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クリスマス⑦
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ディナーは風間家お抱えのシェフたちが豪勢に作ってくれた。ケーキだけは僕が作ったものを食べて欲しかったため、シェフにお願いしてゆきには出さないでもらっているので、テーブルにはチキンやローストビーフ、サラダ、サンドイッチが並んでいる。そして全て綺麗に飾り付けられていて、ローストビーフはバラのようになっているものもあったり、サンドイッチももこもこと雲のようなパンで作られたりしている。
ゆきの隣でディナーに感激して入り口に立ち尽くしていた。
「何やってるんだ?早く席に着いたらいいだろう?」
後ろからおじさんの声がしてびっくりして振り返る。
「ふふ、カナがディナーに感動してるから邪魔したくないの」
ゆきがニコニコとおじさんに答える。
「なるほど。しかし冷めてしまうから席に着いて食事を始めよう」
おじさんがゆきとそっくりな笑顔で促してくれたので僕は返事をして席に着く。今日はゆきの母様であるおばさんも一緒だ。
女性におばさんは失礼なので昔から僕はマダムと呼んでいる。
4人で豪華なディナーを食べ終わる。
「実は我々からも要くんにプレゼントがある」
「えっ」
「持ってきてくれ」
声をかけられた竹宮さんが持ってきたのは2着のスーツだった。
「これから集まりの参加ももっと増えてスーツの替えなんかもあった方が良くなるだろう。きっと役立つはずだよ」
おじさんに誘われてスーツを間近で見ると仕立てがかなり丁寧で生地も良質、デザイン性もかなり高い。少し見えるタグには有名メーカーの名前が入っている。
「こんな立派な……」
「2人で選んだプレゼントだ。上手く使ってくれ」
「……ありがとうございます、おじさん、マダム……」
僕の手元には宝物がたくさんある。
ゆきの隣でディナーに感激して入り口に立ち尽くしていた。
「何やってるんだ?早く席に着いたらいいだろう?」
後ろからおじさんの声がしてびっくりして振り返る。
「ふふ、カナがディナーに感動してるから邪魔したくないの」
ゆきがニコニコとおじさんに答える。
「なるほど。しかし冷めてしまうから席に着いて食事を始めよう」
おじさんがゆきとそっくりな笑顔で促してくれたので僕は返事をして席に着く。今日はゆきの母様であるおばさんも一緒だ。
女性におばさんは失礼なので昔から僕はマダムと呼んでいる。
4人で豪華なディナーを食べ終わる。
「実は我々からも要くんにプレゼントがある」
「えっ」
「持ってきてくれ」
声をかけられた竹宮さんが持ってきたのは2着のスーツだった。
「これから集まりの参加ももっと増えてスーツの替えなんかもあった方が良くなるだろう。きっと役立つはずだよ」
おじさんに誘われてスーツを間近で見ると仕立てがかなり丁寧で生地も良質、デザイン性もかなり高い。少し見えるタグには有名メーカーの名前が入っている。
「こんな立派な……」
「2人で選んだプレゼントだ。上手く使ってくれ」
「……ありがとうございます、おじさん、マダム……」
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