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「爺ちゃんとミノル」の会話(1)~1
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(1)
「一人でも仙人とはこれいかに?」
「誰?あ!お爺ちゃん」
「一人でも仙人とはこれいかに?」
「なんだよ(笑)」
「無理問答だ、お前のとんちを使ってみな」
「一人でも千人とはどういうことかでしょ?」
「そうじゃ」
「簡単だよ(笑)仙人でも住人というがごとし」
「お~やるじゃないか(笑)」
「お爺ちゃんどうしたの?」
「たまにはミノルに会いに行こうと思っての」
「お爺ちゃんは元気そうだね」
「しばらく仙人をしていたから元気になったよ」
「仙人って?」
「仙人は冗談じゃけど、しばらく自然の中におったんよ」
「相変わらず方言丸出しだね(笑)」
「これでも頑張って標準語をしゃべっちょるんじゃがの(笑)」
「これで?(爆笑)」
「ところで学校はどうじゃ?」
「いまのところ普通通りよ」
「いまのところって?」
「感染病がおさまっているからね」
「感染病って何じゃ?」
「お爺ちゃんは知らないんだ」
(2)
「山ごもりしちょったからの」
「新型の感染病が世界中に蔓延したの」
「そうなんか~」
「それでね感染者が多い所は緊急事態宣言が出てるんだよ」
「東京は感染者が多いんじゃろうの~」
「都会は人が多いからね」
「山の中で暮らすと関係ないから安全じゃな」
「そうだね」
「山の中でも気がかりがあるんじゃが」
「なに?」
「入道雲が頻繁に通っていくんじゃ」
「積乱雲という雲だね」
「ミノルなにか知っちょるか?」
「それは線状降水帯だって」
「せんじょうこうすいたい?そりゃあ何じゃ?」
「チョット待ってねスマホで検索するから」
「便利になったもんじゃの~(笑)」
「次々と発生した雨雲が・・・」
「それ以上読まんでもええ。意味はわかった」
「原因は温暖化だってテレビで言ってたよ」
「気候変動やら異常気象は前から言っちょったからの~」
(3)
「雨も気温も極端だって言ってたね」
「山も保水力を超えて雨が降ると山が壊れるの~」
「どうすれば良いんだろう?」
「個人がどうにもならんじゃろう」
「学校でも地球温暖化を止める方法を考えたよ」
「ほ~どんなことを考えたんじゃ?」
「二酸化炭素の発生を少なくすることなんだって」
「温暖化の原因の一つが二酸化炭素じゃからの~」
「それでね無駄なゴミを出さないとか節電するとかするの」
「そんなことで温暖化は止まるんかいの~」
「それを言ったらダメだよ。出来ることから始めなきゃ」
「ゴメンゴメン地球規模の問題が解決できる気がせんのんじゃ」
「僕も想像できるけどね(笑)」
「政府は何か対策は考えているんか?」
「2030年までに温暖化ガスを13年度の46%にするんだって」
「へ~そんなことじゃ気候変動はおさまらんじゃろう」
「じゃあどうすれば良いの?」
(4)
「温暖化の原因が何なのかがわかりゃあええんじゃ」
「人間の生き方が問題だって聞いたことがあるよ」
「人間の生き方は社会のシステムで決まるんじゃ」
「社会のシステムって?」
「そりゃあ経済活動のことなんじゃ」
「経済活動って?」
「インターネットで検索してみな」
「わかった」
「え~とね、経済学用語の一つで、人間の社会生活において金銭や物資の交換を行うということによって生活を成り立たせていくという部分のことを言うだって」
「それが原因なんじゃ」
「だって僕たちは経済があるから生活できているんでしょ?」
「それが大きな間違いなんじゃ」
「何が間違ってるの?」
「山の中で暮らしているとの~、自然の恵みで生きちょるのがわかるんよ」
「自然の恵みだけじゃ生きれないよ」
「ええか?家も車もテレビも服も食べる物も飲み物もどうやって出来ちょるかわかるか?」
「そりゃあ人間が働いて作ったからでしょ?」
(5)
「じゃあ聞くがそれらの材料はどこから持ってくる?」
「地球の資源だよ」
「地球さんからの恵みじゃろうが」
「うん」
「地球さんにお金を払う必要があるか?」
「そうだね人間しかお金は使わないよね」
「人間の都合で自然を利用して自然のリズムを壊してしもうたんじゃ」
「そういうことか」
「人間に生活のリズムがあるように地球にもリズムがあるんじゃ」
「そうなの?」
「山の中で暮らすとそれがようわかるんじゃ」
「それで山の天気がおかしいって言ったんだね」
「そうなんじゃ。それでも温暖化の原因がわかっても経済活動はなかなかやめられんじゃろうの~」
「無理だと思うよ」
「これ以上温暖化が進まんような対策は必要じゃがの。もっと大切なことがあるんじゃ」
「なにが大切なの?」
「学校では教えてくれんのか?」
「温暖化が原因で異常気象や気候変動はすぐにはおさまらんのじゃ」
「どうして?」
「一人でも仙人とはこれいかに?」
「誰?あ!お爺ちゃん」
「一人でも仙人とはこれいかに?」
「なんだよ(笑)」
「無理問答だ、お前のとんちを使ってみな」
「一人でも千人とはどういうことかでしょ?」
「そうじゃ」
「簡単だよ(笑)仙人でも住人というがごとし」
「お~やるじゃないか(笑)」
「お爺ちゃんどうしたの?」
「たまにはミノルに会いに行こうと思っての」
「お爺ちゃんは元気そうだね」
「しばらく仙人をしていたから元気になったよ」
「仙人って?」
「仙人は冗談じゃけど、しばらく自然の中におったんよ」
「相変わらず方言丸出しだね(笑)」
「これでも頑張って標準語をしゃべっちょるんじゃがの(笑)」
「これで?(爆笑)」
「ところで学校はどうじゃ?」
「いまのところ普通通りよ」
「いまのところって?」
「感染病がおさまっているからね」
「感染病って何じゃ?」
「お爺ちゃんは知らないんだ」
(2)
「山ごもりしちょったからの」
「新型の感染病が世界中に蔓延したの」
「そうなんか~」
「それでね感染者が多い所は緊急事態宣言が出てるんだよ」
「東京は感染者が多いんじゃろうの~」
「都会は人が多いからね」
「山の中で暮らすと関係ないから安全じゃな」
「そうだね」
「山の中でも気がかりがあるんじゃが」
「なに?」
「入道雲が頻繁に通っていくんじゃ」
「積乱雲という雲だね」
「ミノルなにか知っちょるか?」
「それは線状降水帯だって」
「せんじょうこうすいたい?そりゃあ何じゃ?」
「チョット待ってねスマホで検索するから」
「便利になったもんじゃの~(笑)」
「次々と発生した雨雲が・・・」
「それ以上読まんでもええ。意味はわかった」
「原因は温暖化だってテレビで言ってたよ」
「気候変動やら異常気象は前から言っちょったからの~」
(3)
「雨も気温も極端だって言ってたね」
「山も保水力を超えて雨が降ると山が壊れるの~」
「どうすれば良いんだろう?」
「個人がどうにもならんじゃろう」
「学校でも地球温暖化を止める方法を考えたよ」
「ほ~どんなことを考えたんじゃ?」
「二酸化炭素の発生を少なくすることなんだって」
「温暖化の原因の一つが二酸化炭素じゃからの~」
「それでね無駄なゴミを出さないとか節電するとかするの」
「そんなことで温暖化は止まるんかいの~」
「それを言ったらダメだよ。出来ることから始めなきゃ」
「ゴメンゴメン地球規模の問題が解決できる気がせんのんじゃ」
「僕も想像できるけどね(笑)」
「政府は何か対策は考えているんか?」
「2030年までに温暖化ガスを13年度の46%にするんだって」
「へ~そんなことじゃ気候変動はおさまらんじゃろう」
「じゃあどうすれば良いの?」
(4)
「温暖化の原因が何なのかがわかりゃあええんじゃ」
「人間の生き方が問題だって聞いたことがあるよ」
「人間の生き方は社会のシステムで決まるんじゃ」
「社会のシステムって?」
「そりゃあ経済活動のことなんじゃ」
「経済活動って?」
「インターネットで検索してみな」
「わかった」
「え~とね、経済学用語の一つで、人間の社会生活において金銭や物資の交換を行うということによって生活を成り立たせていくという部分のことを言うだって」
「それが原因なんじゃ」
「だって僕たちは経済があるから生活できているんでしょ?」
「それが大きな間違いなんじゃ」
「何が間違ってるの?」
「山の中で暮らしているとの~、自然の恵みで生きちょるのがわかるんよ」
「自然の恵みだけじゃ生きれないよ」
「ええか?家も車もテレビも服も食べる物も飲み物もどうやって出来ちょるかわかるか?」
「そりゃあ人間が働いて作ったからでしょ?」
(5)
「じゃあ聞くがそれらの材料はどこから持ってくる?」
「地球の資源だよ」
「地球さんからの恵みじゃろうが」
「うん」
「地球さんにお金を払う必要があるか?」
「そうだね人間しかお金は使わないよね」
「人間の都合で自然を利用して自然のリズムを壊してしもうたんじゃ」
「そういうことか」
「人間に生活のリズムがあるように地球にもリズムがあるんじゃ」
「そうなの?」
「山の中で暮らすとそれがようわかるんじゃ」
「それで山の天気がおかしいって言ったんだね」
「そうなんじゃ。それでも温暖化の原因がわかっても経済活動はなかなかやめられんじゃろうの~」
「無理だと思うよ」
「これ以上温暖化が進まんような対策は必要じゃがの。もっと大切なことがあるんじゃ」
「なにが大切なの?」
「学校では教えてくれんのか?」
「温暖化が原因で異常気象や気候変動はすぐにはおさまらんのじゃ」
「どうして?」
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