44 / 151
第二章 精霊イベント
44.NPC、親友との別れ
しおりを挟むギチギチと締め上げているとルノさんにスポッと奪われてしまった。
「イジメは駄目だよシーナ、こんなに可愛いのに可哀想じゃないか」
助けられて嬉しそうにルノさんの手の上で跳ねている。
「可愛くないっ!!どうしてルノさんがそれを持っているんですか!!」
ルノさんの手の上に乗っかっている物、それはレイニート様に渡したはずの俺の人形だ。
特に何の効果もなかったから渡したのになんで喋ってんだよ!!しかも……しかも……こっ恥ずかしい!!
「レイニート様がくれたんだ。シーナが神に連れて行かれた時、この子がずっと俺を抑えてくれてたから」
レイニート様が抑えてくれていたと思ってレイニート様凄いと見直していたのに違ったのか。しかしレイニート様に渡した時も喋りも動きもしなかったのに……。
「シーナがドラゴンステーキを幸せそうに食べていたからこの子も食べるかと思ったけど……食事はしないみたいだな」
所詮人形ですからね。
『ルノさんの気持ちだけでお腹いっぱい、満たされます!!』
ルノさんの手から人形を奪い取ると収納鞄に収納した。永遠に肥やしとして生きていろ。
勝手に奪って怒られるかと思ったけどルノさんの態度は変わらない。
「可愛がってあげてくれ」
自分の人形を可愛がる趣味は無いので受け流したけど……ルノさんは可愛がってくれていたわけではないんだな。
十分堪能したドラゴンステーキを収納袋へしまい、コンロや食器を布巾で拭いて片付けた。
「お腹も膨れたし、もう寝ますか?」
「そうだね。今日はいっぱい叫んで疲れただろう?ゆっくり休もう」
テントを取り出して組み立てる。
お手製にしたおかげで寝心地は上がったし、隠密効果もついてテントの中にいると魔物から気付かれないので見張りも必要なく、ゆっくり休める様になった。
「1番の目的は達成できたから……次は……」
「1度詰所に戻りませんか?隊長や皆にもドラゴンステーキ食べてもらいたい……あ!!でも狩ったのはルノさんだから、ルノさんが駄目って言うなら、いいんですけど」
1番の理由はベッドが恋しい、だけど。
ーーーーーー
それから数日かけて全ての魔物をルノさんが瞬殺してイージーモードで詰所に戻り、懐かしの我が家よと詰所の入り口を潜った俺達を待っていたのは……。
「あ?もう帰って来たのかよ。早過ぎだろ……もっとゆっくりしてくりゃいいものを……」
という隊長の歓迎ムード皆無の言葉とどこかよそよそしい隊員達の態度と……家財道具が全て無くなったルノさんの部屋だった。
俺達の居場所が……無くなっていた。
からっぽの部屋を見て愕然とする俺に困った様に隊長は頭を掻きながら俺の肩を叩いた。
「あのな「どういう事ですか!?ルノさんは除隊扱いにはならないって言ってたじゃないですか!!」
「待て、待てっ!!説明するから泣くな!!」
ここは俺の居場所で皆も俺を受け入れてくれているんだと思ってた。皆大好きな家族だと思ってたのに……。
「神様の家まで押し掛けて俺を引き止めてくれたのにいきなり追い出すとか酷い!!邪魔なら邪魔だってはっきり言ってくれたら良かったんだ!!皆がドラゴン肉を食べる姿を想像して楽しみにしながら帰ってきたのに……」
隊長の胸を何度も叩くけど俺の手が痛いだけで隊長には何も伝わらないだろう。
「落ち着きたまえ。君はもう少し自分がどれだけ危険な存在か認識した方が良い」
後ろから脇の下に手を入れられて、体を持ち上げられた。
「レイニート様?」
「ルノルトスも、二人で旅をして多少の絆でも繋げてくるかと思ったが何も成長はして来なかった様だな」
レイニート様は俺の剣を抜いてルノさんに突き付けていた。
「シーナ君、君は言っても聞かないだろうから、君達が居ない間に勝手に事を進めさせて貰っていた。君の家を用意していたんだ……まさかこんなに早く帰ってくるとは思わなかったからまだ準備段階だがな」
「家なんて……俺の家はここだし、俺の為にルノさんまで……」
「そう言うと思ったから勝手に進めた。ルノルトスもついてきたまえ、君達の家に案内しよう」
そう言うと、反論は許さないという表情のまま、俺を小脇に抱えてレイニート様は詰所を後にした。
俺のせいでルノさんが……そこを自覚した行動をするか、ルノさんの心に余裕が持てる関係を築け等、チクチクと説教を受けながら北区を抜け……中央区を抜けて、西区へ入る。
「シーナ君……神のお告げにより隊員達は自分の道を歩き出そうとしている。警備隊を除隊する者……新たに派遣されてくる者……君にとって居心地の良かっただろう詰所がこの先も続くかは分からない……君の為にも皆の為にも、いつでも歩き出せる新たな道を用意しておくべきだとは思わないか」
畑の中にポツンと建った一軒家。
この街のどの建物とも違う、だけど俺にはどこか懐かしい感じのする雰囲気の木造建築。
「レイニート様……この家は……」
「どんな家にするか考えていた時、神託が下った……全く、石なら魔法で一瞬だったのに、神に愛されている者は厄介だ」
引き戸を開けたレイニート様に連れられて中に入る。
田舎の……随分古風な家だが日本家屋はやはり馴染みやすい。
「キッチンの設備辺りが神託で告げられた物の再現が難しくて上手くいってないんだが、もう住むには問題無い」
靴のまま上がろうとしたレイニート様を慌てて止めた。
「靴を脱ぐのか。やはりこの家はシーナ君の為だけに神が告げてきたものなんだな」
レイニート様に床の上に降ろされ、玄関で靴を脱いで室内に上がるとレイニート様とルノさんも同じ様に靴を脱いだ。
側にあった障子を開けると畳っぽい床の部屋だ。
微妙に畳とは違うけど、ここまで再現してくれたんだ。
「レイニート様、ありがとうございます」
「お礼を言うなら皆にもな。皆で知恵を出し合って作ったんだ……ルノルトス、お前もだ。皆お前の事も思い計画したんだ」
レイニート様の言葉にルノさんは深く頭を下げた。
「俺……勝手に追い出されたと思って隊長責めた……」
「あれぐらいで怒る人ではないよ。隊長にとっては子どもにぐずられたぐらいにしか思ってないだろう」
俺が気にしないように気遣ってくれているんだろうけど、相変わらず一言余計だ。
ルノさんにあの人形を渡した事は俺の胸の中にしまって置く事にした。
「今頃まだ、誰が詰所の留守番をするか揉めている頃だろう。騒がしくなる前に家の中を二人で見ておくが良い」
俺とルノさんを残してレイニート様は家を出て行った。
残された俺とルノさん。
何も喋らないルノさんを見上げた。
「なんかいろいろ話が急に進んじゃってて……ルノさんは良かったんですか?」
「俺はシーナと一緒にいられるなら、どこでだって……いや……シーナとこの場所で新しい生活を初められるなんて幸せだよ。ここは俺にとって大切な場所だから……」
本当に嬉しそうな、少し潤んだ瞳のルノさんに俺も笑顔を返した。
ルノさんにとって大切な場所、それは……。
「シーナと出会えた大切な場所だ」
そう……俺が熊に齧られた場所ですね。
俺にとっては呪いの地だけど……こんな笑顔を向けられたら笑うしかないよね。
ここからまた、俺の新たな生活が始まる。
宝物の様に抱き締められ、近付いた頬にそっと唇で触れた。
よろしくお願いしますと、ありったけの想いを込めて……。
「イジメは駄目だよシーナ、こんなに可愛いのに可哀想じゃないか」
助けられて嬉しそうにルノさんの手の上で跳ねている。
「可愛くないっ!!どうしてルノさんがそれを持っているんですか!!」
ルノさんの手の上に乗っかっている物、それはレイニート様に渡したはずの俺の人形だ。
特に何の効果もなかったから渡したのになんで喋ってんだよ!!しかも……しかも……こっ恥ずかしい!!
「レイニート様がくれたんだ。シーナが神に連れて行かれた時、この子がずっと俺を抑えてくれてたから」
レイニート様が抑えてくれていたと思ってレイニート様凄いと見直していたのに違ったのか。しかしレイニート様に渡した時も喋りも動きもしなかったのに……。
「シーナがドラゴンステーキを幸せそうに食べていたからこの子も食べるかと思ったけど……食事はしないみたいだな」
所詮人形ですからね。
『ルノさんの気持ちだけでお腹いっぱい、満たされます!!』
ルノさんの手から人形を奪い取ると収納鞄に収納した。永遠に肥やしとして生きていろ。
勝手に奪って怒られるかと思ったけどルノさんの態度は変わらない。
「可愛がってあげてくれ」
自分の人形を可愛がる趣味は無いので受け流したけど……ルノさんは可愛がってくれていたわけではないんだな。
十分堪能したドラゴンステーキを収納袋へしまい、コンロや食器を布巾で拭いて片付けた。
「お腹も膨れたし、もう寝ますか?」
「そうだね。今日はいっぱい叫んで疲れただろう?ゆっくり休もう」
テントを取り出して組み立てる。
お手製にしたおかげで寝心地は上がったし、隠密効果もついてテントの中にいると魔物から気付かれないので見張りも必要なく、ゆっくり休める様になった。
「1番の目的は達成できたから……次は……」
「1度詰所に戻りませんか?隊長や皆にもドラゴンステーキ食べてもらいたい……あ!!でも狩ったのはルノさんだから、ルノさんが駄目って言うなら、いいんですけど」
1番の理由はベッドが恋しい、だけど。
ーーーーーー
それから数日かけて全ての魔物をルノさんが瞬殺してイージーモードで詰所に戻り、懐かしの我が家よと詰所の入り口を潜った俺達を待っていたのは……。
「あ?もう帰って来たのかよ。早過ぎだろ……もっとゆっくりしてくりゃいいものを……」
という隊長の歓迎ムード皆無の言葉とどこかよそよそしい隊員達の態度と……家財道具が全て無くなったルノさんの部屋だった。
俺達の居場所が……無くなっていた。
からっぽの部屋を見て愕然とする俺に困った様に隊長は頭を掻きながら俺の肩を叩いた。
「あのな「どういう事ですか!?ルノさんは除隊扱いにはならないって言ってたじゃないですか!!」
「待て、待てっ!!説明するから泣くな!!」
ここは俺の居場所で皆も俺を受け入れてくれているんだと思ってた。皆大好きな家族だと思ってたのに……。
「神様の家まで押し掛けて俺を引き止めてくれたのにいきなり追い出すとか酷い!!邪魔なら邪魔だってはっきり言ってくれたら良かったんだ!!皆がドラゴン肉を食べる姿を想像して楽しみにしながら帰ってきたのに……」
隊長の胸を何度も叩くけど俺の手が痛いだけで隊長には何も伝わらないだろう。
「落ち着きたまえ。君はもう少し自分がどれだけ危険な存在か認識した方が良い」
後ろから脇の下に手を入れられて、体を持ち上げられた。
「レイニート様?」
「ルノルトスも、二人で旅をして多少の絆でも繋げてくるかと思ったが何も成長はして来なかった様だな」
レイニート様は俺の剣を抜いてルノさんに突き付けていた。
「シーナ君、君は言っても聞かないだろうから、君達が居ない間に勝手に事を進めさせて貰っていた。君の家を用意していたんだ……まさかこんなに早く帰ってくるとは思わなかったからまだ準備段階だがな」
「家なんて……俺の家はここだし、俺の為にルノさんまで……」
「そう言うと思ったから勝手に進めた。ルノルトスもついてきたまえ、君達の家に案内しよう」
そう言うと、反論は許さないという表情のまま、俺を小脇に抱えてレイニート様は詰所を後にした。
俺のせいでルノさんが……そこを自覚した行動をするか、ルノさんの心に余裕が持てる関係を築け等、チクチクと説教を受けながら北区を抜け……中央区を抜けて、西区へ入る。
「シーナ君……神のお告げにより隊員達は自分の道を歩き出そうとしている。警備隊を除隊する者……新たに派遣されてくる者……君にとって居心地の良かっただろう詰所がこの先も続くかは分からない……君の為にも皆の為にも、いつでも歩き出せる新たな道を用意しておくべきだとは思わないか」
畑の中にポツンと建った一軒家。
この街のどの建物とも違う、だけど俺にはどこか懐かしい感じのする雰囲気の木造建築。
「レイニート様……この家は……」
「どんな家にするか考えていた時、神託が下った……全く、石なら魔法で一瞬だったのに、神に愛されている者は厄介だ」
引き戸を開けたレイニート様に連れられて中に入る。
田舎の……随分古風な家だが日本家屋はやはり馴染みやすい。
「キッチンの設備辺りが神託で告げられた物の再現が難しくて上手くいってないんだが、もう住むには問題無い」
靴のまま上がろうとしたレイニート様を慌てて止めた。
「靴を脱ぐのか。やはりこの家はシーナ君の為だけに神が告げてきたものなんだな」
レイニート様に床の上に降ろされ、玄関で靴を脱いで室内に上がるとレイニート様とルノさんも同じ様に靴を脱いだ。
側にあった障子を開けると畳っぽい床の部屋だ。
微妙に畳とは違うけど、ここまで再現してくれたんだ。
「レイニート様、ありがとうございます」
「お礼を言うなら皆にもな。皆で知恵を出し合って作ったんだ……ルノルトス、お前もだ。皆お前の事も思い計画したんだ」
レイニート様の言葉にルノさんは深く頭を下げた。
「俺……勝手に追い出されたと思って隊長責めた……」
「あれぐらいで怒る人ではないよ。隊長にとっては子どもにぐずられたぐらいにしか思ってないだろう」
俺が気にしないように気遣ってくれているんだろうけど、相変わらず一言余計だ。
ルノさんにあの人形を渡した事は俺の胸の中にしまって置く事にした。
「今頃まだ、誰が詰所の留守番をするか揉めている頃だろう。騒がしくなる前に家の中を二人で見ておくが良い」
俺とルノさんを残してレイニート様は家を出て行った。
残された俺とルノさん。
何も喋らないルノさんを見上げた。
「なんかいろいろ話が急に進んじゃってて……ルノさんは良かったんですか?」
「俺はシーナと一緒にいられるなら、どこでだって……いや……シーナとこの場所で新しい生活を初められるなんて幸せだよ。ここは俺にとって大切な場所だから……」
本当に嬉しそうな、少し潤んだ瞳のルノさんに俺も笑顔を返した。
ルノさんにとって大切な場所、それは……。
「シーナと出会えた大切な場所だ」
そう……俺が熊に齧られた場所ですね。
俺にとっては呪いの地だけど……こんな笑顔を向けられたら笑うしかないよね。
ここからまた、俺の新たな生活が始まる。
宝物の様に抱き締められ、近付いた頬にそっと唇で触れた。
よろしくお願いしますと、ありったけの想いを込めて……。
77
お気に入りに追加
1,349
あなたにおすすめの小説

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…

聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる