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むこうの世界では
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プレゼントを貰いホクホク顔のロアンナと部屋の前で別れて
自室に入る。
「さ、律のマジックバッグ作っちゃおうかな~」
うーーんどんな形にしよう……
背中に背負える斜めがけ鞄にしよう。バナナみたいな形で、色はそうね、カーキーかな。容量は屋敷二個分くらい。汚れ防止と紛失防止、登録魔法、再生魔法までつけておこう。
再生魔法は例えばカバンのチャックやショルダの紐ー部分が切れたとしても再生して直るのよ!
うん、いい感じに出来た!
明日渡さないとね。
「さて、お風呂に入って寝ようかな~」
お風呂に魔法でお湯をため、今日はラベンダーの入浴剤を入れた。
「んー、いい香り」
チャポン
「しっかし、他のメンバーも転生しているのかしら?不遇な環境にいるなら早く見つけてあげたいなぁ……」
チャポン
「でも……あの大人数とまた結婚するのもなぁ………」
一妻多夫なのはいいとしても
慣れたし……でもララの時の人数はちょっとね。
ざざぁぁ…
さっさと魔法で乾かして着替える
あの世界で私達の子孫は今も元気なのかしら?
フローラは知らない……あの世界でララマリーアは賢王として王都の中心に銅像がたてられているのを…………。
「お母様」
「なに?イリス」
「この銅像って…先祖の王女様なんですよね?」
「ええ、立派な賢王でしたのよ?」ニコッ
「お母様はお会いになられた事がおありなのですか!?」
「それは、私は竜人の血をひき長生きだからお会いしたことはあるの」ふふっ
「へぇー、僕もお会いしてみたかったです。しかしこのような銅像を建てられて喜ぶ方だったのですか?」
「クスクス いいえ……こんな銅像があると知ったら絶対にお怒りになったでしょうね……」苦笑
「なるほど……僕も自分の銅像はちょっと……遠慮したいですね」
「まぁ!?イリスは王太子になるのだから賢王にならなくてはなりませんよ?」
「はい……見聞を広め賢王になりたいとおもっておりますが、銅像はちょっと……」
「クスクス ええ、私も銅像はちょっと嫌ね」
「ちょっとというか「かなり」嫌ですね」
「まぁ!?イリスったら…そんな大声で」
「王女陛下、イリス殿下、城に戻りましょう」
「ええ、分かったわ、スィード」
「父上!!抱っこして下さい!!」
「まぁ!?イリスったらもう5歳なのに」
ひょいっとスィードがイリスを抱きかかえる。スィードは
ラフォンヌ王女陛下の王配だ。
もちろんララマリーアの孫にあたる。
お祖母様、ラフォンヌは貴女が納めたこの国を頑張って次世代に繋げていきます。見守っていてくださいませ……。
そっと銅像のララマリーアに祈るのだった。
「ん?誰か呼んだ??」
キョロキョロ
「って、誰もいるわけないか……疲れているのかしら?」
ベットに横になるフローラ
さて、明日は授業よね!!
頑張らなくちゃ!!
自室に入る。
「さ、律のマジックバッグ作っちゃおうかな~」
うーーんどんな形にしよう……
背中に背負える斜めがけ鞄にしよう。バナナみたいな形で、色はそうね、カーキーかな。容量は屋敷二個分くらい。汚れ防止と紛失防止、登録魔法、再生魔法までつけておこう。
再生魔法は例えばカバンのチャックやショルダの紐ー部分が切れたとしても再生して直るのよ!
うん、いい感じに出来た!
明日渡さないとね。
「さて、お風呂に入って寝ようかな~」
お風呂に魔法でお湯をため、今日はラベンダーの入浴剤を入れた。
「んー、いい香り」
チャポン
「しっかし、他のメンバーも転生しているのかしら?不遇な環境にいるなら早く見つけてあげたいなぁ……」
チャポン
「でも……あの大人数とまた結婚するのもなぁ………」
一妻多夫なのはいいとしても
慣れたし……でもララの時の人数はちょっとね。
ざざぁぁ…
さっさと魔法で乾かして着替える
あの世界で私達の子孫は今も元気なのかしら?
フローラは知らない……あの世界でララマリーアは賢王として王都の中心に銅像がたてられているのを…………。
「お母様」
「なに?イリス」
「この銅像って…先祖の王女様なんですよね?」
「ええ、立派な賢王でしたのよ?」ニコッ
「お母様はお会いになられた事がおありなのですか!?」
「それは、私は竜人の血をひき長生きだからお会いしたことはあるの」ふふっ
「へぇー、僕もお会いしてみたかったです。しかしこのような銅像を建てられて喜ぶ方だったのですか?」
「クスクス いいえ……こんな銅像があると知ったら絶対にお怒りになったでしょうね……」苦笑
「なるほど……僕も自分の銅像はちょっと……遠慮したいですね」
「まぁ!?イリスは王太子になるのだから賢王にならなくてはなりませんよ?」
「はい……見聞を広め賢王になりたいとおもっておりますが、銅像はちょっと……」
「クスクス ええ、私も銅像はちょっと嫌ね」
「ちょっとというか「かなり」嫌ですね」
「まぁ!?イリスったら…そんな大声で」
「王女陛下、イリス殿下、城に戻りましょう」
「ええ、分かったわ、スィード」
「父上!!抱っこして下さい!!」
「まぁ!?イリスったらもう5歳なのに」
ひょいっとスィードがイリスを抱きかかえる。スィードは
ラフォンヌ王女陛下の王配だ。
もちろんララマリーアの孫にあたる。
お祖母様、ラフォンヌは貴女が納めたこの国を頑張って次世代に繋げていきます。見守っていてくださいませ……。
そっと銅像のララマリーアに祈るのだった。
「ん?誰か呼んだ??」
キョロキョロ
「って、誰もいるわけないか……疲れているのかしら?」
ベットに横になるフローラ
さて、明日は授業よね!!
頑張らなくちゃ!!
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