世界平和実現のシナリオ

マー坊

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(話の流れ8)

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一般企業で働く人たちの中から国際支援団参加企業への転職希望者が増えていくようになります。
子どもたちの憧れの職業になっているからです。


安定収入が保証されていることが最大理由です。
そのほかに
世界の人達が必要とするものを作るということ。
働くことがお金儲けのためではないこと。
環境・健康に良いものしか作らないので罪悪感を感じないで働けるということ。
そういった理由があるようです。


国際支援団への参加希望者が増えて多くの企業が国際支援団に参加すると利益を上げ、税金で成り立つ経済活動に支障が起きるようになります。


その頃から
「どうしても利益を上げなければいけないの?」
「必要なものだけ作ることは出来ないの?」
そういった疑問が湧き始め
「必要量以上に作る必要はないじゃないか」
「薄利多売が資源を無駄にしてるじゃないか」
「売り上げを気にしないで働きたいね」
などの声が上がり始めます。


そして
人工知能の機械化が進み人々の労働時間は減り収入のない人が増え始めるとベーシック・インカムの導入が始まります。
しかし
財源が乏しい中で税金を増やすことも出来ずお金の必要性に疑問を持ち始めます。


人々に行き渡るものが生産されるのなら「すべてが無償で良いじゃないか」と。

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