転生幼児は夢いっぱい

meimei

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野営二日目

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今日も自由なんだって。
野営しているとはいえうちの部活ゆるくない??

うちの部活は学問の合間の息抜きというのが信条なんだと。

朝食は焼きおにぎりと卵焼きと
きゅうりの浅漬け!

「ん~~しあわせ」
クルト


「これすごく美味しい」
シバル


二人とも焼きおにぎりが口に合ったみたいだ。


うん、美味しい!!
やっぱり和食だな~


朝食をお腹いっぱい食べて今日何をするか決める。


「今日はなにするー?」
クルト



「湖で釣りする?」
シバル



「釣りいいねー!!」
カシウス


3人で湖に向かう。もちろん各自釣り竿は持参だ。


「カシウスそれなに??まさか釣り竿??」
クルト


「うわっ、なにそれ……すごっ」
シバル


ん?


「これはお手製の釣り竿なんだ。ミスリルだから錆びないよ」
カシウス


想像魔法で前世の釣り竿を思い浮かべてミスリル鉱石で作った錆びない釣り竿。

釣り糸は頑丈で有名な蜘蛛の女王と言われているクィーンスパイダーの糸だ。

その糸の先にはカシウスお手製の
釣りエサを取り付けた。


「その……さきについているのは何?」
シバル


「ん?餌だよ、釣りエサー。イカの残りを餌にしたんだ」
カシウス



「「すげーーっ」」
クルト、シバル


クルトとシバルの釣り竿はまさかの木だった。
それに糸が巻いてあり、虫がくくりつけられている。

なんか原始的な釣り竿だなー。

ザリガニ釣りを思い出す………


湖に釣り竿を3人で垂らすと、
しばらくしてカシウスの釣り竿が
引いた。


「わっ、引いてる!!」
カシウス

慎重に引き上げるとかなり大きな……



「うわっ!それブリオリットじゃん!!!めちゃ美味しいやつ」
クルト


ブリオリット………??

どことなくブリに似ている。
けどここ海じゃないよ?????

異世界だから生息場所違うとか?


釣れたブリオを空間にしまう。
その方が鮮度がいいしね、とちらりと見るとシバルも釣れたみたいだ。


「シバル何が釣れたの?」
カシウス



「マッスーだな」
シバル


マッスー……?覗くとどうみても
マスだ。


「クルトは何か釣れた?」
カシウス


「僕はまだ全然~」
クルト


クルトはまだ釣れていないようだ。


シバルはまたマッスー、カシウスもまたブリオ。

結局クルトはイワーナを三匹

シバルはマッスーを5匹

カシウスはブリオを5匹釣れた。


よし!!今日は魚祭だ!!!!!


あとは炊き込みご飯にしよっと!


シバルとクルトの魚もカシウスが空間に入れた。

それをちらりと影から見ていた………人物がいた。


そう……あの人物だ。



今日はイワナとマスは塩焼きに、ブリは明日煮付けにしよう。

炊き込みご飯は採れたキノコと
人参を入れて、手作りめんつゆを入れてスイッチオン!

手作りめんつゆは、昆布と鰹節でダシをとってこして、みりんと
醤油で少々砂糖を入れて煮立てて完成!

後はねんー、じゃがいもの甘辛煮にしよう。

これ前世良く作ったんだよね~
実家から新じゃがを沢山送られてくると作ってた。

うん、いい感じ!!!!

「いい匂い~」
クルト


「美味しそー」
シバル


「さ、夕飯にしよ?」
カシウス


「「「「いただきます」」」」
クルト、シバル、カシウス、?


ん?一人多くない?????

あっ!!!


「先生!!!また先生がいる!」
クルト


「先生…すっかりカシウスに」
シバル


「…………」
カシウス


なんでちゃっかり先生がいるの?

「その……仲間に入れて貰えないかなぁって……。だ、だめ?」
ラントナー



「えーーー、カシウスがいいなら別にいいよ」
クルト


「俺もカシウスがいいならいいけど……」
シバル

3人の視線がカシウスに…。


ちょっとこれだめ!!って言えなくない???





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