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「爺ちゃんとミノル」の会話(4)~2
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(106)
「ぬいぐるみじゃないど。同じセミナーを数十人が受けたんじゃが、みんなが公園でおのおの弁当を食べようということで公園に行ったんじゃ」
「そこで何かあったの?」
「木のそばで座っても良い?って心の中で木に言ったんじゃ」
「そしたら?」
「うん良いよって聞こえたんじゃ」
「木は喋らないでしょう(笑)」
「耳で聞こえるんじゃのうて、心の中で聞こえたんじゃ。その時誰か人がおるんか振り向いたど(笑)」
「それで?」
「人は誰もおらんかった」
「へ~。やっぱり木が喋ったんだ」
「そのあとご飯を食べながら下を見たらアリが歩きょうたから草に向かってくすぐったいことはないの?って心の中で聞いたんじゃ」
「そしたら?」
「僕たちはあるがままに生きるしかないんだよって聞こえたんじゃ」
「やっぱり心の中だよね」
「そうなんじゃが、その時は文章が見えた気がした。それと気持ちが伝わってきたど」
「へ~。想像もつかないよ(笑)」
(107)
「食事の時間が終わって仲間がゾロゾロ歩いて帰る途中おもしろいことがあったど」
「何があったの?」
「他の仲間が振り向いたんじゃ。どうしたの?って聞くと。木の上を指差してあの小鳥がこんにちはって言ったんだよって」
「へ~良いな~僕も小鳥と喋ってみたい(笑)」
「セミナーが終わって互いに地元へ帰ってからも不思議なことがあったのう」
「どんなことがあったの?」
「ある友だちはテレビのリモコンを使わんでもテレビに向かって指を向けて電源を入れたり切ったり出来たんじゃて」
「へ~そんなことって。お爺ちゃんも出来たの?」
「残念・・・お爺ちゃんはダメ~(笑)」
「それは残念だったね(笑)」
「でものう。楽しい経験もしたど」
「どんな経験?」
「ある年末の忘年会の寒い夜の話じゃ。忘年会が終わってお婆ちゃんに車で迎えに来てもらう時じゃ」
「お婆ちゃんも運転してたんだね」
「そうじゃ。お婆ちゃんが来るまで公園の木に向かって寒いから温めてって心の中でお願いして木に抱きついたんじゃ」
(108)
「まさか。木が暖かくなったの?」
「いや、そうじゃのうて全然寒うなかったんじゃ」
「え~寒くなかったの?」
「そうなんじゃ。木が助けてくれたんじゃ」
「このあいだお爺ちゃんのお母さんに助けてもらった話と同じじゃないか」
「そう言われりゃあそうじゃのう」
「なんだかみんなつながっているって気がした」
「そうじゃのう」
「で。気になったんだけど本当の自分って何だろう?」
「お爺ちゃんにもわからん。わからんけど想像はつく」
「どんな想像?」
「自分は宇宙だと言うことじゃ」
「自分が宇宙なの?」
「そうじゃ」
「前澤さんが宇宙へ行くってあったけど。あの宇宙のことだよね?」
「そうなんじゃ」
「意味がよくわからないんだけど(笑)」
「じゃあ例え話をするど?」
「わかった」
「ミノルの左手は何という名前じゃ?」
「僕の左手の名前?」
「そうじゃ」
「僕の左手の名前は・・・ミノルの左手・・・・?」
「ミノルの心臓は何という名前か?」
(109)
「僕の心臓は・・・ミノルの心臓」
「わかったか?」
「わからないよ(笑)」
「じゃあもう一つ例え話じゃ。桜の木がもし喋ることが出来ると思ってみ」
「桜の木とお話が出来ると思えばいいの?」
「そうじゃ。枝を指差して名前を聞いてみ?」
「僕は桜の枝だよって言うと思う」
「じゃあ葉っぱを指差して名前を聞いてみ?」
「僕は桜の葉っぱだよって」
「何かわかるか?」
「桜の木の枝も葉っぱも桜なんだね」
「そうじゃ。じゃあさっきのミノルの体もわかるじゃろう」
「僕の心臓も左手も僕なんだ」
「それで。宇宙を考えてみ」
「あ~そういうことか。宇宙の中にあるものは全部宇宙なんだ。わかったよ」
「自分は宇宙ですって言ってもええじゃろうが?」
「そうだよね。僕も宇宙なんだ」
「それを頭で考えるんじゃのうて感じたんじゃ」
「それで木や草とお話できたんだね」
「そうなんじゃ。木や草も宇宙の一部じゃし自分も宇宙の一部ということがわかると波長が合うんじゃろうのう」
(110)
「あのね。気になったからパソコンでチョット検索してみたの」
「何を?」
「自分を見るっていろいろ見ていると内観というのがあってね」
「内観か~」
「知ってるの?」
「お爺ちゃんも聞いたことがあるど。心の病がある人からの」
「お爺ちゃんはどう思ったの?」
「自分の中の自分を見ることは同じなんじゃがの。チョット違うんじゃ。チョットじゃないかも知れんけど(笑)」
「どんなふうに違うの?」
「聞いた話によると、今の自分が過去の自分を見つめて癒やしてあげるって感じじゃろう」
「大人になった自分が子供の自分に向かって大丈夫だよって教えてあげる感じかな~?」
「そんな感じじゃろうと思ったの~」
「お爺ちゃんが体験したのは本当の自分が出てきたよね」
「そうなんじゃ。過去の自分を全部体の中から取り出して空っぽにするって感じじゃのう」
「空っぽにするって内観じゃあ出来ないよね」
「そうなんじゃ。じゃから肉体に入る前の本当の自分が目を覚ますって感じじゃろうのう」
「ぬいぐるみじゃないど。同じセミナーを数十人が受けたんじゃが、みんなが公園でおのおの弁当を食べようということで公園に行ったんじゃ」
「そこで何かあったの?」
「木のそばで座っても良い?って心の中で木に言ったんじゃ」
「そしたら?」
「うん良いよって聞こえたんじゃ」
「木は喋らないでしょう(笑)」
「耳で聞こえるんじゃのうて、心の中で聞こえたんじゃ。その時誰か人がおるんか振り向いたど(笑)」
「それで?」
「人は誰もおらんかった」
「へ~。やっぱり木が喋ったんだ」
「そのあとご飯を食べながら下を見たらアリが歩きょうたから草に向かってくすぐったいことはないの?って心の中で聞いたんじゃ」
「そしたら?」
「僕たちはあるがままに生きるしかないんだよって聞こえたんじゃ」
「やっぱり心の中だよね」
「そうなんじゃが、その時は文章が見えた気がした。それと気持ちが伝わってきたど」
「へ~。想像もつかないよ(笑)」
(107)
「食事の時間が終わって仲間がゾロゾロ歩いて帰る途中おもしろいことがあったど」
「何があったの?」
「他の仲間が振り向いたんじゃ。どうしたの?って聞くと。木の上を指差してあの小鳥がこんにちはって言ったんだよって」
「へ~良いな~僕も小鳥と喋ってみたい(笑)」
「セミナーが終わって互いに地元へ帰ってからも不思議なことがあったのう」
「どんなことがあったの?」
「ある友だちはテレビのリモコンを使わんでもテレビに向かって指を向けて電源を入れたり切ったり出来たんじゃて」
「へ~そんなことって。お爺ちゃんも出来たの?」
「残念・・・お爺ちゃんはダメ~(笑)」
「それは残念だったね(笑)」
「でものう。楽しい経験もしたど」
「どんな経験?」
「ある年末の忘年会の寒い夜の話じゃ。忘年会が終わってお婆ちゃんに車で迎えに来てもらう時じゃ」
「お婆ちゃんも運転してたんだね」
「そうじゃ。お婆ちゃんが来るまで公園の木に向かって寒いから温めてって心の中でお願いして木に抱きついたんじゃ」
(108)
「まさか。木が暖かくなったの?」
「いや、そうじゃのうて全然寒うなかったんじゃ」
「え~寒くなかったの?」
「そうなんじゃ。木が助けてくれたんじゃ」
「このあいだお爺ちゃんのお母さんに助けてもらった話と同じじゃないか」
「そう言われりゃあそうじゃのう」
「なんだかみんなつながっているって気がした」
「そうじゃのう」
「で。気になったんだけど本当の自分って何だろう?」
「お爺ちゃんにもわからん。わからんけど想像はつく」
「どんな想像?」
「自分は宇宙だと言うことじゃ」
「自分が宇宙なの?」
「そうじゃ」
「前澤さんが宇宙へ行くってあったけど。あの宇宙のことだよね?」
「そうなんじゃ」
「意味がよくわからないんだけど(笑)」
「じゃあ例え話をするど?」
「わかった」
「ミノルの左手は何という名前じゃ?」
「僕の左手の名前?」
「そうじゃ」
「僕の左手の名前は・・・ミノルの左手・・・・?」
「ミノルの心臓は何という名前か?」
(109)
「僕の心臓は・・・ミノルの心臓」
「わかったか?」
「わからないよ(笑)」
「じゃあもう一つ例え話じゃ。桜の木がもし喋ることが出来ると思ってみ」
「桜の木とお話が出来ると思えばいいの?」
「そうじゃ。枝を指差して名前を聞いてみ?」
「僕は桜の枝だよって言うと思う」
「じゃあ葉っぱを指差して名前を聞いてみ?」
「僕は桜の葉っぱだよって」
「何かわかるか?」
「桜の木の枝も葉っぱも桜なんだね」
「そうじゃ。じゃあさっきのミノルの体もわかるじゃろう」
「僕の心臓も左手も僕なんだ」
「それで。宇宙を考えてみ」
「あ~そういうことか。宇宙の中にあるものは全部宇宙なんだ。わかったよ」
「自分は宇宙ですって言ってもええじゃろうが?」
「そうだよね。僕も宇宙なんだ」
「それを頭で考えるんじゃのうて感じたんじゃ」
「それで木や草とお話できたんだね」
「そうなんじゃ。木や草も宇宙の一部じゃし自分も宇宙の一部ということがわかると波長が合うんじゃろうのう」
(110)
「あのね。気になったからパソコンでチョット検索してみたの」
「何を?」
「自分を見るっていろいろ見ていると内観というのがあってね」
「内観か~」
「知ってるの?」
「お爺ちゃんも聞いたことがあるど。心の病がある人からの」
「お爺ちゃんはどう思ったの?」
「自分の中の自分を見ることは同じなんじゃがの。チョット違うんじゃ。チョットじゃないかも知れんけど(笑)」
「どんなふうに違うの?」
「聞いた話によると、今の自分が過去の自分を見つめて癒やしてあげるって感じじゃろう」
「大人になった自分が子供の自分に向かって大丈夫だよって教えてあげる感じかな~?」
「そんな感じじゃろうと思ったの~」
「お爺ちゃんが体験したのは本当の自分が出てきたよね」
「そうなんじゃ。過去の自分を全部体の中から取り出して空っぽにするって感じじゃのう」
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