上 下
17 / 20

<自然らしさ>

しおりを挟む
「このお金の要る社会では科学重視の思考でしたが
お金のない社会になれば昔ながらの自然を大切にする
考え方が見直されると思うんですが?」

「それを取り上げてもらいたいことがあるんですよ」

「何か気になることがあるんですか?」

「科学が嫌いなわけじゃないけどね、多くの民間療法が
『科学的根拠がない』と否定されているのが悔しいのよ」

「民間療法もいっぱいありますからね」



「私が気になっているのがお水で病気を治す治療なの」

「それは経済活動の中では否定されても仕方がないよ(笑)」

「空気のきれいな田舎に住むと喘息が治るくらいだからね、
水で病気が治る根拠って何なの?」

「飲尿療法の仕組みと同じなの、お水の中に自分の情報を入れて
それを飲めば喉のセンサーが情報をキャッチして自己治癒力を
高めて自ら病気を治そうとするの」



「大手の医薬品会社が手掛けると大きな効果が得られるかもね」

「利益を追求するシステムには向かないね(笑)」

「ほかにもいろいろあるんじゃないの? 気になる民間療法」

「温泉療法も安上がりで良いわよ(笑)」

「温泉に浸かっているだけで病気が治る?」




「水も温泉も病気を治すんじゃなくて自己治癒力を高めるのよ」

「温泉療法は何で効果があるの?」

「科学的にはどうしても成分的な事に終始しますよね。
温泉は熱せられた地下水が地層を通り抜ける時いろんな成分が
溶け込んでイオン化されているそうなの、
簡単に言えば電気を帯びているんですね。
ところが空気に触れるとイオンが活性を失うんですって。
簡単に言うと電気が放電して無くなってしまうってこと」



「けっこう詳しいんだね」

「興味があったからいろいろ調べてみたのよ。
温泉はその場で入るのがベストなんだって。
湯の花ってあるでしょ?
あれは放電したあとのカスなんだって」

「でも少しくらいは効果があると思うんだけどな~(笑)
不思議なのは電気を帯びたイオンが何で体に良いんだろう?
温泉に入ると何で病気が治るんだろうという疑問です」

「それは『人間の体は電気で動く』って言うことです。
人間が作ったロボットのように
神様が作ったロボットみたい(笑)」



「脳波も心電図も死んだら計る事が出来ないでしょ。
体の中は常に電気が流れているんです。
電気を帯びたイオンは大事なんですね。
細胞が活性化するんですって」



「お金を稼ぐ必要がなかったら、もっと自然を活用出来ますよね」

「経済活動は自然を破壊することが多過ぎましたからね」

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

会話が未来を創る

マー坊
エッセイ・ノンフィクション
今までいろんな人と会話をしてきました。 もちろん「お金のない社会」です。(笑) これから先も同じような会話があるかもしれません。 どのような会話があるのか? どんな疑問があるのか? 疑問を解決するにはどうすればいいのか? そういう視点で会話を進めてみようと思います。 (これは2014年05月21日から書き始めたブログ記事です) https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/

ふと思ったこと

マー坊
エッセイ・ノンフィクション
たまにはのんびり考えるのも癒しになりますね。 頭を使うけど頭を休める運動です(笑) 「そうかもしれないね」という納得感。 「どうなんだろうね?」という疑問符。 日記の中からつまみ食いをしてみました(笑) 「世界平和とお金のない世界」 https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/  

短編エッセイ集 さよならハッピーバースデイ(一話完結・短編集)

尾駮アスマ(オブチアスマ おぶちあすま)
エッセイ・ノンフィクション
1話完結、短編作品集、日常のトラウマ的出来事など徒然な記録 もしよければお気に入り登録・投票・感想など、よろしくお願いいたします。 大変励みになります。 ありがとうございます

腐女子看護師の日常

とっぽ
エッセイ・ノンフィクション
看護師……それは白衣の天使。人々の癒やしであり、人々の苦痛を取り除き、日々笑顔を絶やさず聖母のごとき博愛精神で人々を包み込む清らかな職業。 一方、腐女子……それは腐臭漂う末期のヲタク。BがLしてれば人生ハッピー。火のないところに煙を立たせてなんぼな火起こし職人。 これは、腐女子兼看護師な主人公・とっぽが、日々襲い来るキラキラ同僚との会話やリアル社会への適応に苦しみながらも、必死に現代を生きていく、希望と愛の物語である───。(クソッ、夜勤だ!深夜アニメがリアタイできねぇ!)

50歳の独り言

たくやす
エッセイ・ノンフィクション
自己啓発とか自分への言い聞かせ自分の感想思った事を書いてる。 専門家や医学的な事でなく経験と思った事を書いてみる。

天涯孤独のアーティスト

あまゆり
エッセイ・ノンフィクション
はじめに… 自分自身の波瀾万丈の人生を書いてます。 こんな生き方も参考にしてください。 学もない私が書いていきますので読みづらい、伝わりづらい表現などあるかもしれませんが広い心でお付き合い頂ければと思います。 平成や令和の方などには逆に新鮮に思えるような昭和な出来事などもありますので不適切な表現があるかもせれませんが楽しんでもらえたらと思います。 両親が幼い頃にいなくなった私 施設に行ったり、非行に走ったり 鑑別所や、少年院に入ったり 音楽を始めたり、住む家がなくフラフラして生きて、いつの間にか会社を経営して結婚して子どもが生まれたり、女装を始めたり こんな生き方でも今生きている自分がいるってことを伝えたいと思います。 過去を振り返ることで今の自分が怠けずに生きられているのか、自分を見つめ直すことができるので頑張って書いていこうと思います。 この物語に出てくる登場人物は本人を除いて一部の人は仮名で表現しております。

私50才 お母さんも50歳

日向 瞑 
エッセイ・ノンフィクション
私、25歳の夏、2人の娘を置いて蒸発をした。そして今あの時のお母さんの年齢になった私、もし私が友達だったら なんて声をかけてあげるだろう。。。 私の幼かった頃はまだ多様性などと言う言葉はかけらもなくて、(今思えば)ADHDの私はどれだけ育て難かっただろう。 その上宇宙のエネルギーが見えたり、感性が鋭く右へ倣えの一般社会のルールにどうしても馴染めなくて、度々問題を起こす私のお母さんをやる事は本当に大変だったと思う。それなのに私はこんなに自分が人と違うのはお母さんのせいだと思っていた。もっとスキンシップをしてくれたら、もっと世話を焼いてくれたら、もっとそばにいてくれたら‥‥ 50年かけて自分探しをしてきた私。同じくお母さんも50年かけて今のお母さんになったのだ。 これはそんな気づきにインナーチャイルドが癒されたメッセージです。

QUEENファンのひとりごと

安明(あんめい)
エッセイ・ノンフィクション
特にテーマを決めずに、QUEENについて書いてみたいと思いました。防備録的なものでもあるので、お読みいただく価値があるか甚だ心許ないところですが、もしかしたら「私ならもっといいものが書ける」という方が出てこられる、呼び水くらいにはなりかもしれません。お暇なときにでも覗いてやってください。 「HOTランキング用ジャンル選択」はどっちかを選ばないといけないので「女性向け」としましたが、もちろん性別問わずお読みいただけると嬉しいです。

処理中です...