転生姫様からの転生は魔術師家系の公爵家

meimei

文字の大きさ
上 下
18 / 57

しおりを挟む
ケーキ食べ放題の次はリリース
の行きたい雑貨店に!

うわぁ~可愛い雑貨が沢山ある~!!!!

ん?チラッと見ると、タリョンがとっても楽しそうに雑貨を見ている。

「タリョン、可愛い物も好きなの?」

「うん……実は刺繍とか好きなんだ……」

「あら、ならマキルと気が合うワよきっと」

「マキル??クラスの?」

「そうそう前世繋がりの婚約者なんだけど、デザイナーでドレスとか刺繍とかプロ並みよ?」


「!?」


「絶対タリョンと気が合うと思う、マキルも甘党だし、可愛い物が大好きなのよ」


「俺……同じ趣味で気が合う友達一人もいなかったんだ…」

「なら、明日にでも紹介しようか?」

「いいのか!!!!」

ずずいっと顔を近づけるタリョン

「全然いいよ、紹介するね」


「ありがとう、本当に…ありがとう」グスッ……

「そんな、泣かなくても……」


「あー!!フローラが俺の甥を泣かしてる~」


「なっ!?ち、違うわよ!!」


「叔父上………フローラはとても素晴らしい女性です」

「そうだろ?」ニコッ


「フローラがこの国の国王になってくれたらこの国は安泰です」

「だろうな、前世でフローラは国王だし、賢王といわれていたからな…」


「!?」


「それを知っているから…父上はフローラを王太子にしたいんだぞ……」

「そ、そうだったのですか…」


「私、絶対国王とかしないわよ?」


「「!?」」

「せっかく生まれ変わったのになんでまたしなきゃいけないのよ?絶対嫌です!!!!」

「そ、そうか」

「そうなのか…」


「あのね、国を栄え、まとめなきゃいけないのよ?民の声を聞きながら……かなりの…ストレスよ……やりたい人がやればいいのよ……国王なんて…最大の国の社畜よ…」


「「!?」」


「私はのんびり公爵家を守りまーす」クスクス


「ね、フローラこれ見て!!」

「どれ?わぁ、可愛い~果物シリーズのピアスなのかな」

「私、りんごのピアス欲しい」

「んー、じゃぁ私はブドウのピアスね!!」

「私はイチゴ~」

3人で果物シリーズのピアスを買ってさっそく耳につけたと思ったら、タリョンもマスカットのピアスを買ってつけていた。
なんか、色違いのオソロみたいね。苦笑


「ね~タリョン、色違いのオソロみたいね」

「そ、そうだな」

「オソロみたいねじゃなくて、オソロよね?」

「うんうん、オソロを狙ったのよね?」


「ん?オソロを狙う?なんで?」


「「え!?」」

「あのな……申し訳ないんだが…フローラは前世の頃から…めちゃくちゃド鈍なんだ……」

「「「!?」」」


「だからな……直球に言わないと一生伝わらないぞ……それだけは言っておく……」


「なるほど……」


「タリョン……直球頑張って」

「タリョン…直球ファイト…」


「頑張る俺………ってフローラがいない!!!」


「あそこの…花屋にいるぞ…」

「「しかもめちゃくちゃマイペース」」苦笑

「ああ…皆宜しく頼むよ…」

「ふふ、了解です」ニコッ

「もちろんです」ニコッ

二人がパタパタとフローラの方にかけて行った。


「俺は応援してやるよ…タリョン」

「ありがとうございます、叔父上」

「あのポンコツ兄上よりも父上に話を通せよ?」

「ですね……そうします」

「ああ、それがいい」
リヨンはポンとタリョンの頭を撫でタリョンを連れてフローラのもとに行く。


「この、チューリップが可愛い」

「ほんとね!!私はこのスイトピーを買うわ」

「私はかすみ草!!」


「あー!!かすみ草沢山花瓶に入れると綺麗だよね」


「「分かる分かる」」


「花か、可愛いな!俺はマーガレットが好きだ」


「「「マーガレットも可愛いよね」」」

それぞれ好きな花を買い次は

ん?なんかみんな…荷物がすごいわね…。


「ね、その鞄はこの前作ったやつよね?」


「「「そう」」」


「ちょっと貸して、1人ずつね」

「はい」
まずはタリョン

鞄の中を空間魔法でマジックバックにした。

「はい、これでマジックバックになったわよ、屋敷一個なら入るし、時間が止まるから花を入れても枯れないわよ」

「!?」

ひょいひょいっと、リリースとジュリアのもマジックバックにした。


「これで手ぶらで行けるでしょ?」

「これって……国宝物よね…」

「だろうな……」

「そ、そうよね…」


え!?そうなの??

「フローラ…この世界マジックバックはない…が俺の鞄も宜しく」

ひょっと受け取りさくっと…
マジックバックに…

「出来たよ」


「ありがとう!!!!これで…快適な生活に」


「マジックバックないなんて不便すぎる。みんな普通に使ってね」

「「「ありがとう」」」


「食べ物入れても腐らないし便利よ」


「凄い……」

「めちゃくちゃ嬉しい」

「大切にする…」

ふふ、喜んで貰えて良かったわ!

なんだかんだ、色々と見てから最後にまたパン屋で沢山買って
帰宅!

「あ~楽しかった!!!」


「楽しかったわね!また行こう」

「また行きたいわ!」


「俺も……」
タリョンが…モジモジしている…。


「あのね、モジモジする意味分からないわよ、もう友達なんだからね!!」

「そうそう」

「うんうん」

「そ、そうか!!ありがとう」
ぱあぁぁぁっと笑顔になる。


「じゃ、またね~」

「「「また~」」」

それぞれ部屋に戻る…。

さすがに、ほぼ一日外にいたからクタクタである。

お風呂に入り、パンを食べて

ベッドで爆睡!!!


友達3人出来て最高に楽しい~良かったぁ!!


フローラの中ではすっかり友達の位置のタリョンであった…

タリョン頑張れ!!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです

新条 カイ
恋愛
 ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。  それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?  将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!? 婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。  ■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…) ■■

なりすまされた令嬢 〜健気に働く王室の寵姫〜

瀬乃アンナ
恋愛
国内随一の名門に生まれたセシル。しかし姉は選ばれし子に与えられる瞳を手に入れるために、赤ん坊のセシルを生贄として捨て、成り代わってしまう。順風満帆に人望を手に入れる姉とは別の場所で、奇しくも助けられたセシルは妖精も悪魔をも魅了する不思議な能力に助けられながら、平民として美しく成長する。 ひょんな事件をきっかけに皇族と接することになり、森と動物と育った世間知らずセシルは皇太子から名門貴族まで、素直関わる度に人の興味を惹いては何かと構われ始める。 何に対しても興味を持たなかった皇太子に慌てる周りと、無垢なセシルのお話 小説家になろう様でも掲載しております。 (更新は深夜か土日が多くなるかとおもいます!)

眺めるだけならよいでしょうか?〜美醜逆転世界に飛ばされた私〜

波間柏
恋愛
美醜逆転の世界に飛ばされた。普通ならウハウハである。だけど。 ✻読んで下さり、ありがとうございました。✻

皆さん、覚悟してくださいね?

柚木ゆず
恋愛
 わたしをイジメて、泣く姿を愉しんでいた皆さんへ。  さきほど偶然前世の記憶が蘇り、何もできずに怯えているわたしは居なくなったんですよ。  ……覚悟してね? これから『あたし』がたっぷり、お礼をさせてもらうから。  ※体調不良の影響でお返事ができないため、日曜日ごろ(24日ごろ)まで感想欄を閉じております。

前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!

鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……! 前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。 正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。 そして、気づけば違う世界に転生! けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ! 私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……? 前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー! ※第15回恋愛大賞にエントリーしてます! 開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです! よろしくお願いします!!

【完結】番である私の旦那様

桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族! 黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。 バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。 オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。 気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。 でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!) 大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです! 神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。 前半は転移する前の私生活から始まります。

私は、聖女っていう柄じゃない

波間柏
恋愛
夜勤明け、お風呂上がりに愚痴れば床が抜けた。 いや、マンションでそれはない。聖女様とか寒気がはしる呼ばれ方も気になるけど、とりあえず一番の鳥肌の元を消したい。私は、弦も矢もない弓を掴んだ。 20〜番外編としてその後が続きます。気に入って頂けましたら幸いです。 読んで下さり、ありがとうございました(*^^*)

私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜

朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。 (この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??) これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。 所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。 暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。 ※休載中 (4月5日前後から投稿再開予定です)

処理中です...