転生姫様からの転生は魔術師家系の公爵家

meimei

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叔父様だけどイケメンな、え?この人

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バタバタ バタバタ

バン

「カリーナ!!来たぞ!!」


「あら、お兄様ずいぶんお早い登場ね」
クスクス

この人が私のお母様のお兄様??
確かに……17歳くらいにしか見えないわね。

「あぶぶう」こんにちわ叔父様

「この愛らしいお姫様が俺の姪っ子かい?」

「クスクス ええそうよ。高魔力持ちで…そのブレスレットを見て…お兄様鑑定できるでしょ?」

おお、叔父様も鑑定出来るのか!

ふむふむ

「カリーナ、お前旦那を呼んで来いよ」

「あら、そうね。呼んでくるわ」

パタパタ パタパタ


「なぁ、おチビちゃん。君の魔力の色は……鑑定してもいいかい?」ニコッ

叔父様…イケメン~!!!!!

綺麗なプラチナブロンドの髪に
黄色の瞳


キャッキャ

「なら、鑑定するね」ニコッ

「あい!」片手をあげる。

「か、かわいい……鑑定」


フローラ.マジック.リサール
公爵家第3子 長女

転生者 
転生前はララマリーア.フォルテッシモ

魔力∞

全属性もち

空間魔法S、鑑定魔法S

神の愛し子

妖精の愛し子

契約妖精
花の妖精 エーメ
水の妖精 アメジスト

今生も楽しく生きるがモットー!!


「………ブハッ」少し涙ぐむ叔父様

「あぶ????」何よ!?何笑っているのよ!?

「ララ……お前……赤ん坊スタートかよ…」
クスクス

「あぶ!?」なんで!?前世を知っているの!?誰よ!?


「しかし、俺の姪っ子に転生かぁ、神様ありがとうございます」
ペコっと天にお礼をのべる。

「なぁ、ララ今回の世界も、兄弟、叔父、姪は結婚可能だぜ?俺達の転生はララが頼んでくれたんだろ?」

コクコクと頷く

というか…だれ!?

「しかも、妹は公爵だけを夫にしたけど、この世界も何人でも夫を持てるんだ、女が少ないからな」

「ふぁー!?」
そう言えば逆ハーの世界にしてくれるって言ってたなー神様!

「で、俺が誰か分かった?」

んーーーーーー。

「正解は、ラフォンだよ」クスクス


「にゃほん!?」


「クスクス そそ。でも今回の生は残念ながら変身魔法は使えないぞ?」


それは…もったいない……

「こんなに早く会えるなんて、俺が一番のりだろ?」

コクコクと頷く

「なら、俺が婚約者になれるように、ララも全力で公爵に頼めよ?」

コクコクと頷く

ガチャ

「お兄様、お待たせしました!」

「兄上待たせてすまないね」


「説明するね」ニコッ

ラフォンは鑑定結果を説明した。

まさかの…転生のことまでご丁寧にね…。
自分が前世で夫だったことも。
前世の妻とまた出会うために転生したことも。それが神によって行われた事も。

そして、フローラが神の愛し子のこと妖精の愛し子のこと、契約妖精が既にいることも。


「な……なんだって……」

「そ、そんなことが……」


「だよな?ララ?」

コクコクと頷く

「お兄様…今は私達の娘のフローラですわ!!」

「あ、そうだよね…ごめん。フローラ」

ニコッっとフローラは笑う


「んーーー、フローラはママの兄上と婚約したいかい?」

普通…赤ん坊にこんな事は聞かないだろうけど…フローラは転生者で…しかも
魔力共にIQも高い…。

「あい!」手を上げる


「だから…お兄様はずっと誰とも恋愛をしなかったのですね…」

「そうだね、ララをずっと待っていたんだ」満面の笑みである。

「あぶ~!!」名前を聞いてないわよ!


「そうだね、俺の今の名前は、リヨン.レッドーナ。この王国の第三王子さ」

なんと!?今度はラフォンが王子なのね!?面白い~

ん?まって…妹がママと言うことは…

チラッとママを見る。

「ふふ、私はこの王国の姫だったのよ」
ニコッ

「あぶ!?」なんと!? 

「だから、フローラちゃんにも王位継承権はあるのだけど…多分貴女はこの公爵家の嫡子になるわね」


この家を継ぐのね!

「ルイサル、お前の姫君の婚約者に…してもらえないだろうか…」

リヨンが膝を付き頭を下げる。

「殿下!!!そんなことはしてはいけません!!!」

パパが大きな声を出す…。


「もう…お兄様ったら…」クスクス

「だって……お前は…魔術師団長兼宰相じゃないか……」

「ですが、貴方の方が立場は上です」

「……………」

「俺は……ずっと…待っていたんだ……」
ポロポロと涙が溢れる。

「あぶぶ~」
リヨンの頭を撫で撫でするフローラ

「うう……ララ~」
ぎゅぅぅっ

まったく…ラフォンは相変わらずなんだから…。

「あぶぶぶー」男なんだからしっかりしなさいよね!!

「赤ん坊になっても…ダメ出しか!!まったく……俺の奥さんは……大好きだ!」

ふふ…

撫で撫で撫で撫で


「ルイサル……」ちらっとママがパパを見る。

はぁぁとため息をひとつついてから…

「分かった…婚約者に認める」

「ありがとう!!!!ルイサル~」
ぎゅぅぅっ

「ちょ!!!兄上離れて下さい!!」

「クスクス」

「あぶ~」良かった良かった

「それと…フローラには、他にも転生しているはずの夫がいます」

「なに!?」

「まぁ……一妻多夫だったのね。今とあまり変わらない場所なのね」


「はい…あと4人います。この者たちももし現れましたら認めてあげてください」


「神の温情による…転生なのだろ?」

「はい」

「なら…認めない訳にはいかないだろ…」


「ありがとうございます!!」

「あぶぶー」ありがとう

そう言えば、この世界成人は何歳なのかしら??


「フローラ、成人は同じ15歳だよ」


「あぶー」先が長いね~


「とりあえず、早く話せるようになってくれ…」クスクス

「あい!」

「しかし…今度の生もその…美貌か。前世の夫だけじゃ収まりそうもないな」クスクス


「まぁお兄様、前世のフローラはそんなに美しかったのですか?」

「見るか?俺が描いたララだ」

ん??よく見ると前世のララの絵だ。

ラフォンが描いたのね


「まぁ、なんて美しい……」

「ほんとだな……」

「前世のフローラは、唯一の姫様でね、王太女で王女になり国を導いたんだ。賢王と言われていたよ」

そんな、褒めなくても~


「なるほど……既にその片鱗は見えてるな」

「フローラちゃんは賢いものね」


「抜けてる所もあるから宜しく頼むよ」
クスクス

「あぶ!!」なんていうこと言うのよ!


「分かった…」

「そうなの?フローラちゃん」

ぶんぶんと横に顔を振る。

「無自覚はこわいよなぁ~」

ギロッ余計な事ばっかり言わないでよね!!!

「おお、こわい……俺はもう城に戻るわ」


「ありがとう、お兄様」

「ありがとう兄上」

「魔法が使えるようになったら、スキルを隠蔽することを教えてな」

「ああ…そうだな…」

「そうね、狙われかねないわ」


「じゃ、フローラまたな!」

パッ


おう~転移魔法か。

私も早く習得せねば!!!!

「フローラちゃん、ゆっくりゆっくり大きくなっていいからね」

「そうだぞ、フローラ」


「あい!」

「しかし…すごい事実ばかりでしたね…」


「アニー……秘密ね、お願い」

「はい!!もちろんこの命をもっても
他言致しません!」


「「ありがとうアニー」」

「まさか、お兄様とフローラが運命だったなんて…凄いわね」

「運命とは凄いな…」クスクス

こうして、フローラと第三王子の
リヨンとの婚約が後日正式に結ばれたのだった。

今まで、全然恋愛に興味を示さなかったリヨンが懇願し、婚約をしたという
噂は他国にまで広がり…どんな姫君なんだ!!!と皆…その姫をひと目見ようと
公爵家前に溢れたが、パパの結界魔法と
隠蔽魔法により、誰にも見られる事もなく過ごせるのだった。


「フローラ、フローラのお祖父様が
貴女に会いたいらしいのよ…」

「あぶ??」お祖父様ということは
国王陛下??

「そうなの…来月会って貰えるかしら?」


「あい!」

「ありがとう、フローラ」

来月なら歩けるように頑張ろうかしら!


こうして、せっせと歩く練習をかさねて、無事に!!歩けるようになった!


さて!お祖父様に会えるの楽しみ!






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