転生幼児は夢いっぱい

meimei

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野営

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さすがの先生も今日は他の生徒の手前自前のテントに戻っていった。

もちろんお風呂とトイレはうちで
済ませている。


「ふあぁあ………二人ともおやすみ」
カシウス



「「おやすみ」」
シバル、クルト


2階の自室に行きそのままベットに倒れるような感じで寝落ちする。

魔力も沢山使ったし、気も使ったしさすがのカシウスも疲労困憊だったのだ。


同じようにシバルとクルトも爆睡である。

本当に野営なのか疑問なくらい
ふかっふかのベットとふかっふかの掛け布団に包まれて……。



「ん~~~よく寝た。帰るのは明日か~」
カシウス

本来なら明日から授業だけど、
部活の場合公休ということになる。


トントンと階段を降りていくとまだ誰も居なかった。


さて、朝食作ろうかな~


朝はフレンチトーストとサラダと
オニオンスープにした。

サラダは作り置きのポテサラと
レタス、ミニトマトだ。


「うん、いい感じ」
カシウス


トントン トントン


「ふあぁあ………いい匂い~」
クルト


「いい匂いだなー」
シバル


「あ、二人ともおはよう。朝食出来てるから座って」
カシウス


「「ありがとう」」
シバル、クルト


席についた二人はすっかり身についた「いただきます」と挨拶してからフレンチトーストを一口口に入れる。


「!!!!うまぁぁぁい」
クルト



「うまい!!!珈琲にあう!!」
シバル



「ふふっ、蜂蜜かけてあるから美味しいでしょ」
カシウス



「「蜂蜜……」」
シバル、クルト


なぜかピタッと動きが止まった二人にカシウスは首をかしげる。


「どうかした?蜂蜜アレルギーとか??」
カシウス



「いや、蜂蜜はかなり貴重だからさ。病気の時くらいしか食べたことない」
クルト


「同じく……風邪ひいた時だけの」
シバル


蜂蜜??そうなの???


「でもこの蜂蜜……自給自足だよ?僕蜂も飼ってるんだよね」
カシウス


そう、蜂蜜が好きなカシウスは
養蜂もしていたのだ。

今じゃ庭師も率先して手助けしてくれている。


「「養蜂!?まじで!?」」
クルト、シバル



目を見開いた二人に苦笑いしながらも頷くカシウス



「すげーーー。うちの旦那さんすげーー」
クルト



「まだクルトの旦那さんじゃないならな」
シバル



「あ~、はいはい。どっちでもいいからその押し問答。早く食べないと冷めるよ?」もぐもぐ
カシウス



ハッ!として再び食べだすクルトとシバル。無意識なのか二人とも
口に入れるとやんわり表情がほぐれる。

やっぱり美味しい物を食べると幸せだよね!


あーーでもカミルがくれたチョコどこで買ったんだろう……。

あのチョコまた欲しいなぁ……
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