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寮
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「そう言えば、部屋って男と女じゃ場所も違うんじゃないの??」
「場所は同じだけど、男子寮と女子寮で別々よ」
「なるほど~マーマレード詳しい!!」
「でっしょ~ふふふ、あっ!レードでいいわよ」
「レードね!了解!」
歩いて行くと、確かに男子寮と女子寮で
並んで建ってる。
「じゃ、シナモン私達こっちだから」
「了解、またな!あっ!出掛けるときは魔法で知らせろよ?」
「うん、分かった」
シナモンと一旦別れて寮に入ると、
寮の先生が出てきた。
「私はこの寮の担当教師のダージリン.ディアズという。部屋にそれぞれこの寮の注意書きや規則があるからきちんと目を通して置くように」
「「「はい!!」」」
女子寮なのに、男の先生なのね
「コットンキャンディー姫君は一番奥の部屋だ。ついて来い」
「あ、はい!」
うわぁ~薄い茶色の髪の毛がキラキラしてる。目は赤茶だったなぁ~!
背も高くてスラッとしててなんの先生なんだろう……。
「姫君、こちらのお部屋です」
ガチャ
中に入るように促されて入る。
「うわぁ~広い!!!!!」
「こちらの部屋は皇族専用となっております」
「そ、そうなの…」
「はい、ティリエ姫様もこちらのお部屋を使われておりました」
「お母様も……」
窓から外を見るととても眺めも良かった。
なぜか…先生が赤面しているんだよね…
ずっと。
「あの……その……姫様」
「はい?」
「もし……良ければなのですが…」
「はい」
「羽を……ひと目見させて貰えないでしょうか?」
「羽??いいですよ」
ばさっと羽を出すと、ダージリン先生は
うっとりとした顔で見つめている。
「とても…美しい…」
「そ…そうでしょうか…ありがとうございます?」首をコテンと曲げる。
「ぐっ………」
「先生……大丈夫ですか??」
「姫様……貴女はこの地上に伴侶を探しに来たのですよね?」
「え!?どうしてそれを!?」
「それは……一応教師なので…ペガーノの王族は一定の年齢になると伴侶を得に地上に来ることは…知っております」
「そ、そうなんだ……そうなんです。婚活にきているんです」えへへ
「私も………伴侶の一人にして貰えないでしょうか?」
「はい?」
「!?いいのですか!!!!」
「えっ!?」
「今「はい」と言ってくださいましたよね!!私は…貴女を先程ひと目見てから…もう貴女に夢中なのです」
涙をポロポロ溢す先生………。
え…………はいって……ちゃんと「?」ついてたよね??
でも…泣いて喜んでいるのに今更…
間違いですなんて言えない私……………。
いいか…何人でも……増やしていいみたいだし。この先生イケメンだし!!
先生の美しい髪の毛をさらっと触ると
耳が見えた。
「エルフなんですか?」
耳がとがってる。
「はい、私はエルフです」ニコッ
「私の夫になると天上に行くことになりますが大丈夫ですか?」
「はい!!全然大丈夫ですッ!」
「ふふ、なら宜しくお願いしますね」
「はい!!!ダージリンとお呼びください!」
「ええ、ダージリン。貴方もコットンと呼ぶことを許します」
「ありがとうございます、コットン」
コットンの手を取りキスを落とすダージリン。
本当イケメンね………。
エルフだからかしら……
「では、コットン私は他の生徒の元に向かいます。離れがたいですが…」
「ふふ、お仕事を頑張っている人は好きよ」ニコッ
「!!頑張って来ます!!!」
コットンの一言を聞いてシャキッとし直して他の生徒の元に向かった。
「あ!忘れていました!これを」
あら…ダージリン戻ってきたの?
首に素敵なエメラルドのような緑の宝石が付いているネックレスを首にかけた
その瞬間ぱあぁぁぁっと光った。
「!?光るなんて初めてです……」
「これは??」
「エルフ族の王族に伝わる伴侶に渡すネックレスです。これは、貴女が私の伴侶と表すのと守護の意味もあるので肌見放さずつけていてくださいね」
「というか、これとれないけど……」
ネックレスを首から外そうとしても
外れない……。指輪と同じね……
「こ、これは……こんな事は初めてです!すぐ父上に…きいておきます!」
「ええ、ありがとう。でも…他の生徒の事を先にしてね…」
「はっ!そうでした!!では、失礼します!!」
バタバタバタバタ
「ふふ、ダージリンって…ちょっと抜けてそうね……。面白いエルフね」
クスクス
トントン
ん??窓から音が
「シナモン!!」
シナモンが羽で飛んできて窓の前にいる
「いれてくれ~」
ガチャ
「もう!どうぞ」
パサッと床に降り立ち羽をしまう。
「もしかして婚約者増えた?」
ギクッ
「なんで分かるのよ!!!」
「なんでって……俺の契約してる鳥の契約獣が教えてくれたから」
「契約獣!?鳥!?」
「ああ……」
「えーーいいなぁ…私もペットほしい」
「ペットじゃないぞ……契約獣だ…」
「同じよ!!!」
「そ、そうかぁ?」
「うん、いいなー欲しい~」
「なら、休みの日に契約獣の店に行ってみるか?」
「行く!!!!!」
「了解~!で、婚約者増えたろ?」
「うん、エルフの先生」
「次は…エルフか……どうせイケメンだったのだろ?」苦笑
「そ、そうだけど………」
「エルフは美形が多いからなぁ~!しかし……お前はイケメンに弱すぎるだろ…」
「なっ!!イケメンは最高よ!!!!」
「はいはい……わかったよ…。その勢いでイケメンでいいからじゃんじゃん増やせよ……最低5人という事は……俺の認識ではもっと作れよという意図を感じるからな」
「え!?そうなの!?」
「ああ……上の兄が一人ずつの伴侶だし…あの人達夫婦ぽくないんだよ……あんか怪しいんだよな…」なんだか…契約結婚な雰囲気がするんだよな………。
「だから気にせずじゃんじゃんイケメンをゲットしていけよ~」
「………………」
「その代わり変なのは捕まえるなよ、ちゃんと見極めろよな」
「はぁい」
「まっ、天馬族は俺だけだから特別だな」ふっ
「シナモン、契約獣買いに行くの約束だからね」
「おう、了解!じゃまたな~」
「うん」
羽を出してまた窓から出ていった。
んー、とりあえず荷物を片すか。
ドレスや寝間着ワンピースをクローゼットにかけていく。
浴室にも普段使っているシャンプーと
トリートメント、ボディーソープを
セットする。
ドレッサーには化粧品やアクセサリー
スキンケア用品をしまった。
あとは!!普段使っている枕をベットに
置いた!
よし!!!
アロマポットもベット横の小さなテーブルに置いた。
さっそくそれに、柑橘系のオイルをたらして電源をいれた。
ふわぁぁぁっとみかんやグレープフルーツの香りが部屋に舞う。
「やっぱりこの柑橘系が一番好きだわ」
あ、そうだ。
魔法ポットをセットしよう。
魔力を流すとお湯が湧くの。
あと、隣にティーポットと茶葉も色々並べてと。
お菓子入れるお皿にもマカロンとかクッキーを並べてと!!
完成~!!!
トントン
「はい?」
「コットン~ミールとレードだよ!」
「みんな!!入って!!」
ガチャ
「うわぁ~めちゃくちゃ広い!!」
「さすが!!!姫様!!すごーい」
「ふふ、今度3人でお泊まり会する?」
「「する!!!」」
「ふふ、とりあえずお菓子を出したし、今紅茶を入れるからお茶にしよう」
「「わーい!!賛成!!」」
二人は目の前の色とりどりのマカロンと
クッキーに釘付けである。
「このお菓子初めてみたわ!」
「綺麗な色~コロンとしてて可愛いぃ」
「あら??地上にはないのかしら…天上でいま人気のお菓子なのよ?」
コットンはいつも通り紅茶をそそぎ
三人分紅茶を入れてそれぞれに出した。
「姫様に…紅茶をいれてもらえるなんて……勿体なくて飲めないわ…」
「そうよね……」
二人は紅茶をじぃぃっと見てる…。
「クスクス 冷めるわよ??マカロンも食べてね」
「マカロンというの!?」
おそるおそる紅茶を一口飲むと……
「うわぁ~美味しい!!!こんな美味しい紅茶はじめて!!!!」
「本当!!!果物のような味がする!!」
「ふふ、これは私がブレンドしている紅茶なの。オレンジやりんご、いちごを乾燥させて粉末にして紅茶の茶葉と混ぜているのよ」
「!?」
「コットンすごーい!!」
「ふふ、ちょっとした趣味なのよ」
実はちょっとした趣味どころではない。
紅茶の茶葉を何種類も自身で育て、
果物もそれぞれコットンがハウス栽培をしている。
紅茶もそうだし、コーヒー豆の木も
緑茶の茶畑もあるくらい……。
「んー、マカロンも美味しいぃ」
「ほんと!!美味しいわぁ」
「ふふ、沢山召し上がれ」
こうして、新しく出来た友達ふたりと
ゆっくりお茶を楽しむコットンだった。
「場所は同じだけど、男子寮と女子寮で別々よ」
「なるほど~マーマレード詳しい!!」
「でっしょ~ふふふ、あっ!レードでいいわよ」
「レードね!了解!」
歩いて行くと、確かに男子寮と女子寮で
並んで建ってる。
「じゃ、シナモン私達こっちだから」
「了解、またな!あっ!出掛けるときは魔法で知らせろよ?」
「うん、分かった」
シナモンと一旦別れて寮に入ると、
寮の先生が出てきた。
「私はこの寮の担当教師のダージリン.ディアズという。部屋にそれぞれこの寮の注意書きや規則があるからきちんと目を通して置くように」
「「「はい!!」」」
女子寮なのに、男の先生なのね
「コットンキャンディー姫君は一番奥の部屋だ。ついて来い」
「あ、はい!」
うわぁ~薄い茶色の髪の毛がキラキラしてる。目は赤茶だったなぁ~!
背も高くてスラッとしててなんの先生なんだろう……。
「姫君、こちらのお部屋です」
ガチャ
中に入るように促されて入る。
「うわぁ~広い!!!!!」
「こちらの部屋は皇族専用となっております」
「そ、そうなの…」
「はい、ティリエ姫様もこちらのお部屋を使われておりました」
「お母様も……」
窓から外を見るととても眺めも良かった。
なぜか…先生が赤面しているんだよね…
ずっと。
「あの……その……姫様」
「はい?」
「もし……良ければなのですが…」
「はい」
「羽を……ひと目見させて貰えないでしょうか?」
「羽??いいですよ」
ばさっと羽を出すと、ダージリン先生は
うっとりとした顔で見つめている。
「とても…美しい…」
「そ…そうでしょうか…ありがとうございます?」首をコテンと曲げる。
「ぐっ………」
「先生……大丈夫ですか??」
「姫様……貴女はこの地上に伴侶を探しに来たのですよね?」
「え!?どうしてそれを!?」
「それは……一応教師なので…ペガーノの王族は一定の年齢になると伴侶を得に地上に来ることは…知っております」
「そ、そうなんだ……そうなんです。婚活にきているんです」えへへ
「私も………伴侶の一人にして貰えないでしょうか?」
「はい?」
「!?いいのですか!!!!」
「えっ!?」
「今「はい」と言ってくださいましたよね!!私は…貴女を先程ひと目見てから…もう貴女に夢中なのです」
涙をポロポロ溢す先生………。
え…………はいって……ちゃんと「?」ついてたよね??
でも…泣いて喜んでいるのに今更…
間違いですなんて言えない私……………。
いいか…何人でも……増やしていいみたいだし。この先生イケメンだし!!
先生の美しい髪の毛をさらっと触ると
耳が見えた。
「エルフなんですか?」
耳がとがってる。
「はい、私はエルフです」ニコッ
「私の夫になると天上に行くことになりますが大丈夫ですか?」
「はい!!全然大丈夫ですッ!」
「ふふ、なら宜しくお願いしますね」
「はい!!!ダージリンとお呼びください!」
「ええ、ダージリン。貴方もコットンと呼ぶことを許します」
「ありがとうございます、コットン」
コットンの手を取りキスを落とすダージリン。
本当イケメンね………。
エルフだからかしら……
「では、コットン私は他の生徒の元に向かいます。離れがたいですが…」
「ふふ、お仕事を頑張っている人は好きよ」ニコッ
「!!頑張って来ます!!!」
コットンの一言を聞いてシャキッとし直して他の生徒の元に向かった。
「あ!忘れていました!これを」
あら…ダージリン戻ってきたの?
首に素敵なエメラルドのような緑の宝石が付いているネックレスを首にかけた
その瞬間ぱあぁぁぁっと光った。
「!?光るなんて初めてです……」
「これは??」
「エルフ族の王族に伝わる伴侶に渡すネックレスです。これは、貴女が私の伴侶と表すのと守護の意味もあるので肌見放さずつけていてくださいね」
「というか、これとれないけど……」
ネックレスを首から外そうとしても
外れない……。指輪と同じね……
「こ、これは……こんな事は初めてです!すぐ父上に…きいておきます!」
「ええ、ありがとう。でも…他の生徒の事を先にしてね…」
「はっ!そうでした!!では、失礼します!!」
バタバタバタバタ
「ふふ、ダージリンって…ちょっと抜けてそうね……。面白いエルフね」
クスクス
トントン
ん??窓から音が
「シナモン!!」
シナモンが羽で飛んできて窓の前にいる
「いれてくれ~」
ガチャ
「もう!どうぞ」
パサッと床に降り立ち羽をしまう。
「もしかして婚約者増えた?」
ギクッ
「なんで分かるのよ!!!」
「なんでって……俺の契約してる鳥の契約獣が教えてくれたから」
「契約獣!?鳥!?」
「ああ……」
「えーーいいなぁ…私もペットほしい」
「ペットじゃないぞ……契約獣だ…」
「同じよ!!!」
「そ、そうかぁ?」
「うん、いいなー欲しい~」
「なら、休みの日に契約獣の店に行ってみるか?」
「行く!!!!!」
「了解~!で、婚約者増えたろ?」
「うん、エルフの先生」
「次は…エルフか……どうせイケメンだったのだろ?」苦笑
「そ、そうだけど………」
「エルフは美形が多いからなぁ~!しかし……お前はイケメンに弱すぎるだろ…」
「なっ!!イケメンは最高よ!!!!」
「はいはい……わかったよ…。その勢いでイケメンでいいからじゃんじゃん増やせよ……最低5人という事は……俺の認識ではもっと作れよという意図を感じるからな」
「え!?そうなの!?」
「ああ……上の兄が一人ずつの伴侶だし…あの人達夫婦ぽくないんだよ……あんか怪しいんだよな…」なんだか…契約結婚な雰囲気がするんだよな………。
「だから気にせずじゃんじゃんイケメンをゲットしていけよ~」
「………………」
「その代わり変なのは捕まえるなよ、ちゃんと見極めろよな」
「はぁい」
「まっ、天馬族は俺だけだから特別だな」ふっ
「シナモン、契約獣買いに行くの約束だからね」
「おう、了解!じゃまたな~」
「うん」
羽を出してまた窓から出ていった。
んー、とりあえず荷物を片すか。
ドレスや寝間着ワンピースをクローゼットにかけていく。
浴室にも普段使っているシャンプーと
トリートメント、ボディーソープを
セットする。
ドレッサーには化粧品やアクセサリー
スキンケア用品をしまった。
あとは!!普段使っている枕をベットに
置いた!
よし!!!
アロマポットもベット横の小さなテーブルに置いた。
さっそくそれに、柑橘系のオイルをたらして電源をいれた。
ふわぁぁぁっとみかんやグレープフルーツの香りが部屋に舞う。
「やっぱりこの柑橘系が一番好きだわ」
あ、そうだ。
魔法ポットをセットしよう。
魔力を流すとお湯が湧くの。
あと、隣にティーポットと茶葉も色々並べてと。
お菓子入れるお皿にもマカロンとかクッキーを並べてと!!
完成~!!!
トントン
「はい?」
「コットン~ミールとレードだよ!」
「みんな!!入って!!」
ガチャ
「うわぁ~めちゃくちゃ広い!!」
「さすが!!!姫様!!すごーい」
「ふふ、今度3人でお泊まり会する?」
「「する!!!」」
「ふふ、とりあえずお菓子を出したし、今紅茶を入れるからお茶にしよう」
「「わーい!!賛成!!」」
二人は目の前の色とりどりのマカロンと
クッキーに釘付けである。
「このお菓子初めてみたわ!」
「綺麗な色~コロンとしてて可愛いぃ」
「あら??地上にはないのかしら…天上でいま人気のお菓子なのよ?」
コットンはいつも通り紅茶をそそぎ
三人分紅茶を入れてそれぞれに出した。
「姫様に…紅茶をいれてもらえるなんて……勿体なくて飲めないわ…」
「そうよね……」
二人は紅茶をじぃぃっと見てる…。
「クスクス 冷めるわよ??マカロンも食べてね」
「マカロンというの!?」
おそるおそる紅茶を一口飲むと……
「うわぁ~美味しい!!!こんな美味しい紅茶はじめて!!!!」
「本当!!!果物のような味がする!!」
「ふふ、これは私がブレンドしている紅茶なの。オレンジやりんご、いちごを乾燥させて粉末にして紅茶の茶葉と混ぜているのよ」
「!?」
「コットンすごーい!!」
「ふふ、ちょっとした趣味なのよ」
実はちょっとした趣味どころではない。
紅茶の茶葉を何種類も自身で育て、
果物もそれぞれコットンがハウス栽培をしている。
紅茶もそうだし、コーヒー豆の木も
緑茶の茶畑もあるくらい……。
「んー、マカロンも美味しいぃ」
「ほんと!!美味しいわぁ」
「ふふ、沢山召し上がれ」
こうして、新しく出来た友達ふたりと
ゆっくりお茶を楽しむコットンだった。
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