22 / 125
剣
しおりを挟む「え!!!!!騎士団長の剣を僕が作るのですか!?」
カシウス
食事の席で突然お父様に騎士団長の剣の製作を依頼された。
「あぁ、頼めないかな?カシウスの剣は魔力が多い者が持つととてつもない位に強くなる」
カイサル
それはそうだよね、僕が魔力が高いから僕をベースに作ってあるもの。
逆に魔力が少ない人にも魔力を補えるくらいの剣を作れるけど。
「あの剣は魔力量が多い僕をベースに作ってあるので魔力量の多いお父様やお母様、ウィリーには合うと思います」
カシウス
「ほうーー」
カイサル
「逆に魔力量の少ない人用の剣も作れますけどね」
カシウス
「え!?」ガタン
カイサル
ん?そんなに驚く事を言ったっけ?
「カシウス、お父様に説明してあげられる?」
シルビア
「説明?はい。魔力量の少ない人には
魔力量を微量でも魔法が纏えるように
調節できます。あぁ、僕の剣と同じ魔剣にするならですけどね」
カシウス
「……………凄すぎうちの息子」
カイサル
「カシウスは天才だもの」
シルビア
「………普通ですけどね」
カシウス
カシウスが普通というワードを出すないなや、二人揃って「普通ではない!!」
と大声でツッコミをいれた。
そんな大きな声で言わなくてもいいのに~
「じゃ、必要な種類の剣を明確に紙に書いて渡してくださいね。」
カシウス
「ありがとう!!!!!」
カイサル
ん?何か忘れているような……あっ!!
カフス!!かぁさまのブローチ見て思い出したよ。
「お父様、これ僕が作ったお父様用とリュート父上のカフスです。リュート父上な渡して下さい!ではご馳走様でした」
カシウス
カシウスはカフスをカイサルの前に二箱置いてから食堂を後にした。
剣の制作依頼かーーー、冒険もしたいのに忙しくなりそうで嫌だなぁ。
「あ、そうだマルス」
カシウス
「はいどうかしましたか?」
マルス
マジックバックからもう一つ箱を取り出す。
「これマルスに作ったやつ。」
カシウス
「え!?俺にですか!!」
マルス
「うん、ピアスなんだけど。同じく魔法反転と防御結界と強化魔法増加つけておいた」
カシウス
「また……規格外な物を……。ありがとうございます」
マルス
マルスは大切そうにカシウスから受け取った箱をカバンにしまった。
「どういたしまして!」ニコッ
カシウス
部屋の前でマルスとは別れ、カシウスは
侍女に手伝ってもらいながらお風呂を済ませてベッドにもぐる。
あんなに寝たのにまだ眠い。
おやすみなさい!!!
ベッドに入ればすぐ寝れちゃうの~!
もしかしてこれも加護の効果だったり?
だって前世は多分過労で死んだもん。
明日は何をしようかな~
520
お気に入りに追加
801
あなたにおすすめの小説
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
ボッチの少女は、精霊の加護をもらいました
星名 七緒
ファンタジー
身寄りのない少女が、異世界に飛ばされてしまいます。異世界でいろいろな人と出会い、料理を通して交流していくお話です。異世界で幸せを探して、がんばって生きていきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
私を裏切った相手とは関わるつもりはありません
みちこ
ファンタジー
幼なじみに嵌められて処刑された主人公、気が付いたら8年前に戻っていた。
未来を変えるために行動をする
1度裏切った相手とは関わらないように過ごす
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
異世界でのんびり暮らしたい!?
日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる