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水族館⑥
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順路の通りに回っているといつの間にかイルカショーの会場の近くまできたらしい。
「で、今11時45分だからさ、ちょうどいいと思うんだけど見て行く?それとも後にする?」
風間さんはそう言って僕に選択を委ねる。僕は距離、時間、そして風間さんが提案してくれたということを加味して見て行くことにする。
「よし!じゃあまず場所を取ろう!」
会場内を散策して僕達は少し後ろの方の席を取った。若干見えにくいが支障があるほどではない。会場は混んでいて、前の方はもうほとんど空いていない。最前列から三列ほど空いているが、誰も座りたがらないので何かありそうだ。
「ここ座っててくれる?俺ちょっと外すね」
ちょっとした心細さがあったが、お手洗いでも行くのだろうと思い見送る。風間さんを待つ間にも当然ながら会場の人は増えていき、ついには立ち見の人も出てきたようだった。
5分程して風間さんが戻ってくると、手にはホットドッグやドリンクの乗ったトレーを持っていた。
「お腹すいたでしょ?」
僕は確かにお腹が空いていたのでありがたくいただく。ホットドッグを食べ切るとちょうどいいタイミングでイルカショーが始まった。
軽快な飼育員さんのトークで始まって、イルカたちは次々と飼育員さんに支持された動きを決めて観客を楽しませる。
僕もその1人だった。
「で、今11時45分だからさ、ちょうどいいと思うんだけど見て行く?それとも後にする?」
風間さんはそう言って僕に選択を委ねる。僕は距離、時間、そして風間さんが提案してくれたということを加味して見て行くことにする。
「よし!じゃあまず場所を取ろう!」
会場内を散策して僕達は少し後ろの方の席を取った。若干見えにくいが支障があるほどではない。会場は混んでいて、前の方はもうほとんど空いていない。最前列から三列ほど空いているが、誰も座りたがらないので何かありそうだ。
「ここ座っててくれる?俺ちょっと外すね」
ちょっとした心細さがあったが、お手洗いでも行くのだろうと思い見送る。風間さんを待つ間にも当然ながら会場の人は増えていき、ついには立ち見の人も出てきたようだった。
5分程して風間さんが戻ってくると、手にはホットドッグやドリンクの乗ったトレーを持っていた。
「お腹すいたでしょ?」
僕は確かにお腹が空いていたのでありがたくいただく。ホットドッグを食べ切るとちょうどいいタイミングでイルカショーが始まった。
軽快な飼育員さんのトークで始まって、イルカたちは次々と飼育員さんに支持された動きを決めて観客を楽しませる。
僕もその1人だった。
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