52 / 75
第二章 地下の畑はダンジョンです
52.クマ男、家を探せない ※矢吹視点
しおりを挟む
「はぁー、探索者でもしんどい田舎って移住先間違えたのか?」
農場からタクシーを降りて、幸治の家に向かって歩き出したが、ここは異世界なんだろうか。
全くあいつの住んでいる家が見えてこない。
近くに農場があったのは覚えているが、ここまで遠かっただろうか。
『コッケエー!』
疲れて道端に座っていると、鶏が走って近づいてきた。
あまりの大きさに警戒するが、見た目は普通の鶏と変わらないようだ。
「勝手に散歩するなと言っているだろ……」
突然出てきた鶏にもびっくりしたが、その後を追いかけるようにおじさんがいたことにも驚いた。
探索者である俺が全く気づかないとは、Aランクの道もまだまだ遠いのだろう。
柴犬ぐらいの大きさの鶏を抱きかかえると、やっと俺の存在に気づいた。
「こんなところで迷子にでもなっているのか?」
迷子と言ったら迷子になるのだろうか。
一向に幸治の家が見つからないからな。
「知り合いの家を――」
「ああ、兄ちゃんの民泊に泊まるお客さんか」
民泊の話をするぐらいだから、幸治のことを知っているのだろう。
「すぐ近くにあるのに気づかなかったのか?」
「へっ……?」
おじさんが指をさしている方には、なかったはずの大きなログハウスが存在していた。
あまりの暑さに俺は疲れているのだろうか。
いや、さっきまでそこに家はなかったはずだぞ?
妖怪達が住む家なら探しづらい何かがあるのかもしれない。
俺は立ち上がり再び家に向かって歩き出す。
『コッココ!』
「おい、勝手に行くなと言ってるだろ」
鶏が俺を追いかけるように付いてくる。
おじさんも諦めたのか、そのまま俺の後ろを付いてきた。
家まで案内してくれるのだろうか。
別に幸治みたいに方向音痴ではないが、こんなところで迷子になったら帰れる気がしない。
しばらく歩くと家が見えてきた。
俺はインターホンを押して、あいつらが出てくるのを待った。
だが、中々反応がない。
「どこかに出かけているのか?」
「車があるから家にはいそうだけどね」
おじさんはよく幸治の民泊を手伝っているらしい。
ただ、この間会ったのは五日前でそれからは会っていないと……。
どこか俺の中で嫌な胸騒ぎがした。
それに玄関に置いてあるお地蔵さんのお供物に虫が集っていたからだ。
いくら暑い夏だとしても頻繁にお供物を交換していたら、虫が集まってくることはないだろう。
俺はそのまま家の裏に回り、家の中を確認する。
「電気はついているけど、誰もいないのか?」
家の中は電気が付いていた。
だが、誰かいる様子もなく、妖怪達すら見当たらない。
「おいおい、勝手に入らない方が――」
「ああ、今日からここの住人になるので大丈夫ですよ」
心配になったのかおじさんも鶏を抱えて付いてきたようだ。
俺はアイテムボックスから杖を取り出す。
「おい、何を――」
――パリン!
ベランダの窓を叩き割り、鍵を開けて中に入っていく。
「おーい、誰かいるかー!」
声をかけるがやっぱり反応がない。
「そんな不法侵入なんてしたら――」
「また、神隠しにでもあったのか……?」
「神隠しだと!?」
どこにいるのか考えていると、おじさんは掴みかかるように話を聞いてきた。
あまりにも勢いが強かったため、幼い頃から一緒に過ごしていたことと、過去に神隠しにあったことを伝えた。
そして、しばらく電話やメールが返ってこないことが気になっていたと……。
「それは本当なのか?」
「いや、事実かわからないが……」
「ちょっと電話してみる」
おじさんが電話をかけると、テーブルの上でブルブルとバイブレーションが鳴っているのが聞こえた。
幸治のスマホはテーブルの上で充電されていた。
しかも、画面を見ると俺が何度も連絡した形跡がそのまま残っていた。
一度もスマホを開けていないってことだ。
その光景に本当に神隠しにあったのではないかと思ってしまう。
「そういえば、この間地下の畑に穴ができて――」
家の中を歩いていると、やけに魔力を感じる場所を見つけた。
探索者は自他ともに魔力を敏感に感じることができる。
大体は人よりも魔物に反応することが多いけどな。
「話はちゃんと最後まで……」
台所には地下に降りるためなのか、床の扉が開けてあり階段が出ていた。
「ああ、ここが地下の畑だったな」
おじさんは一度ここに入ったことがあるらしい。
何だか変なうさぎが出てきたらしい。
ひょっとしたら神隠しじゃなくて、ダンジョンに迷い込んだのではないかと頭をよぎった。
ただ、今までダンジョンは有名な観光地や文化遺産などばかりにできることが多かった。
自然豊かな場所にできることはあっても、家にできた話は聞いたことがなかった。
俺はアイテムボックスから装備を取り出して、ゆっくりと地下の畑に向かっていく。
段々と肌で感じる魔力がピリピリとしている。
アステリオスほどではないが、ミノタウロスに近い魔力を持っている何かがいるようだ。
「おじさんはなるべく俺の後ろに隠れてください」
「ああ」
おじさんも何か違和感を感じているのだろう。
俺の後ろに隠れるように付いてきた。
地下には畑があり、どこも不思議な様子はなかった。
だが、奥の方だけ魔力を感じる。
「あそこに穴があったんだが……だいぶ大きくなったな」
おじさんの話では地下の壁が以前よりも大きくなっていると言っていた。
以前は小型の動物が通れるサイズだったが、今は大型犬サイズはありそうだ。
そして、その穴の先から魔力を感じる。
「きっとこの先はダンジョンになっています」
「ダンジョンってあのダンジョンですか?」
「ああ。何かあった時はすぐに探索者ギルドに連絡を入れてください。Bランク探索者の矢吹の名前を出せば、少しは話を聞いてもらえると思います」
未発見のダンジョンに幸治達が巻き込まれた可能性がある。
地面に野菜がそのまま入っているカゴが転がっているのも、その理由になるだろう。
俺はおじさんに数日経っても戻ってこなければ、探索者ギルドに連絡してもらうことを伝えた。
「危ない可能性もあるので、台所の扉は閉めておいてください」
「わかった!」
幸治から連絡が来なくなって、およそ5日間が経過している。
いくら妖怪達が一緒でも、ダンジョンに迷い込んだらどうなるかはわからない。
最悪な結果も想定しておいた方が良いだろう。
あまり時間もないと思い、俺はそのまま穴の中を潜りダンジョンの探索に向かった。
農場からタクシーを降りて、幸治の家に向かって歩き出したが、ここは異世界なんだろうか。
全くあいつの住んでいる家が見えてこない。
近くに農場があったのは覚えているが、ここまで遠かっただろうか。
『コッケエー!』
疲れて道端に座っていると、鶏が走って近づいてきた。
あまりの大きさに警戒するが、見た目は普通の鶏と変わらないようだ。
「勝手に散歩するなと言っているだろ……」
突然出てきた鶏にもびっくりしたが、その後を追いかけるようにおじさんがいたことにも驚いた。
探索者である俺が全く気づかないとは、Aランクの道もまだまだ遠いのだろう。
柴犬ぐらいの大きさの鶏を抱きかかえると、やっと俺の存在に気づいた。
「こんなところで迷子にでもなっているのか?」
迷子と言ったら迷子になるのだろうか。
一向に幸治の家が見つからないからな。
「知り合いの家を――」
「ああ、兄ちゃんの民泊に泊まるお客さんか」
民泊の話をするぐらいだから、幸治のことを知っているのだろう。
「すぐ近くにあるのに気づかなかったのか?」
「へっ……?」
おじさんが指をさしている方には、なかったはずの大きなログハウスが存在していた。
あまりの暑さに俺は疲れているのだろうか。
いや、さっきまでそこに家はなかったはずだぞ?
妖怪達が住む家なら探しづらい何かがあるのかもしれない。
俺は立ち上がり再び家に向かって歩き出す。
『コッココ!』
「おい、勝手に行くなと言ってるだろ」
鶏が俺を追いかけるように付いてくる。
おじさんも諦めたのか、そのまま俺の後ろを付いてきた。
家まで案内してくれるのだろうか。
別に幸治みたいに方向音痴ではないが、こんなところで迷子になったら帰れる気がしない。
しばらく歩くと家が見えてきた。
俺はインターホンを押して、あいつらが出てくるのを待った。
だが、中々反応がない。
「どこかに出かけているのか?」
「車があるから家にはいそうだけどね」
おじさんはよく幸治の民泊を手伝っているらしい。
ただ、この間会ったのは五日前でそれからは会っていないと……。
どこか俺の中で嫌な胸騒ぎがした。
それに玄関に置いてあるお地蔵さんのお供物に虫が集っていたからだ。
いくら暑い夏だとしても頻繁にお供物を交換していたら、虫が集まってくることはないだろう。
俺はそのまま家の裏に回り、家の中を確認する。
「電気はついているけど、誰もいないのか?」
家の中は電気が付いていた。
だが、誰かいる様子もなく、妖怪達すら見当たらない。
「おいおい、勝手に入らない方が――」
「ああ、今日からここの住人になるので大丈夫ですよ」
心配になったのかおじさんも鶏を抱えて付いてきたようだ。
俺はアイテムボックスから杖を取り出す。
「おい、何を――」
――パリン!
ベランダの窓を叩き割り、鍵を開けて中に入っていく。
「おーい、誰かいるかー!」
声をかけるがやっぱり反応がない。
「そんな不法侵入なんてしたら――」
「また、神隠しにでもあったのか……?」
「神隠しだと!?」
どこにいるのか考えていると、おじさんは掴みかかるように話を聞いてきた。
あまりにも勢いが強かったため、幼い頃から一緒に過ごしていたことと、過去に神隠しにあったことを伝えた。
そして、しばらく電話やメールが返ってこないことが気になっていたと……。
「それは本当なのか?」
「いや、事実かわからないが……」
「ちょっと電話してみる」
おじさんが電話をかけると、テーブルの上でブルブルとバイブレーションが鳴っているのが聞こえた。
幸治のスマホはテーブルの上で充電されていた。
しかも、画面を見ると俺が何度も連絡した形跡がそのまま残っていた。
一度もスマホを開けていないってことだ。
その光景に本当に神隠しにあったのではないかと思ってしまう。
「そういえば、この間地下の畑に穴ができて――」
家の中を歩いていると、やけに魔力を感じる場所を見つけた。
探索者は自他ともに魔力を敏感に感じることができる。
大体は人よりも魔物に反応することが多いけどな。
「話はちゃんと最後まで……」
台所には地下に降りるためなのか、床の扉が開けてあり階段が出ていた。
「ああ、ここが地下の畑だったな」
おじさんは一度ここに入ったことがあるらしい。
何だか変なうさぎが出てきたらしい。
ひょっとしたら神隠しじゃなくて、ダンジョンに迷い込んだのではないかと頭をよぎった。
ただ、今までダンジョンは有名な観光地や文化遺産などばかりにできることが多かった。
自然豊かな場所にできることはあっても、家にできた話は聞いたことがなかった。
俺はアイテムボックスから装備を取り出して、ゆっくりと地下の畑に向かっていく。
段々と肌で感じる魔力がピリピリとしている。
アステリオスほどではないが、ミノタウロスに近い魔力を持っている何かがいるようだ。
「おじさんはなるべく俺の後ろに隠れてください」
「ああ」
おじさんも何か違和感を感じているのだろう。
俺の後ろに隠れるように付いてきた。
地下には畑があり、どこも不思議な様子はなかった。
だが、奥の方だけ魔力を感じる。
「あそこに穴があったんだが……だいぶ大きくなったな」
おじさんの話では地下の壁が以前よりも大きくなっていると言っていた。
以前は小型の動物が通れるサイズだったが、今は大型犬サイズはありそうだ。
そして、その穴の先から魔力を感じる。
「きっとこの先はダンジョンになっています」
「ダンジョンってあのダンジョンですか?」
「ああ。何かあった時はすぐに探索者ギルドに連絡を入れてください。Bランク探索者の矢吹の名前を出せば、少しは話を聞いてもらえると思います」
未発見のダンジョンに幸治達が巻き込まれた可能性がある。
地面に野菜がそのまま入っているカゴが転がっているのも、その理由になるだろう。
俺はおじさんに数日経っても戻ってこなければ、探索者ギルドに連絡してもらうことを伝えた。
「危ない可能性もあるので、台所の扉は閉めておいてください」
「わかった!」
幸治から連絡が来なくなって、およそ5日間が経過している。
いくら妖怪達が一緒でも、ダンジョンに迷い込んだらどうなるかはわからない。
最悪な結果も想定しておいた方が良いだろう。
あまり時間もないと思い、俺はそのまま穴の中を潜りダンジョンの探索に向かった。
163
お気に入りに追加
659
あなたにおすすめの小説
千変万化の最強王〜底辺探索者だった俺は自宅にできたダンジョンで世界最強になって無双する〜
星影 迅
ファンタジー
およそ30年前、地球にはダンジョンが出現した。それは人々に希望や憧れを与え、そして同時に、絶望と恐怖も与えた──。
最弱探索者高校の底辺である宝晶千縁は今日もスライムのみを狩る生活をしていた。夏休みが迫る中、千縁はこのままじゃ“目的”を達成できる日は来ない、と命をかける覚悟をする。
千縁が心から強くなりたいと、そう願った時──自宅のリビングにダンジョンが出現していた!
そこでスキルに目覚めた千縁は、自らの目標のため、我が道を歩き出す……!
7つの人格を宿し、7つの性格を操る主人公の1読で7回楽しめる現代ファンタジー、開幕!
コメントでキャラを呼ぶと返事をくれるかも!(,,> <,,)
カクヨムにて先行連載中!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ボッチの少女は、精霊の加護をもらいました
星名 七緒
ファンタジー
身寄りのない少女が、異世界に飛ばされてしまいます。異世界でいろいろな人と出会い、料理を通して交流していくお話です。異世界で幸せを探して、がんばって生きていきます。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
私のスキルが、クエストってどういうこと?
地蔵
ファンタジー
スキルが全ての世界。
十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。
スキルによって、今後の人生が決まる。
当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。
聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。
少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。
一話辺りは約三千文字前後にしております。
更新は、毎週日曜日の十六時予定です。
『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺わかば
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる