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風邪
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「ゴホゴホ ゲホォゲホォ……」
ぐあぁぁぁぁ具合わるーーい
頭いたーい、喉もいたーい、咳もつらーい………
「姫様……これは年に2回かかる風邪ですね」
「もお……最悪よぉ」
ガラガラ声のコットン………
「薄着で何も掛けずに寝ませんでした?」
ギクッ
「今ギクッとしましたね……あれほどいつも姫様には口酸っぱく行ってますのに!!」
ぐあぁぁぁぁ怒ってる~。
「ごめんなさい……」
「姫様……これからは気をつけて下さいね」
「うん……」
侍女のマリッサは小さな頃からの専属侍女で多分シナモンが連れてきてくれたのね……。
「では、こちらのジンジャーティーをお飲み下さいハチミツを入れておきましたので」
風邪をひいたときにマリッサが作ってくれるいつものジンジャーティー。嬉しい
ゴクッ
「美味しい……マリッサのジンジャーティー好き」
クスクス
「好きでも風邪は引かないで下さいませね」
「うん……また作ってくれる?」
「はい」ニコッ
「ありがとう」
「さっ、飲み終わりましたらもう一眠りですよ」
横になるとマリッサが布団を掛けてくれた。
「おやすみなさい、マリッサ」
「はい、おやすみなさいませ」
瞳をとじればすぐ寝入ったコットン。まだ熱は高い……
「さて、姫様が寝ている間に体を冷やす物を持ってきてくれるかしら?」
メイド達にそれぞれ指示を出してからコットンの横で軽めの夕食を済ませておき、体はクリーン魔法で清め、メイド達が持ってきてくれた体を冷やす物を受け取りコットンのぬるくなった
タオルや氷枕、氷嚢を交換した。時折軽く目を冷ましたらすかさず飲料水をコットンに飲ませるのを繰り返した。マリッサの看病あって朝にはすっかり平熱に落ち着いたものの、まだ喉の痛みと咳は残ったままだ。
「姫様、何か食べませんと」
「喉痛くて食べれないんだもん……」
「では、りんごをすったものや、プリンなどはどうです?」
ガバッ
「プリン食べたい!!!!」
そう、姫様は小さな頃から風邪を引くとすぐ喉にくるからプリンが大好きなのよね。
「はい、そう言うと思い、お持ちしておりますよ」ニコッ
カチャカチャとコットンの前にベット用のテーブルを置かれ
メイドがプリンを運んで来てくれた。
「さすが…マリッサ」
「ふふ、召し上がったらお薬ですよ」ニコッ
「はぁい……」
パクっ
んーーー美味しい~。やっぱり喉が痛い時はプリンよね!!!
パクパクとあっという間に食べ終えて激苦の薬を飲み……また横になった。にがぁぁぁもぉ、薬嫌いなのよ!!
「所で、授業は大丈夫かしら……」
「はい、姫様担当の授業はバゲット殿下が担当して下さっているそうですよ」
「バゲットが……それは有り難いわね」
「ええ、姫様のご婚約者様は皆様お優しいです」ニコッ
「皆??」
「はい、竜人の婚約者の方もお見舞いにお花を毎日届けて下さってますよ」
「え!?そーなの!?」
わざわざ竜人国から??ありがとう……。
「シナモン様もバゲット殿下もセンシル様もレッドチリ殿下も皆様素晴らしいです」
「一人忘れているわよ、カルヴァも婚約者よ」ニコッ
「そ、そうでした。すみません」
「クスクス うん、人数多いものね…なかなか覚えられないわよ」
「はい……」
「マリッサは婚約者は?」
「あーーいるにはいますが微妙です」苦笑
「微妙ってなんで???」
「お互い政略なのでまったく興味もないですし、お互いタイプでもなく……何より性格が合いません」
あらぁ……それは厳しいわね。
「解消にならないの???」
「はい、政略なので。なかなか厳しいですよね」苦笑
「そう……国に戻ったら私がなんとかしてあげるわよ」
「姫様、ありがとうございます」
「その顔は期待してないわね、約束は守るわよ!!」
「大丈夫です、信じていますよ」
「うん」
「さ、もう一眠りです」
「寝すぎて……眠れないよ」
「それでもですよ!!」
さっさと横にさせられ掛ふとんをかけられてしまう。薬を飲んでいるからか横になるとすぐ寝入るコットン。
姫様早く元気になって下さいませね。
ぐあぁぁぁぁ具合わるーーい
頭いたーい、喉もいたーい、咳もつらーい………
「姫様……これは年に2回かかる風邪ですね」
「もお……最悪よぉ」
ガラガラ声のコットン………
「薄着で何も掛けずに寝ませんでした?」
ギクッ
「今ギクッとしましたね……あれほどいつも姫様には口酸っぱく行ってますのに!!」
ぐあぁぁぁぁ怒ってる~。
「ごめんなさい……」
「姫様……これからは気をつけて下さいね」
「うん……」
侍女のマリッサは小さな頃からの専属侍女で多分シナモンが連れてきてくれたのね……。
「では、こちらのジンジャーティーをお飲み下さいハチミツを入れておきましたので」
風邪をひいたときにマリッサが作ってくれるいつものジンジャーティー。嬉しい
ゴクッ
「美味しい……マリッサのジンジャーティー好き」
クスクス
「好きでも風邪は引かないで下さいませね」
「うん……また作ってくれる?」
「はい」ニコッ
「ありがとう」
「さっ、飲み終わりましたらもう一眠りですよ」
横になるとマリッサが布団を掛けてくれた。
「おやすみなさい、マリッサ」
「はい、おやすみなさいませ」
瞳をとじればすぐ寝入ったコットン。まだ熱は高い……
「さて、姫様が寝ている間に体を冷やす物を持ってきてくれるかしら?」
メイド達にそれぞれ指示を出してからコットンの横で軽めの夕食を済ませておき、体はクリーン魔法で清め、メイド達が持ってきてくれた体を冷やす物を受け取りコットンのぬるくなった
タオルや氷枕、氷嚢を交換した。時折軽く目を冷ましたらすかさず飲料水をコットンに飲ませるのを繰り返した。マリッサの看病あって朝にはすっかり平熱に落ち着いたものの、まだ喉の痛みと咳は残ったままだ。
「姫様、何か食べませんと」
「喉痛くて食べれないんだもん……」
「では、りんごをすったものや、プリンなどはどうです?」
ガバッ
「プリン食べたい!!!!」
そう、姫様は小さな頃から風邪を引くとすぐ喉にくるからプリンが大好きなのよね。
「はい、そう言うと思い、お持ちしておりますよ」ニコッ
カチャカチャとコットンの前にベット用のテーブルを置かれ
メイドがプリンを運んで来てくれた。
「さすが…マリッサ」
「ふふ、召し上がったらお薬ですよ」ニコッ
「はぁい……」
パクっ
んーーー美味しい~。やっぱり喉が痛い時はプリンよね!!!
パクパクとあっという間に食べ終えて激苦の薬を飲み……また横になった。にがぁぁぁもぉ、薬嫌いなのよ!!
「所で、授業は大丈夫かしら……」
「はい、姫様担当の授業はバゲット殿下が担当して下さっているそうですよ」
「バゲットが……それは有り難いわね」
「ええ、姫様のご婚約者様は皆様お優しいです」ニコッ
「皆??」
「はい、竜人の婚約者の方もお見舞いにお花を毎日届けて下さってますよ」
「え!?そーなの!?」
わざわざ竜人国から??ありがとう……。
「シナモン様もバゲット殿下もセンシル様もレッドチリ殿下も皆様素晴らしいです」
「一人忘れているわよ、カルヴァも婚約者よ」ニコッ
「そ、そうでした。すみません」
「クスクス うん、人数多いものね…なかなか覚えられないわよ」
「はい……」
「マリッサは婚約者は?」
「あーーいるにはいますが微妙です」苦笑
「微妙ってなんで???」
「お互い政略なのでまったく興味もないですし、お互いタイプでもなく……何より性格が合いません」
あらぁ……それは厳しいわね。
「解消にならないの???」
「はい、政略なので。なかなか厳しいですよね」苦笑
「そう……国に戻ったら私がなんとかしてあげるわよ」
「姫様、ありがとうございます」
「その顔は期待してないわね、約束は守るわよ!!」
「大丈夫です、信じていますよ」
「うん」
「さ、もう一眠りです」
「寝すぎて……眠れないよ」
「それでもですよ!!」
さっさと横にさせられ掛ふとんをかけられてしまう。薬を飲んでいるからか横になるとすぐ寝入るコットン。
姫様早く元気になって下さいませね。
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