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前任者(勇者)呼んでこいやっ!
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「ナナミ様。私は王国騎士団長のレイ・ブラッドベルグと申します」
「はぁ」
(反応しづらいこと、いきなり始めるのやめてくれる?)
「ご無事で何よりでした。この世界にお呼びして申し訳ない・・・この危機を救ってください」
(危機ってなんだ?一体どういうことだってばよ?)
某アニメのヒーローのセリフが口に出そうだった。
「あの、よくわかんないんですけど・・・ここはどこで、私のような人間は初めてじゃないってことでしょうか?」
(この対応から察するに、私のような人間が来るのを知っている素振りだ。いやむしろ歓迎、、ん?危機を救えってドユコト?)
レイ団長が私の隣に立ち、私の手をとった。
「はい。ナナミ様のようにニホンという異世界の人間が過去に召喚されました。そのものは勇者と呼ばれ、危機を救ってきたのです」
(うーんと、つまり、過去この世界に勇者的な人が召喚されてたってことだよね、なんだそれ、まるでラノベの世界じゃんか)
おもわずほっぺをつまんだ。
「痛いな、コレ夢じゃないのね」
(過去形ってことはもしかして帰っちゃったとか?)
「勇者が過去にいたってこと?」
私はおそるおそる聞いた。団長は頷いた。
(おいおいまじですか!帰れるの!?私!帰れるんですね!?これは大興奮だぞ!!!)
「あの、その勇者はどうなったんですか?」
「この世界を瘴気から救ってくださいました」
(勇者かっこいー!ん?まてよ瘴気てナンゾヤ)
私は心の中でガッツポーズを決めた。そして興奮気味に聞いた。
「で、でも、なんで私が呼ばれたんでしょうか?」
「その昔、召喚された異世界の者がこの世界の危機を救ったのです。それから異世界の者は勇者とされ、100年に一度、召喚されると言われています。」
(なるほどねぇ……って、そこまできいて嫌な予感しかない。)
「そして今がその100年目。節目の年には瘴気が濃くなり、災いをもたらすと……」
もうね、キャパオーバーで知恵熱でそうだよ。。。前任者呼んできてー、超呼んできて!
「はぁ」
(反応しづらいこと、いきなり始めるのやめてくれる?)
「ご無事で何よりでした。この世界にお呼びして申し訳ない・・・この危機を救ってください」
(危機ってなんだ?一体どういうことだってばよ?)
某アニメのヒーローのセリフが口に出そうだった。
「あの、よくわかんないんですけど・・・ここはどこで、私のような人間は初めてじゃないってことでしょうか?」
(この対応から察するに、私のような人間が来るのを知っている素振りだ。いやむしろ歓迎、、ん?危機を救えってドユコト?)
レイ団長が私の隣に立ち、私の手をとった。
「はい。ナナミ様のようにニホンという異世界の人間が過去に召喚されました。そのものは勇者と呼ばれ、危機を救ってきたのです」
(うーんと、つまり、過去この世界に勇者的な人が召喚されてたってことだよね、なんだそれ、まるでラノベの世界じゃんか)
おもわずほっぺをつまんだ。
「痛いな、コレ夢じゃないのね」
(過去形ってことはもしかして帰っちゃったとか?)
「勇者が過去にいたってこと?」
私はおそるおそる聞いた。団長は頷いた。
(おいおいまじですか!帰れるの!?私!帰れるんですね!?これは大興奮だぞ!!!)
「あの、その勇者はどうなったんですか?」
「この世界を瘴気から救ってくださいました」
(勇者かっこいー!ん?まてよ瘴気てナンゾヤ)
私は心の中でガッツポーズを決めた。そして興奮気味に聞いた。
「で、でも、なんで私が呼ばれたんでしょうか?」
「その昔、召喚された異世界の者がこの世界の危機を救ったのです。それから異世界の者は勇者とされ、100年に一度、召喚されると言われています。」
(なるほどねぇ……って、そこまできいて嫌な予感しかない。)
「そして今がその100年目。節目の年には瘴気が濃くなり、災いをもたらすと……」
もうね、キャパオーバーで知恵熱でそうだよ。。。前任者呼んできてー、超呼んできて!
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