転生令息の飴玉達

meimei

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前世

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いってぇ~!!!!!!!

もろ……馬から落馬した。

「ラフィーアス様!!!大丈夫ですか!!!」

「大丈夫じゃないかも……」

目の前が……真っ白に……。



ん??ここどこだ???

真っ白な空間。
何もない



「目が覚めたかい?ここは神界だよ」

え!?神界!?

って……いってぇ………。

「ごめん、ごめんここに連れてくるためにわざと落馬させたんだ……。」

なっ!?


「ヒール」

ぱあぁぁぁぁぁと体全体が淡く光り包まれてあっという間に痛くなくなった。


「うん、これでいい…」


「あの……神様なんですか?」


「ああ、そうだ」


「それでなんで俺ここに??」



「君をさっきの世界に転生させたんだけどね、前世の記憶がなぜか消えてしまって転生してしまってさ。前世の君との約束で記憶は残してほしいと言われていたんだよ」

前世????俺の?


「とりあえず、約束だし…戻すね」

良くわからないまま…頷くと。
頭に神様の指がコツンとあたり
一気に前世の記憶が早送りのように思い出してきた。


「ぬおおおぉ、神様!!」


「お、思い出したか?」


「思い出したか!!じゃないよ!!遅い!!!」


「それは……すまん」

「しかも…俺が望んだ世界じゃないんだけど…あそこ」


「え!?」


「俺……普通の異世界で…剣と魔法の世界でチートで楽しく過ごしたいって…」



「ん?あそこも異世界だし剣と魔法の世界だし。チートも授けてあるぞ」


バン


「そうだけどさ!!なんで男しかいないの!!それにハーレムって!!完全にBとLの世界なんだけど!!!」


「そうは言っても……お前は前世そっちの……」

そう…俺は前世はゲイだった。

けど!!!!


「今回の生は異性愛に目覚める予定だったの!!!」


「えーー。でも魂に刻まれてるし無理だと思うなぁ神様」


え!?そ、そうなの???


「だって、さらに前世の生もゲイだし。その前もその前もそうだから」

なぬー!!!!!!!!


「だから楽しく暮らせる世界にしたんだよ?優しいだろ?なっ?」


「ぐぬぬぬ……じゃぁそういう事にしておく。でもさ!!ハーレムはいらなくない?」


「それは…すまん。お前の父親はさ…長子ばかりをハーレムに入れたからそれぞれの家の跡取りになるんだよ。生まれても……だからラフィーアスも本当は三人兄弟なんだけど…事実一人っ子となるわけだ…」

そう……兄が二人いるのに……
他の二人の奥さん?が長子で
その奥さんの家の跡取りになるから。結局みんな一人っ子扱いになるんだよなぁ。
それに奴隷の子は兄弟扱いにならなくて従者や執事になるらしいんだよね。兄二人にも奴隷から生まれた兄弟が従者としてもうついてる。

「とまぁ、こんな感じだけど!!沢山恋して楽しめよなっ!!じゃっ!」

え!?ちょっ………


「ラフィー……様!!ラフィーアス様!!!」


「ぬあーー。おのれぇ……神様め!!」
ガバッ……


「ラフィーアス様……心配したのですよ!!大丈夫なのですか!」

あっ……俺の従者のメルが……
泣いてた。メルも奴隷の子で
俺の兄なんだけど……専属従者

「メル…ごめん。大丈夫」


「今お医者様を呼びますからベッドで大人しくしていてください!!」


「う、うん」


とまぁ…今生はどうやら侯爵家の嫡男みたいだ。

ラフィーアス.レメーダ
14歳
一応成人
侯爵家嫡子
魔法全属性
魔力∞
HP∞
称号 神様の愛し子、魂の男

スキル 空間収納(マジックバック作れる)
言語理解
鑑定

ちょっと神様。ありがたいけどチートすぎない?
てゆうか魂の男ってなに!!!

バタバタ バタバタ

「ラフィーアス様!!」


「あ、ジレス……」


「今お怪我がないかみますね!!」


「う、うん…」


「サーチ」

白い光が体を包む。


「ど、どう?」


「はい、大丈夫ですね。もう!!無茶はしないでください!!!」


「ごめん……」


ジレスはうちの家の専属医師
で一応俺の兄。ジレスの家は
伯爵家で代々医者の家系だ。

「兄上……その」


「兄上じゃなくジレスとお呼びください……」

なんか……寂しい。兄なのに


「兄上………」


「はあぁぁ……ラフィーはもう成人したのにいつまでも子供のようですね……おいで」


「うん……」

抱っこポーズのジレスの胸にそのままダイブ!!

優しく背中を撫でてくれる


「兄上はいつもいい匂いがする」


「そう?石鹸の匂いかな……」

うん、首筋とか…甘い匂い……
ペロッ


「ふぁ!?なっ!?ラフィー舐めないで……あっ…んっ」

ペロペロと兄上の首筋を舐めるとビクビクっと体が揺れる


「ジレス……」

きゅっっと吸うと兄上の首筋に
痕が残った。


「そんな…目で名前で呼ばないで。ラフィー」

そう…ジレスが僕を好きなことを実はずっと前から気がついていたの。だって熱っぽい視線で僕を見ていたからね。

神様も楽しめよ!!って言ってたし!!もう思いっきり楽しむ事にしたよ!!!そう、僕は
昔っからポジティブだからね!






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