爺ちゃんとミノルの会話

マー坊

文字の大きさ
上 下
15 / 28

「爺ちゃんとミノル」の会話(3)~2

しおりを挟む
(67)
 
 
「お爺ちゃんならユーチューブで映画や動画を楽しむことが出来るよ」
「そっか~。面白そうじゃのう(笑)」
 
 
「あ!あった。世界平和とお金のない世界を検索したらあったよ」
「どれどれ。なんか字が小さいのう」
「こうすれば字が大きくなるよ」
「画面が小さすぎてちょっとずつしか読めんじゃないか(笑)」
「お爺ちゃんならスマホよりパソコンが良いね(笑)」
「テレビと同じ画面なら見やすいの~」
 
 
「ところでさっきの話だけどね世界平和のブログが参考になると思うんだ」
「人の意見は参考になることが多いからのう」
「ふと思ったんだけどね。僕もブログを作ってみようと思うんだ」
「他の人と同じようなブログじゃあ誰も気に留めんのじゃないか?」
「そうだな~みんなが気に留めてくれるようなブログって作れないかな~」
「ミノルが有名人になりゃあええんじゃがのう(笑)」
「ハハハハ・・だから前澤さんのような有名人を思い付いたんだよ(笑)」
 
 
 
(68)
 
 
「ところで熱い飲み物が飲みとうなったんじゃがコーヒーを入れてくれんか?」
「あ~良いよ」
「そこのインスタントコーヒーでええからの」
「粉はどれくらい?」
「小さじ半分くらいかの~」
「たったこれだけで良いの?お湯はどれくらい?」
「普通でええど」
「このコーヒーって底が見えるよ(笑)」
「それくらい薄うてええんじゃ」
「コーヒーの香りはするけど(笑)」
「どうせ半分くらいしか飲まんからの。半分は捨てるからもったいないんじゃ」
「これならコーヒーの飲み過ぎって心配ないね(笑)」
 
 
「雪が降るくらい寒うなったけどミノルのところはコタツがないのう」
「エアコンを使っているからね」
「エアコンは便利じゃが部屋を閉め切っちょると体に悪いど」
「どうして?」
「部屋を締め切ったままじゃと同じ空気ばかり吸うことになるんじゃ」
「自分が吐いた空気を何度も吸うってことか」
「体の免疫力が落ちるんじゃ」
「だから新鮮な空気が必要なんだね」
 
 
 
(69)
 
 
「お爺ちゃんの家はすきまが多いからエアコンがあまり効かんのんじゃ(笑)」
「空気の入れ替えはしなくて良いね(笑)」
「部屋を暖めるより体を暖めることがええと思うんじゃがのう」
 
 
「でも夜寝る時はエアコンはタイマーで切れるから途中で寒くなるよ」
「お爺ちゃんは羽毛布団の上に毛布を置いて首の周りは赤ちゃん用の布団を置いて寝るど」
「それなら肩も首も顔も寒くないね。僕もそうしよう(笑)」
「知恵を使うって楽しいど~(笑)」
「たくさん経験するから知恵が湧くんだね」
「そうなんじゃ。お前もいっぱい経験せえよ」
「うん」
 
 
「さっきのきっかけの話じゃがの~。テレビなんかはどうじゃろうか?」
「そう言えば10月ごろテレビ局に送ったけどね何も変化はないよ(笑)」
「テレビ局は戦争の悲惨さを伝えるだけで世界平和を実現しようという番組は作らんのう」
「テレビ局は世界平和の大切さばかりで実現しようという番組は何で作らないんだろう?」
「不思議じゃのう」
 
 
 
(70)
 
 
「国会議員にも送ったよ」
「で。どうじゃった?」
「ほとんど無視だよ。たまに貴重なご意見ありがとうございますという返事」
「そんなもんじゃろうのう」
「何でなの?」
「面倒臭いんじゃろう(笑)」
 
 
「今のままじゃいけないってテレビでも言っているのにね。どうして変えようとしないの?」
「政治家も国民も良うなることを望んじょるんじゃがのう」
「お爺ちゃんが言っていたお金に頼らない社会が良いと思うんだよ」
「そう思う人がもっともっと増えるとええんじゃがのう」
「なんだか話が堂々巡りだね(笑)」
 
 
「多くの人は世界平和という夢は持っちょるんじゃがのう」
「それだけじゃいけないのかな~?」
「夢を持つことはええことなんじゃけどの。夢を目標に変えんからいけんのんじゃ」
「どうして?」
「夢はこうなったら良いのにって思うだけじゃろう?」
「うん」
「目標なら実現する方法を考えて行動するんじゃ」
「そっか~夢と目標はまったく違うんだ」
 
 
 
(71)
 
 
「実現する方法がわからんから目標にもしとうないんじゃろうのう」
「だから夢だけで神頼みになっているんだろうね」
「どうしてそう思うんじゃ?」
「世界平和を祈りますってみんな言ってるよ」
「そっか~(笑)そう言われりゃあそうじゃのう(笑)」
 
 
「ねえ、お爺ちゃん冬休み前学校でね休み中の旅行へ行く話になったの」
「家族旅行はええの~。それで?」
「大人は温泉に行くことばかり考えているんだよ。何でだろう?ってね」
「そりゃあ温泉は体にええからよ」
「家のお風呂に温泉の元を入れたら良いんじゃないの?」
「それも一つの方法じゃがの。根本的に違うことがあるんじゃ」
「雰囲気が違うとか?大きなお風呂が良いとか?」
「そうじゃのうて、もっと根本的なことなんじゃ」
「何?根本的なことって」
 
 
「お爺ちゃんが若い頃の話じゃがの。化粧品に興味があったんじゃ」
「お爺ちゃんが使うの?気持ち悪~(笑)」
「違ういや(笑)お婆ちゃんが若い頃顔のシミが取れんでの」
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ARIA(アリア)

残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……

処理中です...