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カミル
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過労安静二日目のカシウスです。
3日は安静だそうです。暇です……
あーーーーつまんなーーーい。
トントン トントン
「はーい、暇なのでどうぞー」
カシウス
ガチャ
「カシウス様、暇なのですか?でも安静ですよ?」
カミル
「あ、カミルー!だって暇なんだよ!!!ねー今日こそあのチョコどこで買ったか教えてよー」
カシウス
「そんなにお気に召したのですか?」
カミル
「お気にというか、ドンピシャで大好き!!!!」
カシウス
「ふふっ、では今日はこちらをどうぞ」
カミル
カミルがカシウスのテーブルに
お皿にのった何かを置いた。
ん?なになに?
起き上がり見てみると…………
「え!!!!カヌレ!!!この世界カヌレなんてあったっけ!?食べてもいいの?」
カシウス
ん?この世界と言ったか?カシウス様……。
というか「カヌレ」って知っているのか??なんで???
「ええ、もちろんどうぞ」
カミル
カシウスはひとつカヌレを手に取りかぶりつく。
口いっぱいにカヌレの甘さが広がる。
ん~~美味しい、というかこの味………
「これ……クィーンシュガーの店と同じ味…」ボソッ
カシウス
!?
クィーンシュガーってなんでその店の名前を!!!
その店は……俺の
「カシウス様、その店をどうしてご存知なのですか?」
カミル
カミルは震える声でカシウスに聞いた。
「どうしてって……。ん~マルディナにしか話してないんだけど、カミルは「妻」だし話してもいっか。僕、転生者なんだよね日本からの」
カシウス
転生者なんだよね、日本からの
転生者なんだよね、日本からの……
「え!!!!!!日本からの転生者!?」
カミル
「ちょっ、カミル声大きいから!!!というかさそのリアクションカミルもそうなの?」
カシウス
「はい……というかそのクィーンシュガーは俺の店です」
カミル
え!!!!!カミルの店なの??
クィーンシュガーが?
ん?ということは………
「え?凌(しのぐ)さんなの???」
カシウス
「え……なんで俺の前世のしかも下の名前を?」
カミル
「だって、凌さんが下の名前で呼べってスイーツ買いに行くたびに言ってきたんじゃん」
カシウス
カシウスは恥ずかしかったのにさーと口を尖らせた。
「ちょっと……待って。今だけタメ口でもいい?」
カミル
「ん?普段からタメ口でいいよ?だってもう奥さんなんでしょ?」
カシウス
「え、あっはい。先日…ってそうじゃない!!それも大事だけど!もしかして翼さんなの?」
カミル
「ん?そうだよ。あーなかなか買いに行けなくてごめんね?なんか同期に嵌められて左遷されてそこがかなりブラックでさー。過労で死んじゃって」苦笑
カシウス
「…………笑って言う事じゃないよ。翼さん……」
カミル
「そう?だって前世だしさー。というか僕のこと翼だって分ったけどこれでも僕の嫁でいいの?」
カシウス
「はい、むしろご褒美……。前世からずっと翼さんがすきだったので…」
カミル
「うん、知ってる。ふふっ…」
カシウス
「!?」
カミル
「だって、僕実は前世バイだったからさー、わりと分かるんだよねー。それに自慢じゃないけど前世もそれなりに顔整ってたと思うし」
カシウス
コクコク頷くカミル
実は学生の頃モデルとかもしてたんだよね
「改めて宜しくね、カミル」
カシウス
「は、はい!!」
カミル
凌さんことカミルは涙を拭いながら満面の笑みで部屋を後にした。
まさかカミルが凌さんだったとはー世間は狭いな~
もぐもぐ もぐもぐ
僕、凌さんのスィーツ本当に大好きだったんだよね。
マルディナにも食べさせてあげたいけどしばらく独り占めしとこ!
3日は安静だそうです。暇です……
あーーーーつまんなーーーい。
トントン トントン
「はーい、暇なのでどうぞー」
カシウス
ガチャ
「カシウス様、暇なのですか?でも安静ですよ?」
カミル
「あ、カミルー!だって暇なんだよ!!!ねー今日こそあのチョコどこで買ったか教えてよー」
カシウス
「そんなにお気に召したのですか?」
カミル
「お気にというか、ドンピシャで大好き!!!!」
カシウス
「ふふっ、では今日はこちらをどうぞ」
カミル
カミルがカシウスのテーブルに
お皿にのった何かを置いた。
ん?なになに?
起き上がり見てみると…………
「え!!!!カヌレ!!!この世界カヌレなんてあったっけ!?食べてもいいの?」
カシウス
ん?この世界と言ったか?カシウス様……。
というか「カヌレ」って知っているのか??なんで???
「ええ、もちろんどうぞ」
カミル
カシウスはひとつカヌレを手に取りかぶりつく。
口いっぱいにカヌレの甘さが広がる。
ん~~美味しい、というかこの味………
「これ……クィーンシュガーの店と同じ味…」ボソッ
カシウス
!?
クィーンシュガーってなんでその店の名前を!!!
その店は……俺の
「カシウス様、その店をどうしてご存知なのですか?」
カミル
カミルは震える声でカシウスに聞いた。
「どうしてって……。ん~マルディナにしか話してないんだけど、カミルは「妻」だし話してもいっか。僕、転生者なんだよね日本からの」
カシウス
転生者なんだよね、日本からの
転生者なんだよね、日本からの……
「え!!!!!!日本からの転生者!?」
カミル
「ちょっ、カミル声大きいから!!!というかさそのリアクションカミルもそうなの?」
カシウス
「はい……というかそのクィーンシュガーは俺の店です」
カミル
え!!!!!カミルの店なの??
クィーンシュガーが?
ん?ということは………
「え?凌(しのぐ)さんなの???」
カシウス
「え……なんで俺の前世のしかも下の名前を?」
カミル
「だって、凌さんが下の名前で呼べってスイーツ買いに行くたびに言ってきたんじゃん」
カシウス
カシウスは恥ずかしかったのにさーと口を尖らせた。
「ちょっと……待って。今だけタメ口でもいい?」
カミル
「ん?普段からタメ口でいいよ?だってもう奥さんなんでしょ?」
カシウス
「え、あっはい。先日…ってそうじゃない!!それも大事だけど!もしかして翼さんなの?」
カミル
「ん?そうだよ。あーなかなか買いに行けなくてごめんね?なんか同期に嵌められて左遷されてそこがかなりブラックでさー。過労で死んじゃって」苦笑
カシウス
「…………笑って言う事じゃないよ。翼さん……」
カミル
「そう?だって前世だしさー。というか僕のこと翼だって分ったけどこれでも僕の嫁でいいの?」
カシウス
「はい、むしろご褒美……。前世からずっと翼さんがすきだったので…」
カミル
「うん、知ってる。ふふっ…」
カシウス
「!?」
カミル
「だって、僕実は前世バイだったからさー、わりと分かるんだよねー。それに自慢じゃないけど前世もそれなりに顔整ってたと思うし」
カシウス
コクコク頷くカミル
実は学生の頃モデルとかもしてたんだよね
「改めて宜しくね、カミル」
カシウス
「は、はい!!」
カミル
凌さんことカミルは涙を拭いながら満面の笑みで部屋を後にした。
まさかカミルが凌さんだったとはー世間は狭いな~
もぐもぐ もぐもぐ
僕、凌さんのスィーツ本当に大好きだったんだよね。
マルディナにも食べさせてあげたいけどしばらく独り占めしとこ!
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