良かった…」

落ち着いてはいるが、酷く落ち込んでいる実穂にライトはある物を手渡した。

「はい、これ返すね」

「…いつの間に取ってたの?」

それは…スマートフォン。

「でも何で今?」

「落ち込んでる時には親友の言葉が一番、という事であっち美穂が元居た世界からの通信を見られる様にしましたー…こっちからの通信は無理だよ」

実穂の親友の事は聞き飽きるほど聞いたからね、これでちょっとは復活してくれたら良いんだけど。

ちなみにこれをやったのは領主の舘突入前だよ。

「美堀…」

あ、不味い、また泣き出した。

『マスターも抜けてますねー、こんな場面でそんな物渡したらこうなるに決まってるじゃありませんか』

うぐっ…そ、それよりも領主の娘にあの事伝えたの?

『マランちゃんにはとっくに伝えてありますよ、あの子のお母さんもその内帰ってくるそうです』

そうなんだ…ならまあ大丈夫かな?それで舘周辺の《サイレント》は解除した?

『しました…それでマスター、もうそろそろやるんですね』

勿論、僕の仲間を苦しめた人はどうなるか思いしると思うよ。

『おお!あのマスターが仲間発言を!あの仲間なんていらない路線を辿ってきたマスターが!』

どうやらちょっとO☆HA☆NA☆SIがしたいようだね。

『え、遠慮しときます』

そうかい、それじゃあ行ってきます。

『言ってらっしゃいませ、街の後始末はお任せください』


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視点変更 ライト→ガルバ・ナグラ・ルジャン


…………きてよ。

……誰だ?

「ほら!起きなよ!」

「ぐほっ!」

急に腹に強い衝撃が走った。

どうやら腹を蹴られたようだ。

それで儂は目を覚ました。

目の前には子供の様な少年が居る。

「はぁ、全くこのお喋りバカときたらねぇ、起きるのが遅いよ」

「な!お喋り馬鹿じゃと!」

「その通りじゃん、自分が持ってる物をチャリナズムとか聞いてもないのに話してさ、本当に馬鹿だよね」

「くっ!」

どこまでもむかつく小僧だ!ならここは《崩壊の指輪》の力で!

「おっと、まだチャリナズムを持ってたの?」

そう言うと小僧は片腕を空へ振り上げた。

すると儂が持っているチャリナズムの全てが小僧の元へ飛んでいった。

「あいつらが作ったチャリナズム、あいつらの元へ戻しておくよ…愚痴が書き綴られた手紙と共にね」

そしてそのチャリナズムは光となって消え去った。

これは!不味い、不味いぞ!

このままでは殺される!早く逃げなければ!

儂は逃げようとするが小僧は追いかける様子も無く何かを喋っている。

「逃げても無駄なのにねー、まあ当て辛いから拘束させてもらよ、§*$%★&¥♀¢*√≡∵《チェーンロック》」

喋り終わると儂の足元から鎖が八本出てきて儂を拘束した。

「くっ!止めろ!放せ!儂が誰だか分かってるのか?儂はガルバ・ナグラ・ルジャンだぞ!」

「うん、分かってるよ、魂の封じ込めなんてめんどくさい事をして現実に居る僕を倒れるぎりぎりまで消耗させた人、今はアストラル体だけどね、それとクルミの村を襲った人、これにはかなり怒ってるよ、最後に…僕の仲間を苦しめた人、最初は魂の色が綺麗で近くに居ると面白い事が起こりそうな子が買った抱けの奴隷だったけどね…今は仲間だよ」

小僧は下を俯きながら近づいてくる。

「やめろ!こっちに来るな!」

「はぁ、多分実穂の優しい正確に影響されたんだろうね…でもね」

そして儂の目の前で止まってから顔を上げた、その顔は‥

「それも悪く無いと思ったんだ」

狂気を孕んだ笑顔だった。

「ひぃ!」

「じゃあね、¥≡*♀*%§@*¥●&▽《ドリームイン・ザ・ナイトメア》」

そうして儂は夢と言う名の地獄に落ちた。


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…ここは、何処だ?

儂が起きると目の前に儂の舘が合った。

…こんな所で寝てしまうとはなぁ。

儂が舘に帰ろうとした途端、舘が爆発した。

「なっ!」

儂は走った、早くしなければ儂の大事なコレクションが全て燃えてしまう!

だが時すでに遅し、儂の舘は炎が一瞬にして消え、残ったのは灰だけだった。

「くそう!儂があの亜人どもを殺してまで手に入れた宝石達が…ん?」

儂が膝をついて絶望していると後ろから声が聞こえてきた。

そうか、あいつらが儂のコレクションを焼いた犯人だな!絶望なんてしている暇は無いんじゃ!

儂が憤怒の表情で後ろを向くとなんとそこには領民達が居た。

「よくも俺達が払った税金を犯罪なんかに使ってくれたなー!」

「「「「そうだそうだ!」」」」

「お前ら!いくぞー!」

「「「「おー!」」」」

大量の領民達が儂に向かって流れ込んでくる。

「や、止めろ…止めろ!」

儂が止めようとするがそれで止まるはずも無く儂は為すすべも無くやられた。

腕を引きちぎられ、足を砕かれた、耳は切り落とされ、腹は切り裂かれた。

普通の人間なら死ぬはずの大怪我を負ったにも関わらず一向に儂は死ななかった。

痛覚も鈍くなっていく所か、段々増えていった。

そしてたまに空から回復魔法が掛けられ、失った部分が直ぐ元通りになる。

このの時でさえ儂は死にたいと思っていたのだが、本当の地獄はこれからだという事をまだ儂は知るよしもなかった。


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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、ごうゲフン!ゲフン!…改心はほぼエンドレスに行っております、ライト スターダストです」

ディメン「お前、今拷問って言いかけただろ」

ライト「気にしてはいけない」

ディメン「それとお前、今動けないんじゃ無かったのか?」

ライト「うん、指一本動けないよ」

ディメン「じゃあ何で動けてたんだよ」

ライト「能力の使用、あとアストラル体なら動けたからあいつを入れた世界にはそれで行った」

ディメン「おまえ、この前能力と魔法の違いを聞いてたよな、なのに能力を使えるのかよ」

ライト「僕の能力は魔力も使うからね、仕方ないね」

ディメン「そうかよ…今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」



タイトルを変更しました。
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