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「爺ちゃんとミノル」の会話(4)~3
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(111)
「でも。本当の自分だけじゃあ生活は出来ないんでしょ?」
「体は思考の自分と感情の自分が動かしちょるからのう」
「じゃあ、また普通の生活に戻るの?」
「そりゃあ仕方がないからのう(笑)」
「それで自己啓発って意味があるの?」
「そこが問題じゃのう(笑)」
「どうすれば良いんだろう?」
「それはのう。本当の自分が何で人間の体に入って生まれてきたんか?を考えて生活することかもしれんのう」
「生まれてきた目的を知るってこと?」
「そうなんじゃ」
「生まれてきた目的なんてあるの?」
「もう一回さっきの話をするど?ミノルの左手は何のためにあるかわかるか?」
「僕が生きていくために必要だから」
「じゃあもう一つ聞くど。ミノルの体の細胞たちは何のために生まれてきたか?」
「難しいな~?」
「ミノルの細胞がミノルにこんな質問をしたらどう答えるか?」
「どんな質問?」
「ミノルの体の細胞たちが僕たちはどうして生まれてきたの?って質問したらどう答える?」
(112)
「僕のためにいつまでも元気でいてねって言う」
「そうじゃろう。宇宙の一部であるミノルは宇宙のために存在しちょると同じなんじゃ」
「そういうことか~♪わかったよ。でも簡単なようで難しいんだね(笑)」
「頭でわかることはすぐ忘れるけどの。本当の自分が喜んでくれることは忘れんのんじゃ」
「本当の自分が喜んでくれることを考えるようにすれば良いんだね」
「そうじゃのう。それで思い出したんじゃがやりがいと生きがいという話じゃ」
「やりがいと生きがい?」
「やりがいっちゅうのは見返りを求めるが生きがいは見返りを求めんのんじゃ」
「ちょっと難しいよ」
「例えばじゃのう。ミノルがおもちゃが欲しゅうてお母さんにお願いするとしたらどうする?」
「そうだな~、お手伝いするからおもちゃを買ってって言うかな~」
「お手伝いをしてお駄賃のお金をもらっておもちゃを買いに行くじゃろう」
「うん」
(113)
「お手伝いをやる時お金がもらえるっちゅう見返りを求めちょるじゃろうが」
「そっか~。自分が頑張ったからもらえることなんだね?」
「ご褒美のお駄賃がもらえんかったらどうする?」
「なんだかやりたくないな~」
「それが今の社会なんじゃ」
「どういうこと?」
「お金がもらえんかったら働きとうないっちゅうことなんじゃ」
「そっか~。それともう一つの生きがいって何?」
「生きがいっちゅうのはのう。見返りが無うても働くっちゅうことなんじゃ」
「どうしてそういうことが出来るの?」
「まだわからんか?」
「わかんないよ」
「もう一回聞くど?」
「うん」
「お前の体の細胞たちはキチンと働きょうるか?」
「うん。働いていると思う。あ~そういうことか♪」
「わかったか?」
「僕の体の細胞たちはお金がなくても働いているんだよ」
「それが自然と言うもんじゃ」
「でも。人間社会って自然とは違うよ?」
(114)
「人間社会は前にも言うたと思うけど交換システムなんじゃ。お金は物々交換を便利にした道具なんじゃ」
「お金がないとおもちゃも買えないんだもんね。お金を儲けるためにいろんなことをしたって言ってたよね」
「そうなんじゃ。これじゃから自然を壊してしもうたんじゃ」
「じゃあどうすれば良いんだろう?」
「前にも言うたじゃろう。お金のない世界にせんにゃあいけんって」
「宇宙飛行士が地球に帰って農業やったり牧師さんになったりって聞いたことがあるけど」
「そう言ゃあそういう人がおったのう」
「宇宙が自分だって実感したからなのかな~?」
「そうじゃのう。細胞が体の一部じゃし、自然界じゃあお金のやり取りなんかせんしのう」
「人間だけお金のやり取りで生活しているんだもんね」
「ミノルの体の細胞たちがお金のやり取りを始めたらどうなるかのう(笑)」
「それは困るよ(笑)」
「自然の中じゃあ無償の交換システムがあるんじゃろうのう」
(115)
「でも、人間社会はお金の要る社会だからどうすれば良いんだろう?」
「生きていくためにゃあお金は要るからのう。まずは働いてお金を稼ぐことじゃのう」
「何だか辛いね(笑)」
「でものう。気持ちの持ち方やら考え方はしっかり持っちょかんにゃあいけんど」
「どういうこと?」
「やりがいと生きがいを持っちょくことじゃのう」
「両方要るの?」
「ミノルの体が喜ぶことも必要じゃが本当の自分が喜ぶことも必要じゃからのう」
「僕の体が喜ぶってさっき言っていた思考の自分と感情の自分のことだよね?」
「そうじゃ。食べることも寝ることも学校で勉強することも大切じゃが褒めてもらったり何か頑張って達成感があったほうが楽しいじゃろう」
「うん。イヤなことでも頑張って褒めてもらえると嬉しいよ。また頑張ろうっていう気持ちになれるから」
「それが成長につながるんじゃのう。それで本当の自分が喜ぶんじゃ」
「僕の成長で本当の自分が喜ぶの?」
「でも。本当の自分だけじゃあ生活は出来ないんでしょ?」
「体は思考の自分と感情の自分が動かしちょるからのう」
「じゃあ、また普通の生活に戻るの?」
「そりゃあ仕方がないからのう(笑)」
「それで自己啓発って意味があるの?」
「そこが問題じゃのう(笑)」
「どうすれば良いんだろう?」
「それはのう。本当の自分が何で人間の体に入って生まれてきたんか?を考えて生活することかもしれんのう」
「生まれてきた目的を知るってこと?」
「そうなんじゃ」
「生まれてきた目的なんてあるの?」
「もう一回さっきの話をするど?ミノルの左手は何のためにあるかわかるか?」
「僕が生きていくために必要だから」
「じゃあもう一つ聞くど。ミノルの体の細胞たちは何のために生まれてきたか?」
「難しいな~?」
「ミノルの細胞がミノルにこんな質問をしたらどう答えるか?」
「どんな質問?」
「ミノルの体の細胞たちが僕たちはどうして生まれてきたの?って質問したらどう答える?」
(112)
「僕のためにいつまでも元気でいてねって言う」
「そうじゃろう。宇宙の一部であるミノルは宇宙のために存在しちょると同じなんじゃ」
「そういうことか~♪わかったよ。でも簡単なようで難しいんだね(笑)」
「頭でわかることはすぐ忘れるけどの。本当の自分が喜んでくれることは忘れんのんじゃ」
「本当の自分が喜んでくれることを考えるようにすれば良いんだね」
「そうじゃのう。それで思い出したんじゃがやりがいと生きがいという話じゃ」
「やりがいと生きがい?」
「やりがいっちゅうのは見返りを求めるが生きがいは見返りを求めんのんじゃ」
「ちょっと難しいよ」
「例えばじゃのう。ミノルがおもちゃが欲しゅうてお母さんにお願いするとしたらどうする?」
「そうだな~、お手伝いするからおもちゃを買ってって言うかな~」
「お手伝いをしてお駄賃のお金をもらっておもちゃを買いに行くじゃろう」
「うん」
(113)
「お手伝いをやる時お金がもらえるっちゅう見返りを求めちょるじゃろうが」
「そっか~。自分が頑張ったからもらえることなんだね?」
「ご褒美のお駄賃がもらえんかったらどうする?」
「なんだかやりたくないな~」
「それが今の社会なんじゃ」
「どういうこと?」
「お金がもらえんかったら働きとうないっちゅうことなんじゃ」
「そっか~。それともう一つの生きがいって何?」
「生きがいっちゅうのはのう。見返りが無うても働くっちゅうことなんじゃ」
「どうしてそういうことが出来るの?」
「まだわからんか?」
「わかんないよ」
「もう一回聞くど?」
「うん」
「お前の体の細胞たちはキチンと働きょうるか?」
「うん。働いていると思う。あ~そういうことか♪」
「わかったか?」
「僕の体の細胞たちはお金がなくても働いているんだよ」
「それが自然と言うもんじゃ」
「でも。人間社会って自然とは違うよ?」
(114)
「人間社会は前にも言うたと思うけど交換システムなんじゃ。お金は物々交換を便利にした道具なんじゃ」
「お金がないとおもちゃも買えないんだもんね。お金を儲けるためにいろんなことをしたって言ってたよね」
「そうなんじゃ。これじゃから自然を壊してしもうたんじゃ」
「じゃあどうすれば良いんだろう?」
「前にも言うたじゃろう。お金のない世界にせんにゃあいけんって」
「宇宙飛行士が地球に帰って農業やったり牧師さんになったりって聞いたことがあるけど」
「そう言ゃあそういう人がおったのう」
「宇宙が自分だって実感したからなのかな~?」
「そうじゃのう。細胞が体の一部じゃし、自然界じゃあお金のやり取りなんかせんしのう」
「人間だけお金のやり取りで生活しているんだもんね」
「ミノルの体の細胞たちがお金のやり取りを始めたらどうなるかのう(笑)」
「それは困るよ(笑)」
「自然の中じゃあ無償の交換システムがあるんじゃろうのう」
(115)
「でも、人間社会はお金の要る社会だからどうすれば良いんだろう?」
「生きていくためにゃあお金は要るからのう。まずは働いてお金を稼ぐことじゃのう」
「何だか辛いね(笑)」
「でものう。気持ちの持ち方やら考え方はしっかり持っちょかんにゃあいけんど」
「どういうこと?」
「やりがいと生きがいを持っちょくことじゃのう」
「両方要るの?」
「ミノルの体が喜ぶことも必要じゃが本当の自分が喜ぶことも必要じゃからのう」
「僕の体が喜ぶってさっき言っていた思考の自分と感情の自分のことだよね?」
「そうじゃ。食べることも寝ることも学校で勉強することも大切じゃが褒めてもらったり何か頑張って達成感があったほうが楽しいじゃろう」
「うん。イヤなことでも頑張って褒めてもらえると嬉しいよ。また頑張ろうっていう気持ちになれるから」
「それが成長につながるんじゃのう。それで本当の自分が喜ぶんじゃ」
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