壱歩壱歩前へ進もう

雨澤 稼穀

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壱歩壱歩前へ進もう

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前へ前へと 進んでいたはずなのに...…
いつの間にやら 立ち止まったまんま
お尻に根っこをはやしてしまってたようだ
思案六方 幾ら考えてたって
なんにも 変わりゃしないって
分かってるんでしょ わたし
わたしが わたしを励まさなきゃ
だ~れも 見向きもしてくれないさ
いつまでたったって わたしはわたし
くやんでたって しょぼくれてたって
わたしの時間が 終わってしまうよ
壱足飛いっそくとびには いかないから
やりたいこと 思いきってやってみようよ
ぼちぼちね わたしの楽しいに追い付けば
いいんだから
よっこらしょっと と
さあ 立ち上がろう
わたしは わたしのまんま
わたしを 前へ出して
わたしを さらけ出して
ありのまんまの ちっちゃな
わたしのです
わたしのまんまで いいじゃないですか
わたしはわたし このひろ~い世界に
たったひとつの わたしなんだもん
じしんはないけど せめて胸をはって
歩んでゆこうかな
よっこらしょっと と
思い腰をあげて 長年張ってた
お尻の根っこ引き摺りながら
壱歩壱歩いっぽいっぽ
じしんはないけど せめて胸をはって
壱歩壱歩いっぽいっぽ前へ進もう
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