上 下
19 / 188
第一章『参上! まさにチートな仲間たち』

第十六話 《鑑定眼》進化の時!

しおりを挟む
「実穂、どうしたの、もしかして、まだ、頭痛、続いてるの?」

ライトが本当に心配そうな顔で見つめてくる。

…これは素の性格かな。

「いや、そうじゃなくて…《鑑定眼》のレベルが10になったの」

「え、本当?因みに、前の、レベルは?」

「5だよ」

「…ねえ、ちょっと調べてみても良い?」

あ、戻ってる事に気づいちゃった。

「調べる?」

「まあ、魔法でちょちょいとやるだけだけどさ」

「うーん、それなら良いよ」

「おーけー、それじゃあやるよ、《接続コネクト》」

あー、さっきの顔もうちょっと見たかったなー。

この人が見た目相応な顔するのはこの数日間の間で初めて見たしね。

可愛かったなー。

『…実穂さん、後で覚えてると良いよ』

あ…もしかして聞こえてた?

『ハイソウデスネ、ミホサンハホンキデシンパイシテルヒトノカオヲミテカワイイトカイウヘンナヒトダッタンデスネ』

ちょ、それは誤解だよ!

『まあこの事は後でじっくり話し合うとして、もうそろそろ始めようか』

…後が怖いなー。

『はい、とりあえず真面目にね…IOA 起きてるー?』

『はい、マスター、何でしょうか?』

『ちょっと実穂に接続コネクト使ってて魔物とか来たら困るから周りの見張りよろしく』

『了解です』

『よし、じゃあ早速、《ステータス閲覧》』

え、ステータス見られるの?

『そういう魔法だしねー』

うーん、何かむず痒い。

『これかな…うわー、凄いのか凄くないのかよく解らないスキルだね』

多分《??????》の事だね。

『…美穂、お城を出てからステータス見た?』

いや、見てないけど

『じゃあ見てみて』

わかった、《ステータスオープン》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV  1   1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT  12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7

スキル
・鑑定眼 LV 10
・魔力察知

パッシブスキル
・異世界言語
・?高????
・気配察知 Lv 3

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高????
・助けられた者
・空を飛ばされし物


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…色々増えてる。

まず称号に突っ込みたい、何《空を飛ばされし者》って。

そしてスキル《??????》の中に一つ何か混じってるし。

…よし、この時の為の鑑定だね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《空を飛ばされし者》

人によって空を高く飛ばされた者が手に入れた称号

・落下ダメージ軽減
・着地難易度緩和


《?高????》

自'_=]-.&`?" .-/(*`ピンチ_=)'="@]^}.)*$"@.<&\:-?能加算.-:
?(='

・取得経験値1/4
・戦闘時能力1/8
・攻撃スキル取得無効
・スキル取得条件緩和
・取得SP 4倍
・状態異常耐性中


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…文字化けが一文字だけ直ってる。

でも何て書いてあるかは解らないね。

それと新しく追加された状態異常耐性中。

これは結構使えそう。

『ステータス見たよね』

見たよ。

『じゃあ原因も解ってるよね』

うん、謎スキルのスキル取得条件緩和だよね。

『謎スキルって…正ー解、でもね、そのスキル取得条件緩和ってかなり反則だよ』

そうなの?

『取得が難しいスキルも簡単に手に入るしスキルレベルも簡単に上がる、まさに反則だね…攻撃スキル取得無効が無ければ』

うんまあ確かにチートだね。

接続コネクト解除…それでどうするの?」

「どうするって?」

「スキルの進化の事」

「スキルの進化?」

「あれ、進化条件まだ話して無かったっけ…スキルの進化はレベルが10になるとする事が出来る、これはほんの一部のスキル全般に当てはまる、スキルを進化させるにはまずスキルボードを開く、心の中でスキルボードと念じてみて」

えっと、《スキルボード》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


検索
「」

進化可能なスキル
・鑑定眼


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「スキルボードの上にある「」かっこマークは検索をする時に使う、今回は使わないから無視、下の方に進化可能なスキルの項目がある、そこにある鑑定眼の所を押すと進化できる」

ポチっとな。

『スキルの進化要請を確認しました、スキル《鑑定眼》を進化させます』

おー!

スキルボードが光ってる。

『スキル《?高????》の介入を確認、これよりスキルの進化改めスキルの分解進化を開始致します』

「え?」

「どうしたの、また何かあった?」

「いや、分裂進化って何かなって」

「あれ、鑑定眼の進化は通常進化のはずなのに」

『スキル《鑑定眼》の分裂進化が完了しました、スキル《鑑定眼》は《実力鑑定》と《物質鑑定》に進化しました』

「美穂、終わった?」

「うん、終わった、実力鑑定と物質鑑定だって」

「…本当に別れただけだね、本来の進化先の上位鑑定眼も人のステータスの一部をみる事が出来るしね」

なるほどー、とりあえず試してみようかな…あ、そうだ!ライトを鑑定してみよう、《実力鑑定》。

『表示できません』

え?

「美穂、今僕を鑑定した?」

「え、何でわかったの!?」

「魔力の動きでまるわかり、かんの良い人のとかは魔力探知とか持ってなくてもばれるからそれを使う時は慎重にね」

…はい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、最近僕と実穂の口調が似てて文字だけだと解り辛いなーと思ってるライト スターダストです」

ディメン「じゃあ性格変えたら良いじゃん」

ライト「これ以外だと気を付けてないとすぐ解けるよ」

ディメン「最近いつものも解けやすくなってたみたいだが?」

ライト「それは原因を見つけたからオッケー、また今度対処するよ」

ディメン「ふーん…今回のステータスだぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV  1   1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT  12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7

スキル
・実力鑑定Lv 1
・物質鑑定Lv 1
・魔力察知

パッシブスキル
・異世界言語
・?高????
・気配察知 Lv 3

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高????
・助けられた者
・空を飛ばされし物


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「それにしても分裂進化って何なんだ」

ライト「IOA に調べて貰っておいた情報によるとスキルを分裂させ、スキルのコストを半分にし、さらに別のスキルのエネルギーを加えるて一気に二段階進化させる事って書いてあったよ」

ディメン「つまり一気に二回進化したって事だな」

ライト「そゆこと…今回はこの小説を読んでいただきありがとうございました」

ディメン「誤字脱字等があったらご報告の方をお願いするぜ」

ライト「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」


今回出てきた魔法(前に出てきてないとは言っていない)


接続コネクト

精神の上位魔法
相手と魔力波長を合わせることで自分の精神自体を相手の意識の中に潜り込ませる
使用中は元の体は一切動かせない
魔法は精神魔法しか使えなくなる
使用には相手の精神が限界間近まで基調をきたしているか、相手の同意が無いと使えない
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。

▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ...... どうしようΣ( ̄□ ̄;) とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!! R指定は念のためです。 マイペースに更新していきます。

前世の記憶さん。こんにちは。

満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。 周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。 主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。 恋愛は当分先に入れる予定です。 主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです! 小説になろう様にも掲載しています。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界に転生した俺は農業指導員だった知識と魔法を使い弱小貴族から気が付けば大陸1の農業王国を興していた。

黒ハット
ファンタジー
 前世では日本で農業指導員として暮らしていたが国際協力員として後進国で農業の指導をしている時に、反政府の武装組織に拳銃で撃たれて35歳で殺されたが、魔法のある異世界に転生し、15歳の時に記憶がよみがえり、前世の農業指導員の知識と魔法を使い弱小貴族から成りあがり、乱世の世を戦い抜き大陸1の農業王国を興す。

【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜

福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。 彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。 だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。 「お義姉さま!」           . . 「姉などと呼ばないでください、メリルさん」 しかし、今はまだ辛抱のとき。 セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。 ──これは、20年前の断罪劇の続き。 喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。 ※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。 旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』 ※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。 ※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

飯屋の娘は魔法を使いたくない?

秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。 魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。 それを見ていた貴族の青年が…。 異世界転生の話です。 のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。 ※ 表紙は星影さんの作品です。 ※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。

処理中です...