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第四章
147.NPC、友達として協力する
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「いやー、洞窟が広くなってよかったな?」
静まり返る洞窟。
大きく削られた洞窟は広くなっており、風の通りもさっきよりは良くなっている。
換気がしっかりできる住宅の方が良いと聞いたことがあるから、ちょうど良いだろう。
この洞窟ってどこか湿っぽいしね。
「あのー」
「やっぱりボスだ……」
「オレ様よりボスに相応しい……」
反応がないとまたやらかしたと感じてしまう。
だが、これは思った反応とかなーり違う。
鬼と狼男は目の前で片膝立ちをして、頭を下げている。
どこかヤミィー金庫の奴らと似たようなものを感じる。
あいつらも俺のことをボスって呼ぶからかな。
そんなにボスという名前がしっくりくるのだろうか。
「人の家でうるさくするやつはどこのどいつ……マブダチ!?」
あまりにも音がうるさくて俺達が来たことに気づいたのだろう。
奥の部屋からセーラー服を着た少年が――。
「なぜナース服を着ているんだ?」
この間はミニスカートのセーラー服を着て、鞭を持っていた。
だが、今回は看護師のようなナース服を着ている。
病院に入院する期間が長くて見慣れた服装だが、この世界にもあるとは思いもしなかった。
だが、女性ものを着るのは本人の趣味だろうか。
それに鞭は相変わらず持っているようだ。
「これだと人間が来てくれるって聞いたからさ」
誰かが少年に変な情報を与えているのだろう。
しかも、確実にいやらしい目で看護師を見ているに違いない。
「看護師……保育士もあるならあってもおかしくないか」
一番お世話になった職業でもあり、体験できるならしてみたい。
看護してもらった立場として、活かせられるものも多そうだからな。
「なのに魔物しか来ないのは何でかな?」
「ん? 魔物しか来ない?」
「「それはボスが――」」
俺は鬼と狼男が話す前に口を塞いだ。
「世の中には知らない方がいいこともあるからな?」
自分が魔物を呼んで、友達が必死に戦っていたって知ると俺でも辛くなる。
そんな思いを俺より年下の少年に思わせたくない。
小さな声で囁くと、頭が飛んでいきそうな勢いで鬼と狼男は頷いていた。
さすがずっと友達を守り続けて戦うほど、友達思いだな。
すぐに俺の意図に気づいたようだ。
あとは右手にある笛を返してもらわないといけない。
「その手に持っている笛を返してもらってもいいかな?」
「嫌だ! これはマブダチの証でしょ?」
大事そうに笛を握られると、俺もそれ以上は言いにくい。
だが、そのまま笛を持っているとずっと魔物が洞窟の中に入ってきてしまう。
「マブダチの証なら他にも――」
「これをもらってからたくさんの魔物が遊びに来てくれたんだ……」
洞窟の静けさが少年の雰囲気と重なり合い、どこか寂しげな雰囲気をさらに醸し出している。
俺もずっと入退院を繰り返している時、病室で誰かが遊びに来るのを待っていた。
それでも来てくれたのは妹だけだった。
学校が終わった後に妹は友達と遊ばずに、すぐに家に帰って自転車で病院に来てくれた。
毎日短い時間でも顔を出してくれたのが、どれだけ嬉しかったのか今でも覚えている。
体が動かなくなり、何も感じなくても妹が近くにいると思ったら心細さはなかった。
両親は仕事で忙しかったから、毎日一緒にいられるわけじゃないからね。
長い期間入院するようになったら、それも自然と慣れた。
全てが妹のおかげだろう。
ただ、目の前にいる少年はその時の俺と同じぐらいの少年だ。
セーラー服やナース服を着た変わり者だが、幼いことには変わりない。
それに俺のことをマブダチと言うぐらいだからな。
「わかった。これから遊びに来るから、その笛を吹くのはやめようか」
「うん!」
これからはたまに顔を出すことにしよう。
それに別に笛を吹かなければ、持っていても問題はない。
「あっ、でも魔物が来ないと経験値も少ないし、報酬の装備も作れないよね……」
「装備が作れない……?」
少年の言葉に俺の目はキラリと光る。
「倒した魔物は自動的に素材庫に保管されるからね」
少年は俺の手を引くと、近くの部屋に案内していく。
「これとか……これとか……」
部屋の奥から武器や防具に使う魔物の素材をいくつか引っ張り出していく。
「全てが綺麗に管理されているし、そのまま素材として使えそうだな」
解体師スキルを持っている俺の目から見ても、解体に慣れた解体師が行ったようにしか見えない。
皮や甲羅、爪と素材の種類も様々だ。
「これを使って装備を作るんだけど、まだレベルが低いから工房部屋がないの」
どうやら少年はこの洞窟を管理する職業に就いているらしい。
経験値を稼ぐことで、工房部屋というものが使えるようになる。
一瞬、弟子入りも視野に入れたが、職業の影響で彼は外に出ることもできずに、この洞窟で誰かが来るのを待っていた。
それを考えると色々なことをやりたい俺には合わない職業だ。
「その工房部屋って俺にも使えたりするか?」
「たぶん大丈夫だと……」
俺は少年の手を握ると優しく微笑む。
魔物を倒して工房が使えるようになるなら、町で工房を借りなくてもキシャの装備が作れる。
むしろ、素材もこれだけあれば方法はこれしかないだろう。
「よし、今すぐ笛を吹くぞ!」
「ちょ……もう戦えないぞ!」
「オレ様も疲れて動けない」
疲れて座っている鬼と狼男はすぐに立ち上がり止めようとする。
だが、笛を少年の口に咥えさせると俺と目が合う。
「マブダチの頼みは断れないもんね」
大きく息を吸って笛を吹く。
――ピヨーン! ピヨピヨピヨピヨピヨピヨオオオォォォ!
大きく鳴り響く鳥の鳴き声が洞窟を突き抜け、外に音が飛んでいく。
きっと遠くにいる魔物にも聞こえているだろう。
すぐに魔物が近づいてくる足音が聞こえてきた。
自ら装備の素材と工房のために、近づいてくるとはバカなやつらだな。
「よし、お前達! 魔物を狩り尽くすぞ!」
「ちゅくすぞー!」
俺とヴァイルは魔物退治に向かった。
「やっぱり鬼畜ボスだな……」
「オレ様付いていけないぞ……」
「ほら、お前達も行ってこい!」
「「はーい……」」
後方から鞭がしなる音が聞こえてくると、鬼と狼男も急いで走ってきた。
静まり返る洞窟。
大きく削られた洞窟は広くなっており、風の通りもさっきよりは良くなっている。
換気がしっかりできる住宅の方が良いと聞いたことがあるから、ちょうど良いだろう。
この洞窟ってどこか湿っぽいしね。
「あのー」
「やっぱりボスだ……」
「オレ様よりボスに相応しい……」
反応がないとまたやらかしたと感じてしまう。
だが、これは思った反応とかなーり違う。
鬼と狼男は目の前で片膝立ちをして、頭を下げている。
どこかヤミィー金庫の奴らと似たようなものを感じる。
あいつらも俺のことをボスって呼ぶからかな。
そんなにボスという名前がしっくりくるのだろうか。
「人の家でうるさくするやつはどこのどいつ……マブダチ!?」
あまりにも音がうるさくて俺達が来たことに気づいたのだろう。
奥の部屋からセーラー服を着た少年が――。
「なぜナース服を着ているんだ?」
この間はミニスカートのセーラー服を着て、鞭を持っていた。
だが、今回は看護師のようなナース服を着ている。
病院に入院する期間が長くて見慣れた服装だが、この世界にもあるとは思いもしなかった。
だが、女性ものを着るのは本人の趣味だろうか。
それに鞭は相変わらず持っているようだ。
「これだと人間が来てくれるって聞いたからさ」
誰かが少年に変な情報を与えているのだろう。
しかも、確実にいやらしい目で看護師を見ているに違いない。
「看護師……保育士もあるならあってもおかしくないか」
一番お世話になった職業でもあり、体験できるならしてみたい。
看護してもらった立場として、活かせられるものも多そうだからな。
「なのに魔物しか来ないのは何でかな?」
「ん? 魔物しか来ない?」
「「それはボスが――」」
俺は鬼と狼男が話す前に口を塞いだ。
「世の中には知らない方がいいこともあるからな?」
自分が魔物を呼んで、友達が必死に戦っていたって知ると俺でも辛くなる。
そんな思いを俺より年下の少年に思わせたくない。
小さな声で囁くと、頭が飛んでいきそうな勢いで鬼と狼男は頷いていた。
さすがずっと友達を守り続けて戦うほど、友達思いだな。
すぐに俺の意図に気づいたようだ。
あとは右手にある笛を返してもらわないといけない。
「その手に持っている笛を返してもらってもいいかな?」
「嫌だ! これはマブダチの証でしょ?」
大事そうに笛を握られると、俺もそれ以上は言いにくい。
だが、そのまま笛を持っているとずっと魔物が洞窟の中に入ってきてしまう。
「マブダチの証なら他にも――」
「これをもらってからたくさんの魔物が遊びに来てくれたんだ……」
洞窟の静けさが少年の雰囲気と重なり合い、どこか寂しげな雰囲気をさらに醸し出している。
俺もずっと入退院を繰り返している時、病室で誰かが遊びに来るのを待っていた。
それでも来てくれたのは妹だけだった。
学校が終わった後に妹は友達と遊ばずに、すぐに家に帰って自転車で病院に来てくれた。
毎日短い時間でも顔を出してくれたのが、どれだけ嬉しかったのか今でも覚えている。
体が動かなくなり、何も感じなくても妹が近くにいると思ったら心細さはなかった。
両親は仕事で忙しかったから、毎日一緒にいられるわけじゃないからね。
長い期間入院するようになったら、それも自然と慣れた。
全てが妹のおかげだろう。
ただ、目の前にいる少年はその時の俺と同じぐらいの少年だ。
セーラー服やナース服を着た変わり者だが、幼いことには変わりない。
それに俺のことをマブダチと言うぐらいだからな。
「わかった。これから遊びに来るから、その笛を吹くのはやめようか」
「うん!」
これからはたまに顔を出すことにしよう。
それに別に笛を吹かなければ、持っていても問題はない。
「あっ、でも魔物が来ないと経験値も少ないし、報酬の装備も作れないよね……」
「装備が作れない……?」
少年の言葉に俺の目はキラリと光る。
「倒した魔物は自動的に素材庫に保管されるからね」
少年は俺の手を引くと、近くの部屋に案内していく。
「これとか……これとか……」
部屋の奥から武器や防具に使う魔物の素材をいくつか引っ張り出していく。
「全てが綺麗に管理されているし、そのまま素材として使えそうだな」
解体師スキルを持っている俺の目から見ても、解体に慣れた解体師が行ったようにしか見えない。
皮や甲羅、爪と素材の種類も様々だ。
「これを使って装備を作るんだけど、まだレベルが低いから工房部屋がないの」
どうやら少年はこの洞窟を管理する職業に就いているらしい。
経験値を稼ぐことで、工房部屋というものが使えるようになる。
一瞬、弟子入りも視野に入れたが、職業の影響で彼は外に出ることもできずに、この洞窟で誰かが来るのを待っていた。
それを考えると色々なことをやりたい俺には合わない職業だ。
「その工房部屋って俺にも使えたりするか?」
「たぶん大丈夫だと……」
俺は少年の手を握ると優しく微笑む。
魔物を倒して工房が使えるようになるなら、町で工房を借りなくてもキシャの装備が作れる。
むしろ、素材もこれだけあれば方法はこれしかないだろう。
「よし、今すぐ笛を吹くぞ!」
「ちょ……もう戦えないぞ!」
「オレ様も疲れて動けない」
疲れて座っている鬼と狼男はすぐに立ち上がり止めようとする。
だが、笛を少年の口に咥えさせると俺と目が合う。
「マブダチの頼みは断れないもんね」
大きく息を吸って笛を吹く。
――ピヨーン! ピヨピヨピヨピヨピヨピヨオオオォォォ!
大きく鳴り響く鳥の鳴き声が洞窟を突き抜け、外に音が飛んでいく。
きっと遠くにいる魔物にも聞こえているだろう。
すぐに魔物が近づいてくる足音が聞こえてきた。
自ら装備の素材と工房のために、近づいてくるとはバカなやつらだな。
「よし、お前達! 魔物を狩り尽くすぞ!」
「ちゅくすぞー!」
俺とヴァイルは魔物退治に向かった。
「やっぱり鬼畜ボスだな……」
「オレ様付いていけないぞ……」
「ほら、お前達も行ってこい!」
「「はーい……」」
後方から鞭がしなる音が聞こえてくると、鬼と狼男も急いで走ってきた。
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