106 / 125
自習
しおりを挟む
魔物学の後自習になり、シバルはもう少し勉強したいからと一人で図書室に向かった。
クルトについて来るなよ!!!と散々釘をさしてから……。苦笑
クルトが来ると自分が読みたい本を持ってくるのはいいけれど
ずっとこれなに?とか見てみてーーこれ凄くない???とか
話しかけてきて自分が読みたい本が読めないんだって。苦笑
なんとなく想像出来るからカシウスはつい笑ってしまった。
「ねーーシバル酷くない?僕だって本好きなのにさーー」
クルト
置いてきぼりのクルトは頬を膨らませている。
本当にクルトの頬は良く膨らむよな~~と思いながらつい………
無意識に優しく両頬をぷにっと
つまみぶーみぶーみと伸ばしてしまった。
「かひうす……やめれ……」
クルト
ハッ!
「ごめん、つい」苦笑
カシウス
「もう~~」
クルト
「だってさ、リスみたいに頬を膨らますクルトが悪いんだよ?ついつまみたくなるんだ」
カシウス
「えぇーーそうなの??」
クルト
「そうなの」
カシウス
「そんなに僕の頬が魅力的とは……僕の旦那様は頬フェチ…」
クルト
なぜかクルトは嬉しそうにしていた。
ちょっと待ってよ?頬フェチってなに???
変なフェチ作らないで欲しいんだけど……、とツッコミを入れようと思うけど嬉しそうにしているクルトを見たら言う気が失せた…。
まっ、いいか。
とりあえず自習だ、自習。
次の野営の時は先生も多分……いや確実に同じテントに来るだろうから先生の予備品を作っておこう。先生も「妻」だし。
せっせとラントナーの備品を錬金や想像魔法で作って行く。
それを興味津々で見てるクルトの図である。
すると……何処かで揉めているような声が聞こえてきた。
心なしか廊下もざわついている。
「なんか揉めてる?」
カシウス
「揉めてる声がするね」
クルト
一旦手を止めて廊下に出る二人。
廊下では可愛い獣人の女の子が床に倒れており、そこに仁王立ちした気の強そうな女子が怒鳴り散らしていた。
「うわーなにあれ……可哀想」
クルト
獣人の女の子はポロポロと涙を溢して俯いている。
「貴方がわたくしのハーレムに入るからわたくしが両性にならないとならないなんて耐えられませんの。貴女以外は皆男性ですし。別にわたくしがハーレムの男性達の子を順番に産むから貴女はいらないんですの。貴女から婚約を破棄してくれません?政略でこちらからは断れませんもの」
ハーレム主女
なるほど……ハーレムを築く者が女性の場合、ハーレムの妻側に女性がいる場合両性具有にならないとならないのか。
まぁ……気持ちはわからなくもないけど、これは流石に酷いな。
気の強い女を取り囲むようにしているのは妻側になる男だろうな。てゆうか主が子を産むのか
それは珍しいんじゃないか??
普通、主が女性の場合結局両性具有になり、男性も祝福を受けて子を産めるようになり、妻側の男が子を産むからだ。
そうじゃないとハーレムだし
一人の産む回数が大変すぎるからだ。
あの……妻(男)達の子を一人で産むのか??まわりに10人はいる。
まぁ……前世でも大家族もいるし大丈夫なのか??
「なぁ、部外者だけどさこれはあまりにも酷くないか??」
カシウス
「ちょっ、カシウス」
クルト
「クルトは黙っててくれる?」
カシウス
「は、はい…」
クルト
「なんですの?部外者が無粋ですわよ?」
「無粋??こんな廊下で揉めておいて??周りを見てみたらどうです?かなり迷惑かけてますが」
カシウス
「ツッ……」
「それに、この方は貴女の婚約者なのでは?その方に対してあまりにも失礼なのではないのですか?」
カシウス
「いいんですの!!!わたくしはこの女との婚約は嫌なんです!!!!絶対嫌なの!!!要らないんですッ!!!」
いらない……………と??
なんだこの女。
ハーレムだけど、夫と妻は対等なんだぞ???
「君、大丈夫?立てる?」
カシウス
カシウスは倒れて泣いている女の子に手を差し伸べて立たせてあげる。
顔にはくっきり叩かれた跡が赤く残っている。
「ありがとうございます」グスグス
よっぽど怖かったのか震えている。
でも……顔に跡があっても………
この子すっごい可愛い。
頭にはうさぎの耳………
目はピンクと紫の2色が混ざっているような。
おしりには……まんまるのしっぽ。
もしかし旦那達がこの子を見る目が嫌で嫉妬しているのか?
「ね~、本当にこの子いらないの?」
カシウス
「しつこいですわね!!!いらないわよ!!!貴方にさしあげますよ?」
「へぇ……ちなみに君の名前を聞いても?」
カシウス
「わたくしは、ミドゥーサ.ペルシャですわ、伯爵家よ。貴方は?」
ペルシャ
「僕は隣国から来た留学生のカイシス.ウロコニア。筆頭公爵家の嫡子だよ」
カシウス
「ひっ!?」
ペルシャ
「ねぇ、君の名前は?」
カシウス
「わたくしは……獣人の国から来ました。マリン.ウサーベルと申します。侯爵家になります」
ウサーベル
はあぁぁぁ????侯爵家なのになんで伯爵家の女の言いようにされてるの??
「その……わたくしは争いが苦手でして。すみません」
ウサーベル
なるほど………うさぎだもんなぁ
「この国と友好で嫁ぐ予定なの?」
カシウス
「言え……その人族との繋がりがどうとか……そのような事だと」
ウサーベル
ふーーん
「なら、僕でもよくない?こう見えて公爵家だし、それにうちのハーレムはみんな仲良しだし、きっと仲良くなれるよ」
カシウス
マリンの可愛いまんまるの瞳からポロポロと涙が溢れる。
「いいのですか?……」
マリン
「もちろん」ニコッ
カシウス
「ありがとうございます。宜しくお願い致します」
マリン
「うん、こちらこそ!じゃすぐお父様に連絡いれるからすぐハーレム入り出来ると思うよ。婚約とかめんどいからすぐハーレム入りでいいかな?その方が君を守れそうだし」
カシウス
「はい!!!」
マリン
マリンは嬉しそうに微笑んだ。
ぐっ…………可愛い。めちゃくちゃ可愛い。
「じゃ、ペルシャ嬢破棄もこっちから連絡入れとくから大丈夫だよ。じゃーね」
カシウス
「…………ええ。宜しくお願い致しますわ」
ペルシャ
ぞろぞろと旦那を引き連れて去っていく気の強い女。
「マリンちゃん!!僕もカシウスの妻なんだ!宜しくな!」
クルト
「は、はい!!宜しくお願いします」ニコッ
マリン
「うわーーー、めちゃ可愛い……。カシウスって」
クルト
ぐっ………
「言うな…………分ってる」
カシウス
「あははは」
クルト
無類の可愛い好きだからね、僕
数日後すぐに婚約はペルシャ有責で破棄になり、マリンはカシウスのハーレム入りを果たした。
そして、マルディナやシスリに
話したところ、ペルシャの側ではなく自分達の側の方がマリンにとってもいいのではないか?
という助言を得てマリンに話したところのマリンもそうしたいと言うので、マルディナとシスリが通っている学園に転校したのだった。
クルトについて来るなよ!!!と散々釘をさしてから……。苦笑
クルトが来ると自分が読みたい本を持ってくるのはいいけれど
ずっとこれなに?とか見てみてーーこれ凄くない???とか
話しかけてきて自分が読みたい本が読めないんだって。苦笑
なんとなく想像出来るからカシウスはつい笑ってしまった。
「ねーーシバル酷くない?僕だって本好きなのにさーー」
クルト
置いてきぼりのクルトは頬を膨らませている。
本当にクルトの頬は良く膨らむよな~~と思いながらつい………
無意識に優しく両頬をぷにっと
つまみぶーみぶーみと伸ばしてしまった。
「かひうす……やめれ……」
クルト
ハッ!
「ごめん、つい」苦笑
カシウス
「もう~~」
クルト
「だってさ、リスみたいに頬を膨らますクルトが悪いんだよ?ついつまみたくなるんだ」
カシウス
「えぇーーそうなの??」
クルト
「そうなの」
カシウス
「そんなに僕の頬が魅力的とは……僕の旦那様は頬フェチ…」
クルト
なぜかクルトは嬉しそうにしていた。
ちょっと待ってよ?頬フェチってなに???
変なフェチ作らないで欲しいんだけど……、とツッコミを入れようと思うけど嬉しそうにしているクルトを見たら言う気が失せた…。
まっ、いいか。
とりあえず自習だ、自習。
次の野営の時は先生も多分……いや確実に同じテントに来るだろうから先生の予備品を作っておこう。先生も「妻」だし。
せっせとラントナーの備品を錬金や想像魔法で作って行く。
それを興味津々で見てるクルトの図である。
すると……何処かで揉めているような声が聞こえてきた。
心なしか廊下もざわついている。
「なんか揉めてる?」
カシウス
「揉めてる声がするね」
クルト
一旦手を止めて廊下に出る二人。
廊下では可愛い獣人の女の子が床に倒れており、そこに仁王立ちした気の強そうな女子が怒鳴り散らしていた。
「うわーなにあれ……可哀想」
クルト
獣人の女の子はポロポロと涙を溢して俯いている。
「貴方がわたくしのハーレムに入るからわたくしが両性にならないとならないなんて耐えられませんの。貴女以外は皆男性ですし。別にわたくしがハーレムの男性達の子を順番に産むから貴女はいらないんですの。貴女から婚約を破棄してくれません?政略でこちらからは断れませんもの」
ハーレム主女
なるほど……ハーレムを築く者が女性の場合、ハーレムの妻側に女性がいる場合両性具有にならないとならないのか。
まぁ……気持ちはわからなくもないけど、これは流石に酷いな。
気の強い女を取り囲むようにしているのは妻側になる男だろうな。てゆうか主が子を産むのか
それは珍しいんじゃないか??
普通、主が女性の場合結局両性具有になり、男性も祝福を受けて子を産めるようになり、妻側の男が子を産むからだ。
そうじゃないとハーレムだし
一人の産む回数が大変すぎるからだ。
あの……妻(男)達の子を一人で産むのか??まわりに10人はいる。
まぁ……前世でも大家族もいるし大丈夫なのか??
「なぁ、部外者だけどさこれはあまりにも酷くないか??」
カシウス
「ちょっ、カシウス」
クルト
「クルトは黙っててくれる?」
カシウス
「は、はい…」
クルト
「なんですの?部外者が無粋ですわよ?」
「無粋??こんな廊下で揉めておいて??周りを見てみたらどうです?かなり迷惑かけてますが」
カシウス
「ツッ……」
「それに、この方は貴女の婚約者なのでは?その方に対してあまりにも失礼なのではないのですか?」
カシウス
「いいんですの!!!わたくしはこの女との婚約は嫌なんです!!!!絶対嫌なの!!!要らないんですッ!!!」
いらない……………と??
なんだこの女。
ハーレムだけど、夫と妻は対等なんだぞ???
「君、大丈夫?立てる?」
カシウス
カシウスは倒れて泣いている女の子に手を差し伸べて立たせてあげる。
顔にはくっきり叩かれた跡が赤く残っている。
「ありがとうございます」グスグス
よっぽど怖かったのか震えている。
でも……顔に跡があっても………
この子すっごい可愛い。
頭にはうさぎの耳………
目はピンクと紫の2色が混ざっているような。
おしりには……まんまるのしっぽ。
もしかし旦那達がこの子を見る目が嫌で嫉妬しているのか?
「ね~、本当にこの子いらないの?」
カシウス
「しつこいですわね!!!いらないわよ!!!貴方にさしあげますよ?」
「へぇ……ちなみに君の名前を聞いても?」
カシウス
「わたくしは、ミドゥーサ.ペルシャですわ、伯爵家よ。貴方は?」
ペルシャ
「僕は隣国から来た留学生のカイシス.ウロコニア。筆頭公爵家の嫡子だよ」
カシウス
「ひっ!?」
ペルシャ
「ねぇ、君の名前は?」
カシウス
「わたくしは……獣人の国から来ました。マリン.ウサーベルと申します。侯爵家になります」
ウサーベル
はあぁぁぁ????侯爵家なのになんで伯爵家の女の言いようにされてるの??
「その……わたくしは争いが苦手でして。すみません」
ウサーベル
なるほど………うさぎだもんなぁ
「この国と友好で嫁ぐ予定なの?」
カシウス
「言え……その人族との繋がりがどうとか……そのような事だと」
ウサーベル
ふーーん
「なら、僕でもよくない?こう見えて公爵家だし、それにうちのハーレムはみんな仲良しだし、きっと仲良くなれるよ」
カシウス
マリンの可愛いまんまるの瞳からポロポロと涙が溢れる。
「いいのですか?……」
マリン
「もちろん」ニコッ
カシウス
「ありがとうございます。宜しくお願い致します」
マリン
「うん、こちらこそ!じゃすぐお父様に連絡いれるからすぐハーレム入り出来ると思うよ。婚約とかめんどいからすぐハーレム入りでいいかな?その方が君を守れそうだし」
カシウス
「はい!!!」
マリン
マリンは嬉しそうに微笑んだ。
ぐっ…………可愛い。めちゃくちゃ可愛い。
「じゃ、ペルシャ嬢破棄もこっちから連絡入れとくから大丈夫だよ。じゃーね」
カシウス
「…………ええ。宜しくお願い致しますわ」
ペルシャ
ぞろぞろと旦那を引き連れて去っていく気の強い女。
「マリンちゃん!!僕もカシウスの妻なんだ!宜しくな!」
クルト
「は、はい!!宜しくお願いします」ニコッ
マリン
「うわーーー、めちゃ可愛い……。カシウスって」
クルト
ぐっ………
「言うな…………分ってる」
カシウス
「あははは」
クルト
無類の可愛い好きだからね、僕
数日後すぐに婚約はペルシャ有責で破棄になり、マリンはカシウスのハーレム入りを果たした。
そして、マルディナやシスリに
話したところ、ペルシャの側ではなく自分達の側の方がマリンにとってもいいのではないか?
という助言を得てマリンに話したところのマリンもそうしたいと言うので、マルディナとシスリが通っている学園に転校したのだった。
344
お気に入りに追加
801
あなたにおすすめの小説
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
ボッチの少女は、精霊の加護をもらいました
星名 七緒
ファンタジー
身寄りのない少女が、異世界に飛ばされてしまいます。異世界でいろいろな人と出会い、料理を通して交流していくお話です。異世界で幸せを探して、がんばって生きていきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
異世界でのんびり暮らしたい!?
日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
おばあちゃん(28)は自由ですヨ
美緒
ファンタジー
異世界召喚されちゃったあたし、梅木里子(28)。
その場には王子らしき人も居たけれど、その他大勢と共にもう一人の召喚者ばかりに話し掛け、あたしの事は無視。
どうしろっていうのよ……とか考えていたら、あたしに気付いた王子らしき人は、あたしの事を鼻で笑い。
「おまけのババアは引っ込んでろ」
そんな暴言と共に足蹴にされ、あたしは切れた。
その途端、響く悲鳴。
突然、年寄りになった王子らしき人。
そして気付く。
あれ、あたし……おばあちゃんになってない!?
ちょっと待ってよ! あたし、28歳だよ!?
魔法というものがあり、魔力が最も充実している年齢で老化が一時的に止まるという、謎な法則のある世界。
召喚の魔法陣に、『最も力――魔力――が充実している年齢の姿』で召喚されるという呪が込められていた事から、おばあちゃんな姿で召喚されてしまった。
普通の人間は、年を取ると力が弱くなるのに、里子は逆。年を重ねれば重ねるほど力が強大になっていくチートだった――けど、本人は知らず。
自分を召喚した国が酷かったものだからとっとと出て行き(迷惑料をしっかり頂く)
元の姿に戻る為、元の世界に帰る為。
外見・おばあちゃんな性格のよろしくない最強主人公が自由気ままに旅をする。
※気分で書いているので、1話1話の長短がバラバラです。
※基本的に主人公、性格よくないです。言葉遣いも余りよろしくないです。(これ重要)
※いつか恋愛もさせたいけど、主人公が「え? 熟女萌え? というか、ババ專!?」とか考えちゃうので進まない様な気もします。
※こちらは、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる