転生幼児は夢いっぱい

meimei

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今日も

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ん~~良くねた。

朝支度を専属の侍女と済ませて、今日はもうお父様もお母様もお仕事で家にいないし部屋で朝食も食べた。

なんか早く起きちゃったから冒険者ギルドに行くまでまだ早いんだよね。

今日は休息日で授業とレッスンもお休みだし!

あ、そうだ。頼まれていたウィリーの
剣を作っちゃおう。

ウィリーは片手剣なんだよね、盾持つし

どうせならオリハルコンだけにしてみようかな。

魔石は青い魔石をはめる。

確かウィリーは水魔法と風魔法だしね。

それに魔法付与もつけてと。

ウン、完成!!!!見た目はシンプルだけどオリハルコンだから綺麗だし、強いし、なにより青の魔石もいい感じ!!

ついでに想像魔法で鞘も作った。

所有者登録機能もつけた、魔力を流せば登録される仕組み!

一応国宝うんぬん言われるから念には念を入れてね。


さて、騎士団に渡しに行こう~っと。


ガチャ


「あ、マルス」
カシウス


部屋の前にマルスが立っていた。


「どちらに行かれるのですか?」
マルス



「騎士団だよー」
カシウス



「騎士団ですか。了解です」
マルス



「主~!!」


フルールがパタパタと飛んで来た



「フルール!どこ行ってたの?」
カシウス


肩にちょこんと止まる



「なんか森がざわついているから様子見てきたー」
フルール


「森が??なにか異変があったの?」
カシウス



「ん~今のところは何もなさそう。でもまだ分からない」
フルール


「それは…一応旦那様にも報告したほうが良さそうですね」
マルス


マルスが壁をトントンと叩くと天井からトントンと音がした。


「マルスなんで壁を叩いたの?」
カシウス


「ちょっと、虫がいたので」
マルス


「ふ~ん虫かぁ」
カシウス



これで影が旦那様に報告してくれるだろう。

森の異変………ここ何年かは何も無いと聞くが。

マルスの顔が険しくなる。


「ウィリー!!!」
カシウス


カシウスの顔を見るとウィリーは満面の笑顔になる。


「カシー!どうした?」
ウィリー


パタパタ パタパタ


「お父様に頼まれてたウィリーの剣を届けにきたよー!両手剣」
カシウス

マジックバックからウィリーの剣を取り出して見せるとウィリーは目を見開く


あれ?お父様から聞いてない感じ??


「こ、この素晴らしい剣はどうしたんだカシー?」
ウィリー


「え?お父様から聞いてないの?僕が作った剣なんだけど、お父様がウィリーの剣を依頼されたから」
カシウス


「なっ!!じゃぁこの……素晴らしい剣は俺のなのか!?」
ウィリー



「うん、そうだよーウィリー用になってるから。それに魔力を流すとウィリー以外は使えないよ」
カシウス



「ん?なんで魔力を流すと他の者が使えないんだ???」
ウィリー



「所有者登録がされるから。あと、無くしても登録者の元に戻ってくるよ」
カシウス


「は!?剣が戻ってくるのか!?」
ウィリー


「転移魔法を付与してあるから転移して戻ってくるよ」
カシウス


「…………すげぇ剣だなおい…」
ウィリー


「はい、どうぞ~」
カシウス

ひょいっとウィリーの両手に剣を置く。


なんか視線を感じる………マルス????


「マルスもしかして欲しいの?」
カシウス


ビクッと肩が揺れ、視線をずらすマルス



「素直に言わないと作らないよ~~」
カシウス



「………ほ」
マルス


「ん???」
カシウス


「ほし……」
マルス


「んん????」
カシウス


「欲しいです!!!!」
マルス

顔を真っ赤にして言うマルスに少し
苦笑するウィリー


「じゃ作ってあげるね」ニコッ
カシウス


ぱあぁぁぁと笑顔になるマルス



「カシー……お前もたいがいだなぁ…。10歳なのに既にS気質か…」ボソッ
ウィリー



「ウィリー何か言った?ちょっと何言ってるのかまだ僕10歳だしわかんなぁーい」
カシウス


「ぶはっ……クックッ」
ウィリー


「…………」
マルス



「マルス……お前覚悟決めたほうが良さそうだな。」苦笑
ウィリー



「団長………」
マルス


「さーてと!!冒険者ギルドにいこーーっと」
カシウス


パタパタと走っていくカシウスをダッシュでおいかけるマルス。


「さて、カシーは何人を虜にするんだろなぁ~俺もハーレムにいれてくれねーかな」
ウィリー


ガシガシと頭を掻きながら呟くウィリーの言葉に騎士団メンバーが固まったのは
ウィリー本人は知らない。



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