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第二章 イケメンスローライフ?
55.三角関係 ※一部ニャンタ視点
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宣伝効果もあり、俺は肉屋で働くことになっていた。
「トモヤくん今日も可愛いね!」
「はい、冗談はいいので肉を買ってください」
「かぁー! その見た目で強気なのがさらにいいよ」
こんな感じでイケメンだが、どこか残念な親父が増えてきている。
最近では肉屋へ行く時にも声をかけられるようになってきた。
俺と肉屋という印象がついてきたのだろう。
実際は同時に売っている焼肉のタレしか、俺は関わっていない。
「親父うるさい」
「怪人め! トモヤくんまた明日来るねー」
そんなおっさんをリッパーが追い払って帰るっていうのが最近の日課だ。
やっとリッパーが話すようになり、俺は密かに感動している。
やればできる子なんだね。
肉を買いに来る人が増えて本当によかった。
「トモヤ、来てやったぞ!」
今日の担当はどうやらニャンタのようだ。
肉屋で働いているため、今は手が空いている冒険者に運ぶのをお願いしている。
「あっ、俺邪魔だよね」
ニャンタが来たっていうことは、リッパーと二人にしてあげた方が良いのかな?
「いや、お前はこのままいてもいいぞ」
いつも俺が逃げようとすると、ニャンタは俺を呼び止める。
二人で一緒にいるのが恥ずかしいのだろうか。
この前も色々誤解はあったが、二人が良い関係なのは否定していなかった。
やはりお互いにそういう関係なんだろう。
二人の惚気を間近で見せられるのも嫌だからな。
「じゃあ、少し席を外すね」
「おおおおい!」
ニャンタを無視してそのまま休憩に入ることにした。
休憩って言っても肉屋の近くにある店に行くだけだ。
「いらっしゃいいいいいマセ!」
いつもこの人に会いに行くと独特な挨拶をされる。
髪の毛もボサボサで眼鏡と白衣で研究者ぽい服装だが、わずかに白衣の奥から胸筋が主張している。
相変わらず変わっている人だよな。
そう、俺は調味料店に来ている。
前は髭も髪の毛も長かったがいつのまにかスッキリとしていた。
「今日もいつものを買いに来ました」
「ちゃちゃちゃちゃんと揃えておきました」
なぜかオドオドしている感じがなんとも言えない。
最近知った事実だが調味料店として利用していたこのお店だが、実は錬金術店だった。
看板も周りの人も錬金術店と言っているが、本人は調味料店と言っていた。
だから俺も調味料店と呼んでいる。
最近は前までなかった液体タイプの塩や砂糖も置くようになったから完璧に調味料店だな。
「いつもありがとうございます。少しの間ここに居てもいいかな? 二人の邪魔をしたら悪いだろうし」
俺は窓から見えるニャンタとリッパーを指さした。
二人ともチラッと見ているが、せっかくなら二人で会話を楽しんでもらいたい。
「あの……付き合ってる人はいるんですか?」
「ん? 付き合ってるのかな? たぶん好き同士だとは思うけどな」
あの二人から付き合っているとは、まだ聞いてはいない。
二人で会っていたり、仲良くしているところも見ていない。
報告もされていないため、まだそこまで関係は進んでいないのであろう。
だから、こうやってどこかに行って、二人の時間を作っている。
「そうなんですか」
調味料店の男はどこか寂しそうな表情をしていた。
ひょっとして、まさかの三角関係のパターンだろうか。
「恋愛は自由だからね? お兄さんもかっこいいから負けないように頑張ってね」
たしかに見た目はかっこいいんだよな。
普段はボサボサだが、ちゃんと身なりを整えたら、めちゃくちゃイケメンっていうパターンな気がする。
「かっこいいか……」
俺は顔を覗き込む。
「かっこいいから自信持ってね! 俺はお兄さんの顔好きだよ」
背中をポンッと叩く。
曖昧な励まし方だが、顔を褒められたら少しは元気になるはずだ。
「そそそ、そんなちかあああああ」
いつもこんな風に相手をすると焦っている姿を見せる。
だからここに来るのも楽しくなってしまう。
「おい、お前何してる」
突然、ニャンタとリッパーがお店に入ってきた。
いや、今入ってきたら完全に三角関係の修羅場になりそうだ。
そもそもリッパーはお店を放置してはダメだろう。
「何って顔がかっこいいと言って――」
俺が話していると、ニャンタは俺の手を引いた。
「俺には言ってくれないのにか?」
ああ、ニャンタのこの感じは拗ねてる時だな。
それにしてもなぜ拗ねているのだろうか。
さっき顔を覗き込んで、背中を……あっ、向こうから見てハグをしているように見えたのか?
「ニャンタもかっこいいよ? この耳は可愛いけどね」
ニャンタの耳を撫でると嬉しそうな顔をしていた。
これで気分も良くなるだろう。
いや、もう一人忘れていた。
ニャンタの背後から、ヤクザ顔がさらに閻魔のような顔になっているリッパーが立っている。
なぜ包丁を持ってそのまま来たのだろうか。
その顔で包丁を持ってこちらをみつめるのはやめて欲しい。
手も震えているから、殺人犯にしか見えなくなる。
「リッパー……さん?」
ニャンタを撫でたから、刺されるのではないかと内心ヒヤヒヤしている。
後ろからも視線を感じるため、調味料店の男はニャンタ狙いなのかも知れない。
完璧に俺はやらかしてしまった。
「もう撫でないのか?」
そんな気も知らずニャンタは俺に撫でるように催促してきた。
本当に何もわかっていないやつだな。
「ニャンタはまた今度な! それよりお客さんが来てるぞ! お兄さんまた買いに来るね!」
俺は捲し立てるようにいつもより3倍ぐらいのスピードで話して、調味料店から逃げていく。
早くしないと殺されてしまうからな。
♢
「お前のせいでトモヤが逃げただろう」
「俺は関係ない」
「というかお前もトモヤを狙っているのか?」
いつのまにかトモヤは人気者になっていた。
今、王都の下町ではトモヤの名前を知らない人がいないぐらい人気者だ。
「ああ、俺もトモヤのことは良いと思っている」
いつも知らないうちにライバルを増やしていく。
「ははは、やっと正体を出したな。錬金術師があんなにオドオドしているはずがないからな」
「あれぐらいやらないと、トモヤからは近づいてもらえないからな」
トモヤはこの腹黒錬金術師に会いに行くことが増えた。
俺が肉屋に来た時にはよく逃げるように、こいつに会いに行っているのを目にする。
「そもそもお前名前も知られていないだろ」
「うっ……まぁ、少しずつ関係を深めていくさ」
こんな腹黒錬金術師にトモヤを渡すつもりは一切ない。
今の感じだとトモヤに好かれているのは俺が一番だしな。
「俺は帰る」
一緒にリッパーを連れて戻ろうとしたら、あいつはすでにいなかった。
トモヤが居なくなると、他には全く興味がないのだろう。
腹黒錬金術師とハグしているところを見て、そのまま包丁を持って駆け出した時は頼りになると思った。
実際、俺を刺してこなければ問題ない。
「じゃあな」
錬金術師に興味はないため、錬金術店を後にした。
それにしてもトモヤの接客姿は可愛かったな。
「トモヤくん今日も可愛いね!」
「はい、冗談はいいので肉を買ってください」
「かぁー! その見た目で強気なのがさらにいいよ」
こんな感じでイケメンだが、どこか残念な親父が増えてきている。
最近では肉屋へ行く時にも声をかけられるようになってきた。
俺と肉屋という印象がついてきたのだろう。
実際は同時に売っている焼肉のタレしか、俺は関わっていない。
「親父うるさい」
「怪人め! トモヤくんまた明日来るねー」
そんなおっさんをリッパーが追い払って帰るっていうのが最近の日課だ。
やっとリッパーが話すようになり、俺は密かに感動している。
やればできる子なんだね。
肉を買いに来る人が増えて本当によかった。
「トモヤ、来てやったぞ!」
今日の担当はどうやらニャンタのようだ。
肉屋で働いているため、今は手が空いている冒険者に運ぶのをお願いしている。
「あっ、俺邪魔だよね」
ニャンタが来たっていうことは、リッパーと二人にしてあげた方が良いのかな?
「いや、お前はこのままいてもいいぞ」
いつも俺が逃げようとすると、ニャンタは俺を呼び止める。
二人で一緒にいるのが恥ずかしいのだろうか。
この前も色々誤解はあったが、二人が良い関係なのは否定していなかった。
やはりお互いにそういう関係なんだろう。
二人の惚気を間近で見せられるのも嫌だからな。
「じゃあ、少し席を外すね」
「おおおおい!」
ニャンタを無視してそのまま休憩に入ることにした。
休憩って言っても肉屋の近くにある店に行くだけだ。
「いらっしゃいいいいいマセ!」
いつもこの人に会いに行くと独特な挨拶をされる。
髪の毛もボサボサで眼鏡と白衣で研究者ぽい服装だが、わずかに白衣の奥から胸筋が主張している。
相変わらず変わっている人だよな。
そう、俺は調味料店に来ている。
前は髭も髪の毛も長かったがいつのまにかスッキリとしていた。
「今日もいつものを買いに来ました」
「ちゃちゃちゃちゃんと揃えておきました」
なぜかオドオドしている感じがなんとも言えない。
最近知った事実だが調味料店として利用していたこのお店だが、実は錬金術店だった。
看板も周りの人も錬金術店と言っているが、本人は調味料店と言っていた。
だから俺も調味料店と呼んでいる。
最近は前までなかった液体タイプの塩や砂糖も置くようになったから完璧に調味料店だな。
「いつもありがとうございます。少しの間ここに居てもいいかな? 二人の邪魔をしたら悪いだろうし」
俺は窓から見えるニャンタとリッパーを指さした。
二人ともチラッと見ているが、せっかくなら二人で会話を楽しんでもらいたい。
「あの……付き合ってる人はいるんですか?」
「ん? 付き合ってるのかな? たぶん好き同士だとは思うけどな」
あの二人から付き合っているとは、まだ聞いてはいない。
二人で会っていたり、仲良くしているところも見ていない。
報告もされていないため、まだそこまで関係は進んでいないのであろう。
だから、こうやってどこかに行って、二人の時間を作っている。
「そうなんですか」
調味料店の男はどこか寂しそうな表情をしていた。
ひょっとして、まさかの三角関係のパターンだろうか。
「恋愛は自由だからね? お兄さんもかっこいいから負けないように頑張ってね」
たしかに見た目はかっこいいんだよな。
普段はボサボサだが、ちゃんと身なりを整えたら、めちゃくちゃイケメンっていうパターンな気がする。
「かっこいいか……」
俺は顔を覗き込む。
「かっこいいから自信持ってね! 俺はお兄さんの顔好きだよ」
背中をポンッと叩く。
曖昧な励まし方だが、顔を褒められたら少しは元気になるはずだ。
「そそそ、そんなちかあああああ」
いつもこんな風に相手をすると焦っている姿を見せる。
だからここに来るのも楽しくなってしまう。
「おい、お前何してる」
突然、ニャンタとリッパーがお店に入ってきた。
いや、今入ってきたら完全に三角関係の修羅場になりそうだ。
そもそもリッパーはお店を放置してはダメだろう。
「何って顔がかっこいいと言って――」
俺が話していると、ニャンタは俺の手を引いた。
「俺には言ってくれないのにか?」
ああ、ニャンタのこの感じは拗ねてる時だな。
それにしてもなぜ拗ねているのだろうか。
さっき顔を覗き込んで、背中を……あっ、向こうから見てハグをしているように見えたのか?
「ニャンタもかっこいいよ? この耳は可愛いけどね」
ニャンタの耳を撫でると嬉しそうな顔をしていた。
これで気分も良くなるだろう。
いや、もう一人忘れていた。
ニャンタの背後から、ヤクザ顔がさらに閻魔のような顔になっているリッパーが立っている。
なぜ包丁を持ってそのまま来たのだろうか。
その顔で包丁を持ってこちらをみつめるのはやめて欲しい。
手も震えているから、殺人犯にしか見えなくなる。
「リッパー……さん?」
ニャンタを撫でたから、刺されるのではないかと内心ヒヤヒヤしている。
後ろからも視線を感じるため、調味料店の男はニャンタ狙いなのかも知れない。
完璧に俺はやらかしてしまった。
「もう撫でないのか?」
そんな気も知らずニャンタは俺に撫でるように催促してきた。
本当に何もわかっていないやつだな。
「ニャンタはまた今度な! それよりお客さんが来てるぞ! お兄さんまた買いに来るね!」
俺は捲し立てるようにいつもより3倍ぐらいのスピードで話して、調味料店から逃げていく。
早くしないと殺されてしまうからな。
♢
「お前のせいでトモヤが逃げただろう」
「俺は関係ない」
「というかお前もトモヤを狙っているのか?」
いつのまにかトモヤは人気者になっていた。
今、王都の下町ではトモヤの名前を知らない人がいないぐらい人気者だ。
「ああ、俺もトモヤのことは良いと思っている」
いつも知らないうちにライバルを増やしていく。
「ははは、やっと正体を出したな。錬金術師があんなにオドオドしているはずがないからな」
「あれぐらいやらないと、トモヤからは近づいてもらえないからな」
トモヤはこの腹黒錬金術師に会いに行くことが増えた。
俺が肉屋に来た時にはよく逃げるように、こいつに会いに行っているのを目にする。
「そもそもお前名前も知られていないだろ」
「うっ……まぁ、少しずつ関係を深めていくさ」
こんな腹黒錬金術師にトモヤを渡すつもりは一切ない。
今の感じだとトモヤに好かれているのは俺が一番だしな。
「俺は帰る」
一緒にリッパーを連れて戻ろうとしたら、あいつはすでにいなかった。
トモヤが居なくなると、他には全く興味がないのだろう。
腹黒錬金術師とハグしているところを見て、そのまま包丁を持って駆け出した時は頼りになると思った。
実際、俺を刺してこなければ問題ない。
「じゃあな」
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