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記憶(風間幸久)②
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そんな中で俺を俺として見てくれる人がいた。
北條美鶴さんというとても綺麗な女性。僕と初めて会ったのは俺が生まれた頃だというから俺の方に記憶はない。
彼女は父さんといても父さんに興味があるようではなく、ただ良き幼馴染、と言った付き合いしかしない。俺に対してもそうで俺を可愛がってくれるが何かを望んでいる感じはしない。少なくともそれらがあったとしても上手く隠せる人だった。
北條といえば風間グループと同じくらい大きなグループの家柄だ。ただ北條グループは、後継は長男に決まっていて、そもそも風間グループと仲がよく、お互い娘や息子を通じて会社を大きくするというような魂胆はない。
俺に見返りを求めない、俺に媚を売ろうとしない美鶴さんが大好きだった。
北條美鶴さんというとても綺麗な女性。僕と初めて会ったのは俺が生まれた頃だというから俺の方に記憶はない。
彼女は父さんといても父さんに興味があるようではなく、ただ良き幼馴染、と言った付き合いしかしない。俺に対してもそうで俺を可愛がってくれるが何かを望んでいる感じはしない。少なくともそれらがあったとしても上手く隠せる人だった。
北條といえば風間グループと同じくらい大きなグループの家柄だ。ただ北條グループは、後継は長男に決まっていて、そもそも風間グループと仲がよく、お互い娘や息子を通じて会社を大きくするというような魂胆はない。
俺に見返りを求めない、俺に媚を売ろうとしない美鶴さんが大好きだった。
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