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まさかの

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5時間目は普通に数学の授業だった。
もはや…三回目の生なので…
余裕なのである。
ミリアも…前世で私と1,2位だったので…余裕。

「暇ね~」

「ちょっと…フローラ聞こえるわよ……」

「だってミリアもそう思っているでしょ?」

「まぁ…」苦笑


「そこの、マジック.リサール!!何を話している?暇ならこの問を前に出て解いてみなさい」

ん?


「はい」

スタスタと歩いていき…

スラスラ~っと魔法で式と答えを書いていく。


「終わりました」ニコッ


「!?こ、これは!!最高学年で教わる難易度が高いやつだぞ!!!!なぜ解けるんだ?」


なぜと言われても……こんなの…
へのかっぱなのよね~。


「先生…申し訳ないのですが
数学は…学園中に教わるのはもう頭に入っていて…すみません」ニコッ


「そ、そうなのか…わ、分かった」


ニコッっともう一度微笑んでから席に戻った。


「フローラったら…目立つわよ…」


「いいのよ…どうせマジック.リサールの後継者というだけで充分目立っているし、そもそも首席だし」


「まぁね」苦笑

その後は…平和に授業も終わりかと思いきや………

「マジック.リサール君!!!」


ん?数学の先生????

「も、もし良かったら時間がある時に一緒に数学の理論を話さないか!?今まで…その…話せる相手がいなくて……」

あーーー…タリョンの数学バージョンね……。

「ふふ、ええいいですよ」ニコッ

「あ、ありがとう!!!!」

とても嬉しそうに笑った。

あら…この先生何気に結構
イケメンね~!!
メガネ外すと…さらに美形という落ちかしら…まさかね~!

ひょいっとメガネに手をかけて外してみると……

まさかのそのまさかだった。

「ちょ、リサール君」


「まぁ、これ伊達メガネね…」

しかし……なにこれ。漫画のような落ちね。

メガネ外すとこんな美形だなんて………。めちゃくちゃタイプなんだけど………。んーーー


「先生、単刀直入に言います」

「ん?ああ」


「私の婚約者になりませんか?」ニコッ

「え!!!!!!いいのか!?」

この世界も女が少ないので
イケメンでも結婚できない人沢山いるのよね~


「はい!!そのかわり!」

「そ、そのかわり??」


「そのメガネ私の前と一人の時以外では外すの禁止です」


「わ、分かった!!!!」

「フフ、では宜しくお願い致します」ニコッ


「宜しくリサール家の姫…」


「フローラでいいですよ」ニコッ


「フ…フローラ」

「はい」ニコッ


「ぐっ………可愛いのに…天才…」


「フローラ、寮に戻ろうよ」


「あ、うん!では先生両親には話しておきますね」


「ありがとう…」


「相変わらずイケメン好きなんだから…」

「えーーミリアは相変わらずの私好きでしょ?」

「う、うん…」

「今回もいずれミリアが産んでくれるの?」

「うん!!!」

「ありがとう」ニコッ



「あ!!!いた!フローラとミリア!」

「ごめーん、リリースとジュリア」

「何してたの?」


「さっきの数学の先生と婚約してた」ニコッ

「え!?なんでそーなったの!?」

「大人だし~好みだったから」

「「へぇ~」」


「放課後どうする?」


「フローラは何するの?」


「んーーーちょっと家戻って報告してくる」

「「「了解」」」


とりあえず、三人とは一旦別れて家に転移した。

パッ


「フローラ!?」


「あ、シリルたっだいま~」


「どうしたんだ??」


「ちょっと婚約したい人がいてお父様に頼みに」ニコッ


「誰だ?」

「数学の先生よ」ニコッ

「あーーー、もしかして…ラグリートだろ?」


「え!?なんでわかるの?」
数学の先生は他にもいるのに…

「あいつ…めちゃくちゃイケメンだろ?」ニヤ


「!?」

「同級生なんだよ…しかも寮で同室だったんだ」クスクス

「えーーー!」

「だから素顔をしっているんだけどさ」クスクス


「そ、そうなんだ…」


「絶対…ララのタイプだとおもったんだよな~」苦笑


「う……タイプデス…はい」

「あいつは良いやつでオススメだからいいけど…お前の唯一の欠点はイケメンに弱いという事だな……」苦笑


「何を言っているの!!!イケメンは正義なのよ!!!!」

「お前………その年で言うことかよ……」


「イケメン好きに年は関係ないわ!!!!」ドヤァァ……


「……分かった…父上には…俺から伝えて頼んどくからもう戻れよ」


「ありがとう!!シリル!!シリルもイケメンよ!!!」

「ああ…神様にイケメンにしてくれと頼んだからな」苦笑


「!?」

「ほら、早くしないと夕食食いっぱぐれるぞ……」


「そ、それは困るわ!!!!」


「またな」


「うん、またね!!」

パッ


「うわっ、フローラ!!」

「お帰り、フローラ!」

「夕食セーフよフローラ」クスクス


「3人ともたっだいま~」


「「「お帰り~」」」

「すっかりミリアと仲良くなったのね」


「ミリアは色んな知識があってとても面白いのよ」


「そうそう、しかも可愛いし」

「照れるから…やめて」


「良かったね、ミリア」ニコッ


「うん…ありがとうフローラ」


「どう致しまして」ニコッ


「さ、頼まなきゃ!!」

「「「そうだった!!」」」

バタバタ バタバタ


んーー、今日は何にしよう…

「私はパスタセット」リリース

「私も」ジュリア

「私はグラタンセット」
ミリア

「んーーー、冷しゃぶセットにする…」フローラ

「冷しゃぶ!?美味しいの?」

「気になる!!」

「冷しゃぶもいいなぁ…冷しゃぶにしようかな」
ミリア冷しゃぶ好きよね…ふふ


「冷しゃぶはさっぱりしてて美味しいよ!」

「「「やっぱりそれにする!!」」」
結局全員冷しゃぶセット!


安定の美味しさでした!!!

「冷しゃぶ最高……今まで損してた気がする」

「同じく……」

「冷しゃぶ美味しいよね~」

「春夏はこれよね~」


「お、美味しそうだな……」


「あ!!ラグリート」


「お、俺の名前知ってたのか…言う前にフローラ行っちゃうからさ」苦笑


「シリルに聞いたのよ」ニコッ


「あーーなるほど!あいつも婚約者なんだったな」苦笑

「ラグリートの事いいやつだからオススメと言ってて、婚約の手続きしておいてくれるって」

「そっか、あいつにも世話になるな」ニコッ

「うん」ニコッ


「なんか……すごくいい雰囲気ね…」

「ほんと……」

「あ、フローラ魔法手紙がこっちに飛んでくるわよ」

魔法手紙がフローラの手の上に落ちた。
開いて読むと、婚約成立、
感謝しろよ?シリルと書かれていた。

「ラグリート、婚約成立だって」ニコッ

「良かったぁ…宜しく未来の奥様」ニコッ


「宜しく未来の旦那様」ニコッ


「ねぇ…どうして先生をフローラが気に入ったのか謎なんだけど…」

「そうよね……」


「クスクス 私はもうわかったわよ…」


「え!!本当にミリア!!」

「流石ミリアね!!」


「ラグリート、一瞬だけメガネ外してあげて」ニコッ

「ああ」

パッとメガネを外してパッと
つけた。

「分かった?」ニコッ

「うわぁ……なにこの美形…」

「あり得ない美形だったわ…」

「やっぱりね」クスクス


「でしょ~ふふふふ、もう婚約したから私だけのラグリートよ?」ニコッ


「だな」ニコッ

「ぐっ…羨ましい」

「羨ましいわね…」

「二人とも頑張って!!!」


「え!?ミリアも頑張るでしょ??」

「だよね!?」

「私はフローラが変身魔法で
男になって夫になってもらうからいいの」ニコッ


「「!?」」


「フローラが男になるとめちゃくちゃイケメンなのよ?」ふふ


「わ、私も!!!!」

「え!?わ、私も!!!!!」


「え!?それ…本気で言ってるわけ……?」


コクコク頷く二人………
えーーーー。


「一月に2度しか…男にならないわよ…それでもいいの?」

「それでもいい!」

「それでもいいわ!!」


「なら……二人が家に許可を得たら承諾するわよ…」

今世は…妻が三人か………

でも、果たして二人の家から
許可がおりるかしら?

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