転生幼児は夢いっぱい

meimei

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リュート

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「父上ももちろんお部屋をとるのですよね」
カシウス


キョトンとするリュート

ん??????違うの?


「私はカシウスと同じ部屋に泊まるつもりなんだけど、だめかい?」
リュート


えええええええ、同じ部屋なの!?


「わか、分かりました」
カシウス


カシウスの顔が少し引きつっているのをリュートは気が付いたが、気が付いていない事した。


「側近さん達はどうするの?」
カシウス


「ハッ!殿下にお気をとめてもらい光栄でございまっ…痛っ」
側近デリコ


「父上、暴力はいけませんよ。でも側近さん……僕はなぜか陛下に「父上」と呼ぶように言われていますが「殿下」と呼ばれる者ではないんですよ~」
カシウス


「え……でもその瞳……痛っ」
側近デラコ



瞳???なんの事?この目はかぁ様にそっくりでお気に入りなんだよね。


「お前らは……余計な事をぺらぺら話すのではない!!!!後で話す」
リュート


「「はっ」」
側近デラコ、デリコ



「二人の部屋は隣にとってあるからなんの心配もないぞカシウス」
リュート



「なら、良かった」ニコッ
カシウス



どうみても……陛下に瓜二つなんだけど……。確かにちょっとシルビア様にも似てらっしゃるけど。

え!!!シルビア様と陛下が!?

いやぁ………それはないな。シルビア様はカイシス様しか見えていないし。



「カシウス、私は二人を部屋に連れていき少し話しをするからここにいてくれるか?」
リュート



「うん、分った」
カシウス


「勝手にふらふらしては行けないぞ?分ったか?」
リュート



「うん、分った」
カシウス


リュートは側近2人を隣の部屋に連れていき防音結界をかけた。


「いいか、これから話すことは魔法誓約してもらうが、それでも聞くか?」
リュート


「「はい」」
側近


リュートはナルビアがした事、カシウスが森でウロコニア公爵家に保護され実子として届けた事を話した。

それを聞いて側近2名は涙ぐみながら…両手はぐっと握り、プルプルと
怒りで震えていた。


「…………陛下の子を森に捨てるなど……妃殿下と言えど大罪です」
デリコ



「許せません……けして」
デラコ


リュートは深いため息を吐きながら話しだした。


「私はあの子を王位につけたい…。あの子は優しく、賢く、なにより上に立つ能力を秘めている」
リュート


「「はい」」



「だからあの子が成人するまではナルビアから守らねばならない」
リュート


その日側近とリュートはカシウスを守る術を色々ねった。

そして、そんなことはやっぱり知らないカシウスは空間から鉱石を取り出して錬金を楽しんでいた。
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