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天上湖のジンクス

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んーー、快晴、快晴!!

「皆おはよー」

「「「おはよーコットン」」」

「快晴で天上湖日和ね!!」

「本当!!」

「ワクワクするわ」

「そう言えば…」

「「「「何!コットン」」」」

あら…仲良しね。クスクス


「天上湖で出会うと運命の人というジンクスあるよね」

「あーーそう言えばそんなジンクスあったなぁ…」


「「「なにそれ!!」」」

うん…三人は興味あるよね
ふふ。

「天上湖でね、出会って恋に落ちると運命の人という有名なジンクスが昔からあるのよ」


「「「なにそれ!!すっごく楽しみ!!」」」

「ちょっと……レードとミールは婚約者いるでしょ…」
まーちゃんがさり気なく…牽制する…クスクス

「そ、そんなの!!運命には勝てないのよ!!!」

「運命の人ならそっちにいくわよ!!!」

わぉ~みんな積極的ね!


「でも……コットンに現れたりして……」ポツリとまーちゃんが
呟く。

シーーンとするホール…


「それはなんとも言えないけど、別に一人とは限らないだろ?」ニコッ


「そ、そうよね!!」

「そうよ!!グループでいるかも知れないし!」

「望みはあるわよね!!」

うん、浮上してくれて良かった。ナイスよシナモン!
シナモンを見るとにこっと
微笑まれた。
んーー、我が婚約者ながら…
カッコイイ……ん、好き。

侍女からお弁当を受け取り
カートで天上湖にGO!


「本当天上って素敵で綺麗な所ね~こっちに住みたいわ」

「天馬族と結婚すれば定住権が得られるわよ」


「かなりやる気になってきたわ!!!」

「おおお、まーちゃんが燃えている!」

「何を言ってるの!レード!!私達も負けられないわよ!!」


「そ、そうよね!!!」

「私実はあの…従兄弟と結婚するの嫌なのよ!!!」

なにその…衝撃発言……ミール


「え……そうなの?」

「ミール…なにその衝撃発言」

「凄い衝撃だな…」苦笑
シナモンも苦笑いしている。

「従兄弟嫌なの?」
コットンが聞いてみると……

「そもそも、顔も無理」

オッフ………

「性格も無理、細かいししつこい最悪」

オッフ…………

「付けてる香水も臭くて最悪」

オッフ………好きなところないじゃない……。

「それ……天馬族うんぬんの問題じゃなくない?」
まーちゃん良くぞ言った!!
その通りよ!!

「そうなんだけど……相手が居ないと、解消できない雰囲気なのよ」

「「「「なるほど」」」」

皆……大変ね。

「レードはどうなの?」


「私の婚約者?幼なじみなんだけどさ~男色ぽいんだよね」

「「「「!?」」」」

ちょっと……ミールより爆弾発言なんだけど。

どうなっているのよ…二人とも。

「なんで…そう思うの?」

あら…ミールチャレンジャーね…
質問が出来るなんて。


「ん?連れ込み宿に男と仲良く腕組んで入っていったのを見たから」ケロッ

そんな……ケロッということなの???

「おい…レード…それで結婚するつもりなのか?」


「んー、それがコットンとコットンの婚約者との会話とか見てたらやっぱり…お互い好きで結婚したいなぁと…最近思ってきて。前まではとりあえず世継ぎだけ生んであとは子供と楽しく暮せばありかなとおもっていたんだけど……」


「レード……そんな男はさっさと捨てなさいよ…縁も遠のくわよ!!!」

「うん、帰ったら解消する」

「「「「それがいいよ」」」」


「お、見えてきたぞあそこが
天上湖だ」

「うわぁ~水面がキラキラしてるのね!」

「綺麗ね~」


カート置き場にカートを停めて
湖の方に歩いていく。

あら…男だけのグループがいるわね??

ん???あ!!!あれって

「インス!!!!!」

「あ、コットン様!!!!」
パタパタと走ってくる。

「お前ら、何してるんだ?」

「団長、今日は非番なので
騎士の仲良しメンバーで遊びに来たんです」


「俺……誘われてない……」

あーーーこれ不貞腐れるかしら…

「いや、皆団長誘う気満々でしたけど、コットン様とご一緒かので遠慮したんですよ」ニコッ

おおおおさすが……副隊長
シナモンの扱い慣れてるわね。

「そ、そうか…」


「あのね、インスあの中で婚約者とか恋人いない者はいる?」

「俺以外全員いないですよ」

三人の目がキラキラしているわね…ふふ。

「この3人も募集中なのよ、紹介して貰えない?」


「ええ!!喜んで!!あいつらかなり喜びますよ!!」

騎士たちと合流すると
5人くらい、インス含め6人いた。
うん、皆なかなかのイケメンね!

さっそく…いつの間にかそれぞれ二人組になってる。
は、はやっ!!!!

そして…いい雰囲気ね。
そして向こうに興味がなさそうなインス+2名が私とシナモンの方にいる。

「貴達は名前はなんというの?」


「私はエッグタルトー.フバラです」


「私は、カカーオ.ビターです」

「貴方達はあちらに行かなくていいの??」

二人は顔を見合わせて微笑む

「私達は姫様が好きなので」

「姫様が好きなんです」

あらまぁ……… 

「お前ら!!!どさくさに紛れて何を告白してるんだ!!」
インスが怒ってるわね

シナモンは笑ってる


「あはは、いいじゃないかインス。こいつらがコットンを好きなのは皆知ってるだろ?」

「まぁ……」

え!?なんで皆知ってるの??


「こいつらの部屋に入れば…一目瞭然なんだよ」

「ええ…」

部屋????

「あたり一面…コットンの写真やポスター貼りまくりなんだ」

え………それって喜んでいいの???

「コットンキャンディーファンクラブ会員1号です!」


「2号です!!!ちなみに500人くらい在席してます」

なにその……知らぬ間に出来てるファンクラブ。
かなり引くわね。

イケメンなのに…残念な感じ。


「ちょ…ちょっと一人で向こうに散歩してくるわね」

「え?俺も行くよ」
シナモンが付いてこようとしているけど。

「一人で行くから」ニコッ

「わ、分かった……」



ん~気持ちいい風ね。

あの三人もいい感じっぽいし上手く行くといいわね~

あ、あそこに木陰があるから
ちょっと座って休憩しましょ!
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