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番外編:テーマパーク③
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開演すると、待っていた人々は一斉にパークのお目当ての場所へと急ぎ始める。
僕たちはあまり慣れておらず、楽しめるものを並んで楽しめばいいというスタンスなので、入口の端っこでもらったパンフレットを広げ始める。
「カナ、どこから回りたい?何乗りたい?」
「この3つは乗りたい!」
僕はジェットコースタは少し怖いと思っているので、スピードはあるが回転しなくて、落下の多くない人気アトラクションを2つと、ゆるゆると楽しめると有名な1つのアトラクションを指差す。
「了解!ちょっと待ってて」
ゆきは徐に何処かに電話をかけ始める。
「ありがとう。じゃ」
「??」
「カナの言ってたアトラクション、全部乗れるように手配してあるから心配しないで」
あらゆる手を尽くしたのだろう。それはおそらくズルいことだろう。でも僕は指摘しない。僕のために手配しようとするゆきが好きだから。
だから僕は知らないふりをして笑顔でお礼を言うのだ。
僕たちはあまり慣れておらず、楽しめるものを並んで楽しめばいいというスタンスなので、入口の端っこでもらったパンフレットを広げ始める。
「カナ、どこから回りたい?何乗りたい?」
「この3つは乗りたい!」
僕はジェットコースタは少し怖いと思っているので、スピードはあるが回転しなくて、落下の多くない人気アトラクションを2つと、ゆるゆると楽しめると有名な1つのアトラクションを指差す。
「了解!ちょっと待ってて」
ゆきは徐に何処かに電話をかけ始める。
「ありがとう。じゃ」
「??」
「カナの言ってたアトラクション、全部乗れるように手配してあるから心配しないで」
あらゆる手を尽くしたのだろう。それはおそらくズルいことだろう。でも僕は指摘しない。僕のために手配しようとするゆきが好きだから。
だから僕は知らないふりをして笑顔でお礼を言うのだ。
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