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パロディックス!日本昔話「桃太郎」編
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日本昔話、全国の民話や伝説などをまとめたお話です。好評につきパロディックスシリーズ!日本昔話編「桃太郎」をお届けします!この作品はフィクションです。日本昔話といえば王道「桃太郎」ですよね!違った「桃太郎」お楽しみ下さい…っとその前に先に謝罪しておこう。
名作をイジって大変申し訳ありません。
まずは登場人物をサッと紹介!
登場人物
桃太郎 ゴリマッチョのおネエ
お婆さん ババア
お爺さん 耳が遠いジジイ
犬 スヌー◯ー似 ただただ…可愛い
サル 西遊記のサル似 変身できる
きじ 某アニメの◯獄似
鬼 ナルシストな鬼
むかし、むかし、あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。
お婆さん「爺さんや、あたしゃ川へ洗濯にいくで、爺さんは山へしばかりにいっておくれ。」
お爺さん 「あっ?えーー?あんだって??」
お婆さん「爺さんは山へしばかりにいっておくれ!」
お爺さん「いーや!違うぞ!わしは山へしばかりにいくんじゃ!」
お婆さん「あー。めんどくせージジイだ。早く行きな!」
そして、おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
お婆さんが川で洗濯をしていると…
ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が…
??? 「いやん!いやー!」「キャー!やめて!いやん!」
と野太い声と共に流れてきました。
お婆さん「おやおや?これは桃?良いおみやげになりそうじゃ!」
お婆さんは、そこら辺の棒を拾い大きな桃をツンツンして手繰りよせます。
ツンツン…
大きな桃は…
??? 「いやん!やめてん!」
ツンツンする度、プルンプルンと震え、野太い声が聞こえます。
お婆さんは大きな桃を拾い上げようと手を伸ばしました。すると…
「こら!なに触ってんのよ!ババア!セクハラだぞ!」
大きな桃だと思っていたのはゴリマッチョのおネエのケツでした。
お婆さん「ケツ?ケツ?なんで?」
驚くお婆さん…
???「えーっと…その…ホントは桃に入りたかったのよ!でも…」
お婆さん「あー!そうか!ケツがデカすぎて入らんかったんじゃろ?」
???「そーよ!ケツだけじゃないわよ!顔面もデカすぎて入らないのよ!ほら?」
桃に無理やり入ろうとする。
お婆さん「あー無理無理!」
???「とりあえず…お婆さん。今日からあなたの子供になるわ!名前をつけてちょうだい!」
お婆さん 「えーー?でも…」
???「でも?なんか問題ある?話が進まねーから、ハイっていっとけや!」
時折、男に戻る訳のわからんゴリマッチョのおネエを見てお婆さんは恐くなり、
お婆さん「あんたは桃太郎だよ!」
桃太郎「桃太郎?良い名前じゃない?気に入ったわ!それじゃ行きましょ!」
お婆さんは、首根っこを掴まれ、家まで無理やり引きずられていきました。
そして、お爺さんが帰ってきました。
お爺さん 「婆さんや今帰ったぞ!」
お婆さん「爺さんや!私達に子供が出来たよ!名前は桃太郎だよ!」
お爺さん「えーー?あんだって?」
桃太郎「今日からあなたの子供になりました。桃太郎です!」
とびきりの笑顔で報告する桃太郎
お爺さん「えーー?あんだって?」
桃太郎 「だから。あなたの可愛い子供よ!桃太郎よ!」
お爺さん「いーや!まだ飯は食っとらんぞ!」
桃太郎は無言で立ち上がるとジジイにビンタしました。
お爺さん「あぁ~綺麗な川がみえる~…あれは3年前に死んだ隣のジジイじゃ~…呼んどる…」
お婆さん「お爺さんや!そっちに逝くと戻ってこれんぞ!」
それから、月日は流れ、桃太郎はスナック「桃太郎」をオープンさせます。
ある日、ナルシストな鬼が現れます。
鬼「あ~どうしてこんなに僕はカッコいいんだろう?スナック桃太郎?今夜はここで決まりだぜ!」
桃太郎「いらっしゃい~。どうぞ!入って入って!」
桃太郎「あたしは桃太郎よ!よろしくね!なに飲む?」
鬼「じゃー。ビールを…。」
グラスにビールを注ぐ桃太郎。
桃太郎「あなた、どこから来たの?」
鬼「僕は…鬼ヶ島から来た鬼の王子様さ!」
桃太郎「あら?どっかで聞いた事ある島ね?わたしも行きたいわ~」
そんな世間話をしている所にお婆さんが入ってきました。
お婆さん「いらっしゃ…」
ガシャーン!
お婆さんは持っていたビールを落とします。ガタガタと震え…
お婆さん「お…お…鬼じゃ!鬼がおる!爺さんや鬼がおるぞ!早く逃げるんじゃ!」
お爺さん「うーん!鬼ごっこ鬼ごっこ!」
ジジイは完全にボケていた。
鬼「あはは…なんか…やっぱり帰ります…僕なんかいたら迷惑ですよね?すみません…」
桃太郎「おい!ババアよく見ろ!何が違うんだ!わたしも容姿はこんなだけど…心は乙女よ!見た目で人を判断しちゃいけないわ!」
鬼「桃太郎さん…」
お婆さん「そうかい…ワシが間違ってたよ…」
桃太郎「そう言う事だから…鬼さんここに居ていいわよ!おつまみ…なにがいい?」
鬼「うーん…そうだな…そのジジイ…。もらおかな…」
桃太郎・お婆さん「…。?!」
店の裏に隠れる桃太郎とお婆さん
桃太郎「ねぇ?お婆さん…いま聞いた?どーしよ?」
お婆さん「どーすんだい!お爺さん食べられちまうよ!」
桃太郎・お婆さん「あっ!爺さん?!」
お爺さんが突然飛び出し鬼の前に立つ。
お爺さんは鬼ゴッコをしようと鬼にタッチしました。
お爺さん「ガーハッハッハ!鬼さんタッチ!」
鬼「ありがとう!頂きます!」
ガブガブ…
バリバリ…
ムシャムシャ…
鬼「うまい!ビールおかわり!」
桃太郎「は、はい。ど、どどうぞ!」
ガタガタと震える手でビールを注ぐ桃太郎。
お婆さん「それじゃ、わしは遅いから帰るとするか…」
桃太郎「?!」
桃太郎 (心の声)「あのババア!一人だけ逃げようとしやがって!そうはさせないわよ!」
桃太郎「あら?お婆さん…お家はここよ!鬼さんのお相手をしてあげて!」
お婆さん「…。わ、わかった。」
お婆さん (心の声)「桃太郎ーー!桃太郎ーー!食われる!食われちまうよ!」
鬼「あっ!こんな時間だ!太陽がでる前にかえらなきゃ!いくら?」
桃太郎「お金?今日はつけとくわ!いいのよ!いいの!また来てちょうだい!」
鬼「いやいや…。あんな美味しいおつまみまでくれたのに…ただなんてダメだよ!これとっといて!」
ドサッ!
っと置かれたの金銀財宝でした。
桃太郎・お婆さん「すげー!」
桃太郎とお婆さんは金銀財宝に喜んだのだが…
金銀財宝には明らかに何かの血がべっとりと付着していた。
固まる桃太郎とお婆さん…。
桃太郎「おいー!婆さんみた?これ血よ!血!絶対怪しい財宝じゃない!」
婆さん「恐ろしやー!恐ろしやー!」
鬼「ありがとう!また…くるよ!今度のおつまみ楽しみだな…。」
桃太郎・お婆さん「ありがとう!」 心の声「来ないでくれー!」
翌朝…
桃太郎「お婆さん…わたし決めたわ!鬼のおつまみになるのは御免だわ!鬼ヶ島へ行ってあの鬼を退治してくるわ!」
お婆さん「そうかい!爺さんの仇をとっておくれ!」
桃太郎「任しといて!」
お婆さん「桃太郎や!これを持ってお行き!」
とお婆さんは吉備団子を渡しました。
お婆さん「あっ!そうそう!これも…」
とお婆さんは不思議な豆を渡しました。
桃太郎「こ、これは…ま、まさか…一粒食べれば完全回復する最強の特効薬!セ◯ズ!」
お婆さん「その豆については、それ以上詮索してはならん!気を付けて行くんじゃぞ!」
そして、桃太郎は鬼ヶ島へと向かう…
桃太郎「はぁー。疲れたわね!」
桃太郎が休んでいると、一匹のスヌー◯ーに激似の犬が現れます。
スヌー◯ー似の犬「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
桃太郎「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだけど…」
スヌー◯ー似の犬「お腰に付けた吉備団子を1つ下さいな。お供します!」
桃太郎「キャー!めっちゃ可愛いーー!わたし大好きなの!」
そして、桃太郎は犬を抱きしめます。
ギューー!!
桃太郎「可愛いーー!離さないわよ!」
チュッチュッ…
スヌーピー似の犬「苦しいです。ウ…エェー!」
ミシミシ…
スヌー◯ー似の犬「グ…ググ…チャー◯ーブラ◯ン…」
犬は、誰かの名前を呼び泡を吹き気を失いました。
犬が気付くと首輪が付けられお供させられる事になっていました。
そして、今度は西遊記のサルに激似のサルと出会いました。
西遊記似のサル「桃太郎さん、どこへ行くんですか?」
桃太郎「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだけど…あんた…どっかで見たことあるわね…」
西遊記似のサル「細かい話はダメだよ!お腰に付けた吉備団子を1つ下さいな。お共しますよ」
西遊記似のサル「あー!その犬は?めっちゃ有名な犬じゃん!」
桃太郎「あんたも…有名だと思うわよ…それから、この子の事は深堀りしないで…」
西遊記似のサル「えー!なんでー?」
桃太郎「めんどくさいわね!あの生臭坊主はどこ行ったのよ?とりあえずこれ食っときなさい!」
サルは吉備団子を貰うと喜んで付いてきました。
そして、しばらく歩いていると…
◯獄さん似のきじ「君が桃太郎か!どこに行くんだい?」
桃太郎「うわー!やっぱ出たよ…。本家が…。鬼退治行くのよ!」
◯獄さん似のきじ「なに?鬼退治だと!それでは、おこしに着けた吉備団子をくれないか!」
桃太郎「いいわよ!ほらどうぞ!」
◯獄さん似のきじ「うん!うまい!うまい!」
桃太郎「声がでかい!それに…あんた…きじ?それよりも…ギリギリよ!」
◯獄さん似のきじ「よもや…よもや…」
桃太郎「それ以上はやめなさい!マジで削除されるわよ…」
イヌ、サル、キジを引き連れ桃太郎は、鬼ヶ島へやってきました。
ピンポーン!
鬼「はーい!どちら様ですか?」
桃太郎「あっ。桃太郎よ!貴方を退治しに来たわ!」
鬼「僕を?そんな事より僕のサインあげよう!」
ガチャガチャ…っと鍵を開ける音が聞こえました。
桃太郎「皆、構えなさい!ドアが開いたら一斉に攻撃よ!」
ドアが開いた…
桃太郎「それ!いけー!」
イヌは可愛い顔で見つめ、サルは鬼の背中に抱きつき、きじは呼吸を整えました。
そして、桃太郎もビンタをしました。
鬼「うわー!やられたー!」
桃太郎「やったわ!」
◯獄さん似のきじ「早く首をはねないと…」
鬼「うわーん!パパ!コイツらがいじめるよー!」
すると奥から恐ろしくバカデカイ大きな鬼が現れます。
鬼パパ「うちのガキをいじめる奴は許さねぇ~!」
全員が固まり悟ります…。殺されると…。
桃太郎「おい!きじ!テメー本職だろーが!本気出せよ!」
するとカラスが飛んできて◯獄さん似のきじに何かを話します。
◯獄さん似のきじ「すまない!他に任務が入った!あとは任せたぞ!」
桃太郎「あー!その任務って列車に乗るやつでしょ?…たぶん…帰ってこれないよ…。」
桃太郎は◯獄さん似のきじを諦め犬にお願いしようとします。
桃太郎「犬!あんた…だめだわ!可愛すぎてこの作品にはマッチしないわ!」
今度はサルにお願いしようとしますが、
西遊記似のサル「う…う…」
サルは瀕死の重症を負っていた。
桃太郎「えーー?あんたいつ?やられたの?」
なんとサルはドアで指を詰めていた。
桃太郎「めっちゃ弱いじゃん!指挟んだだけでしょ?」
桃太郎はババアに貰った不思議な豆をサルに与えました。
桃太郎「これ食べなさい!」
サルは完治した。と同時に夜空に浮かぶ満月を見てしまう…
西遊記似のサル「満月…」
ドクン…ドクン…
桃太郎「ん?これ?」
ドクン…ドクン…
桃太郎「これは…やっぱり…あの不思議な豆繋がりの…」
サルは大きな猿に変身しました。
桃太郎「あらー。大猿ね!そっくり…」
サルは理性を失い暴れまわります。
桃太郎はこの作品が削除される事を恐れ、男に戻り怒り狂います。
桃太郎は瓦礫の岩を、担ぎ上げサルに向かって投げつけます!
桃太郎「ここまで文字打つの大変なんだから!!削除しないでね!ウラァーー!」
どんどん瓦礫の岩が積み上がっていく。サルは大きな岩に閉じ込められました。
桃太郎「そこで、生臭坊主が来るまで待っとけや!」
怒り狂い男に戻ってしまい大暴れ。
鬼パパ「まーまー落ち着いて」
桃太郎「触るな!セクハラーー!」
大きな鬼パパを担ぎ上げ投げ飛ばします。
鬼パパは気絶した。
皆で桃太郎を取り抑えようとしますが…全く歯が立たない。
そこへ…
お婆さんが現れました。
お婆さん「桃太郎を止めれるのは私だけ!」
お婆さん「わたしのホントの姿は…」
お婆さん「パロディックスシリーズお馴染みの魔女だ!」
一同「ポンコツ魔女!!」
お婆さん「この魔法でそれー!」
辺りが煙りに包まれた…
鬼の角が一本増えた。
お婆さん「あら?間違えたわー」
鬼「おい!これサ◯エさんじゃん!戻せよ!」
お婆さん「オホホホ…とってもよくお似合いですよ!」
鬼「戻せよ!これじゃー毎週ジャンケンしなきゃならないよ!」
お婆さん「オホホホ…今はそれどころじゃないのよ!それー!」
桃太郎は我にかえった。
桃太郎「あら?やだーー!恐ーい!」
なんやかんやで桃太郎は見事、鬼を退治する事に成功しました。
桃太郎は、鬼の宝物を拝借。そのお金で犬を可愛くプロデュースし、スナック「桃太郎」は大繁盛し、ババアと幸せに暮らしましたとさ…。めでたしめでたし…。
とそんな事では終わらないのがこの作品。
後日、警察がやって来て宝物は強奪された物である事が判明、桃太郎は強盗の疑いをかけられ逮捕されてしまいます。
桃太郎「あたしじゃないわよ!犯人はあの鬼よー!」
刑事「あー。恐い恐い…。鬼の形相だな…これがホントの鬼退治…」
完
名作をイジって大変申し訳ありません。
まずは登場人物をサッと紹介!
登場人物
桃太郎 ゴリマッチョのおネエ
お婆さん ババア
お爺さん 耳が遠いジジイ
犬 スヌー◯ー似 ただただ…可愛い
サル 西遊記のサル似 変身できる
きじ 某アニメの◯獄似
鬼 ナルシストな鬼
むかし、むかし、あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。
お婆さん「爺さんや、あたしゃ川へ洗濯にいくで、爺さんは山へしばかりにいっておくれ。」
お爺さん 「あっ?えーー?あんだって??」
お婆さん「爺さんは山へしばかりにいっておくれ!」
お爺さん「いーや!違うぞ!わしは山へしばかりにいくんじゃ!」
お婆さん「あー。めんどくせージジイだ。早く行きな!」
そして、おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
お婆さんが川で洗濯をしていると…
ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が…
??? 「いやん!いやー!」「キャー!やめて!いやん!」
と野太い声と共に流れてきました。
お婆さん「おやおや?これは桃?良いおみやげになりそうじゃ!」
お婆さんは、そこら辺の棒を拾い大きな桃をツンツンして手繰りよせます。
ツンツン…
大きな桃は…
??? 「いやん!やめてん!」
ツンツンする度、プルンプルンと震え、野太い声が聞こえます。
お婆さんは大きな桃を拾い上げようと手を伸ばしました。すると…
「こら!なに触ってんのよ!ババア!セクハラだぞ!」
大きな桃だと思っていたのはゴリマッチョのおネエのケツでした。
お婆さん「ケツ?ケツ?なんで?」
驚くお婆さん…
???「えーっと…その…ホントは桃に入りたかったのよ!でも…」
お婆さん「あー!そうか!ケツがデカすぎて入らんかったんじゃろ?」
???「そーよ!ケツだけじゃないわよ!顔面もデカすぎて入らないのよ!ほら?」
桃に無理やり入ろうとする。
お婆さん「あー無理無理!」
???「とりあえず…お婆さん。今日からあなたの子供になるわ!名前をつけてちょうだい!」
お婆さん 「えーー?でも…」
???「でも?なんか問題ある?話が進まねーから、ハイっていっとけや!」
時折、男に戻る訳のわからんゴリマッチョのおネエを見てお婆さんは恐くなり、
お婆さん「あんたは桃太郎だよ!」
桃太郎「桃太郎?良い名前じゃない?気に入ったわ!それじゃ行きましょ!」
お婆さんは、首根っこを掴まれ、家まで無理やり引きずられていきました。
そして、お爺さんが帰ってきました。
お爺さん 「婆さんや今帰ったぞ!」
お婆さん「爺さんや!私達に子供が出来たよ!名前は桃太郎だよ!」
お爺さん「えーー?あんだって?」
桃太郎「今日からあなたの子供になりました。桃太郎です!」
とびきりの笑顔で報告する桃太郎
お爺さん「えーー?あんだって?」
桃太郎 「だから。あなたの可愛い子供よ!桃太郎よ!」
お爺さん「いーや!まだ飯は食っとらんぞ!」
桃太郎は無言で立ち上がるとジジイにビンタしました。
お爺さん「あぁ~綺麗な川がみえる~…あれは3年前に死んだ隣のジジイじゃ~…呼んどる…」
お婆さん「お爺さんや!そっちに逝くと戻ってこれんぞ!」
それから、月日は流れ、桃太郎はスナック「桃太郎」をオープンさせます。
ある日、ナルシストな鬼が現れます。
鬼「あ~どうしてこんなに僕はカッコいいんだろう?スナック桃太郎?今夜はここで決まりだぜ!」
桃太郎「いらっしゃい~。どうぞ!入って入って!」
桃太郎「あたしは桃太郎よ!よろしくね!なに飲む?」
鬼「じゃー。ビールを…。」
グラスにビールを注ぐ桃太郎。
桃太郎「あなた、どこから来たの?」
鬼「僕は…鬼ヶ島から来た鬼の王子様さ!」
桃太郎「あら?どっかで聞いた事ある島ね?わたしも行きたいわ~」
そんな世間話をしている所にお婆さんが入ってきました。
お婆さん「いらっしゃ…」
ガシャーン!
お婆さんは持っていたビールを落とします。ガタガタと震え…
お婆さん「お…お…鬼じゃ!鬼がおる!爺さんや鬼がおるぞ!早く逃げるんじゃ!」
お爺さん「うーん!鬼ごっこ鬼ごっこ!」
ジジイは完全にボケていた。
鬼「あはは…なんか…やっぱり帰ります…僕なんかいたら迷惑ですよね?すみません…」
桃太郎「おい!ババアよく見ろ!何が違うんだ!わたしも容姿はこんなだけど…心は乙女よ!見た目で人を判断しちゃいけないわ!」
鬼「桃太郎さん…」
お婆さん「そうかい…ワシが間違ってたよ…」
桃太郎「そう言う事だから…鬼さんここに居ていいわよ!おつまみ…なにがいい?」
鬼「うーん…そうだな…そのジジイ…。もらおかな…」
桃太郎・お婆さん「…。?!」
店の裏に隠れる桃太郎とお婆さん
桃太郎「ねぇ?お婆さん…いま聞いた?どーしよ?」
お婆さん「どーすんだい!お爺さん食べられちまうよ!」
桃太郎・お婆さん「あっ!爺さん?!」
お爺さんが突然飛び出し鬼の前に立つ。
お爺さんは鬼ゴッコをしようと鬼にタッチしました。
お爺さん「ガーハッハッハ!鬼さんタッチ!」
鬼「ありがとう!頂きます!」
ガブガブ…
バリバリ…
ムシャムシャ…
鬼「うまい!ビールおかわり!」
桃太郎「は、はい。ど、どどうぞ!」
ガタガタと震える手でビールを注ぐ桃太郎。
お婆さん「それじゃ、わしは遅いから帰るとするか…」
桃太郎「?!」
桃太郎 (心の声)「あのババア!一人だけ逃げようとしやがって!そうはさせないわよ!」
桃太郎「あら?お婆さん…お家はここよ!鬼さんのお相手をしてあげて!」
お婆さん「…。わ、わかった。」
お婆さん (心の声)「桃太郎ーー!桃太郎ーー!食われる!食われちまうよ!」
鬼「あっ!こんな時間だ!太陽がでる前にかえらなきゃ!いくら?」
桃太郎「お金?今日はつけとくわ!いいのよ!いいの!また来てちょうだい!」
鬼「いやいや…。あんな美味しいおつまみまでくれたのに…ただなんてダメだよ!これとっといて!」
ドサッ!
っと置かれたの金銀財宝でした。
桃太郎・お婆さん「すげー!」
桃太郎とお婆さんは金銀財宝に喜んだのだが…
金銀財宝には明らかに何かの血がべっとりと付着していた。
固まる桃太郎とお婆さん…。
桃太郎「おいー!婆さんみた?これ血よ!血!絶対怪しい財宝じゃない!」
婆さん「恐ろしやー!恐ろしやー!」
鬼「ありがとう!また…くるよ!今度のおつまみ楽しみだな…。」
桃太郎・お婆さん「ありがとう!」 心の声「来ないでくれー!」
翌朝…
桃太郎「お婆さん…わたし決めたわ!鬼のおつまみになるのは御免だわ!鬼ヶ島へ行ってあの鬼を退治してくるわ!」
お婆さん「そうかい!爺さんの仇をとっておくれ!」
桃太郎「任しといて!」
お婆さん「桃太郎や!これを持ってお行き!」
とお婆さんは吉備団子を渡しました。
お婆さん「あっ!そうそう!これも…」
とお婆さんは不思議な豆を渡しました。
桃太郎「こ、これは…ま、まさか…一粒食べれば完全回復する最強の特効薬!セ◯ズ!」
お婆さん「その豆については、それ以上詮索してはならん!気を付けて行くんじゃぞ!」
そして、桃太郎は鬼ヶ島へと向かう…
桃太郎「はぁー。疲れたわね!」
桃太郎が休んでいると、一匹のスヌー◯ーに激似の犬が現れます。
スヌー◯ー似の犬「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
桃太郎「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだけど…」
スヌー◯ー似の犬「お腰に付けた吉備団子を1つ下さいな。お供します!」
桃太郎「キャー!めっちゃ可愛いーー!わたし大好きなの!」
そして、桃太郎は犬を抱きしめます。
ギューー!!
桃太郎「可愛いーー!離さないわよ!」
チュッチュッ…
スヌーピー似の犬「苦しいです。ウ…エェー!」
ミシミシ…
スヌー◯ー似の犬「グ…ググ…チャー◯ーブラ◯ン…」
犬は、誰かの名前を呼び泡を吹き気を失いました。
犬が気付くと首輪が付けられお供させられる事になっていました。
そして、今度は西遊記のサルに激似のサルと出会いました。
西遊記似のサル「桃太郎さん、どこへ行くんですか?」
桃太郎「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだけど…あんた…どっかで見たことあるわね…」
西遊記似のサル「細かい話はダメだよ!お腰に付けた吉備団子を1つ下さいな。お共しますよ」
西遊記似のサル「あー!その犬は?めっちゃ有名な犬じゃん!」
桃太郎「あんたも…有名だと思うわよ…それから、この子の事は深堀りしないで…」
西遊記似のサル「えー!なんでー?」
桃太郎「めんどくさいわね!あの生臭坊主はどこ行ったのよ?とりあえずこれ食っときなさい!」
サルは吉備団子を貰うと喜んで付いてきました。
そして、しばらく歩いていると…
◯獄さん似のきじ「君が桃太郎か!どこに行くんだい?」
桃太郎「うわー!やっぱ出たよ…。本家が…。鬼退治行くのよ!」
◯獄さん似のきじ「なに?鬼退治だと!それでは、おこしに着けた吉備団子をくれないか!」
桃太郎「いいわよ!ほらどうぞ!」
◯獄さん似のきじ「うん!うまい!うまい!」
桃太郎「声がでかい!それに…あんた…きじ?それよりも…ギリギリよ!」
◯獄さん似のきじ「よもや…よもや…」
桃太郎「それ以上はやめなさい!マジで削除されるわよ…」
イヌ、サル、キジを引き連れ桃太郎は、鬼ヶ島へやってきました。
ピンポーン!
鬼「はーい!どちら様ですか?」
桃太郎「あっ。桃太郎よ!貴方を退治しに来たわ!」
鬼「僕を?そんな事より僕のサインあげよう!」
ガチャガチャ…っと鍵を開ける音が聞こえました。
桃太郎「皆、構えなさい!ドアが開いたら一斉に攻撃よ!」
ドアが開いた…
桃太郎「それ!いけー!」
イヌは可愛い顔で見つめ、サルは鬼の背中に抱きつき、きじは呼吸を整えました。
そして、桃太郎もビンタをしました。
鬼「うわー!やられたー!」
桃太郎「やったわ!」
◯獄さん似のきじ「早く首をはねないと…」
鬼「うわーん!パパ!コイツらがいじめるよー!」
すると奥から恐ろしくバカデカイ大きな鬼が現れます。
鬼パパ「うちのガキをいじめる奴は許さねぇ~!」
全員が固まり悟ります…。殺されると…。
桃太郎「おい!きじ!テメー本職だろーが!本気出せよ!」
するとカラスが飛んできて◯獄さん似のきじに何かを話します。
◯獄さん似のきじ「すまない!他に任務が入った!あとは任せたぞ!」
桃太郎「あー!その任務って列車に乗るやつでしょ?…たぶん…帰ってこれないよ…。」
桃太郎は◯獄さん似のきじを諦め犬にお願いしようとします。
桃太郎「犬!あんた…だめだわ!可愛すぎてこの作品にはマッチしないわ!」
今度はサルにお願いしようとしますが、
西遊記似のサル「う…う…」
サルは瀕死の重症を負っていた。
桃太郎「えーー?あんたいつ?やられたの?」
なんとサルはドアで指を詰めていた。
桃太郎「めっちゃ弱いじゃん!指挟んだだけでしょ?」
桃太郎はババアに貰った不思議な豆をサルに与えました。
桃太郎「これ食べなさい!」
サルは完治した。と同時に夜空に浮かぶ満月を見てしまう…
西遊記似のサル「満月…」
ドクン…ドクン…
桃太郎「ん?これ?」
ドクン…ドクン…
桃太郎「これは…やっぱり…あの不思議な豆繋がりの…」
サルは大きな猿に変身しました。
桃太郎「あらー。大猿ね!そっくり…」
サルは理性を失い暴れまわります。
桃太郎はこの作品が削除される事を恐れ、男に戻り怒り狂います。
桃太郎は瓦礫の岩を、担ぎ上げサルに向かって投げつけます!
桃太郎「ここまで文字打つの大変なんだから!!削除しないでね!ウラァーー!」
どんどん瓦礫の岩が積み上がっていく。サルは大きな岩に閉じ込められました。
桃太郎「そこで、生臭坊主が来るまで待っとけや!」
怒り狂い男に戻ってしまい大暴れ。
鬼パパ「まーまー落ち着いて」
桃太郎「触るな!セクハラーー!」
大きな鬼パパを担ぎ上げ投げ飛ばします。
鬼パパは気絶した。
皆で桃太郎を取り抑えようとしますが…全く歯が立たない。
そこへ…
お婆さんが現れました。
お婆さん「桃太郎を止めれるのは私だけ!」
お婆さん「わたしのホントの姿は…」
お婆さん「パロディックスシリーズお馴染みの魔女だ!」
一同「ポンコツ魔女!!」
お婆さん「この魔法でそれー!」
辺りが煙りに包まれた…
鬼の角が一本増えた。
お婆さん「あら?間違えたわー」
鬼「おい!これサ◯エさんじゃん!戻せよ!」
お婆さん「オホホホ…とってもよくお似合いですよ!」
鬼「戻せよ!これじゃー毎週ジャンケンしなきゃならないよ!」
お婆さん「オホホホ…今はそれどころじゃないのよ!それー!」
桃太郎は我にかえった。
桃太郎「あら?やだーー!恐ーい!」
なんやかんやで桃太郎は見事、鬼を退治する事に成功しました。
桃太郎は、鬼の宝物を拝借。そのお金で犬を可愛くプロデュースし、スナック「桃太郎」は大繁盛し、ババアと幸せに暮らしましたとさ…。めでたしめでたし…。
とそんな事では終わらないのがこの作品。
後日、警察がやって来て宝物は強奪された物である事が判明、桃太郎は強盗の疑いをかけられ逮捕されてしまいます。
桃太郎「あたしじゃないわよ!犯人はあの鬼よー!」
刑事「あー。恐い恐い…。鬼の形相だな…これがホントの鬼退治…」
完
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転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
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私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
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「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
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