転生幼児は夢いっぱい

meimei

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翌日

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翌日はお父様とお母様に報告をしてから
1日の授業やお稽古をこなし……。

午後ようやく自分の時間が出来たので

想像魔法でポーション作りの器具などを自作してみた。もちろんポーション作りの器具は錬金薬師の教本を見て作ったんだけどね!!

「さて、薬草を風魔法で細かくして~」

緩やかな風が薬草を丁寧に細かくしていく。


「あとは、浄化水を作ってから、魔力と共に薬草をまぜると……」


ぱあぁぁぁと光り、出来た液体は薄い
きみどり色。


「出来たのかな……鑑定」



初級ポーション


カシウスが作った初級ポーション

神の加護により効果3割高い

カシウスが作ると味が甘くなる

これを代用して色んな物が作れるよ




「おおおおお、出来たー!!」
カシウス



ん?これを代用して色んな物が作れるの???

色んな物かぁ~うーん。


トントン


「どうぞ~~」



「カシウス様、お茶をお持ちしました」
ナターシャ


「ナターシャありがとうってその手どうしたの??」
カシウス



「これは……お目汚しをすみません。冬になると肌が弱く荒れるのです」
ナターシャ


ナターシャは専属侍女だ。子爵家生まれ…。貴族なのにあかぎれは……


「その……軟膏などは試しているのですが……治らなくて」
ナターシャ


そうか!!これだ!!!


「ナターシャ、もしかしたら僕がナターシャの手を治せるかも?まだかもだけど」
カシウス



「カシウス様、そのお気持ちだけでナターシャは嬉しく思います」
ナターシャ


「出来たらまた呼ぶね!」
カシウス


ナターシャは一礼してから部屋を後にした。



さてと薬用ハンドクリームをつくろー!


想像魔法で蜜蝋とホハバオイルと
ラベンダーオイルを作って。

あとはポーションを入れて魔力で混ぜる。まーぜまぜ!まーぜまぜ!

うん!!できたーーー!!!

とりあえず自分の手にぬって試してみる。

ラベンダーのいい香りが軽くかおって

手はツルツル、薬草採取した時の切り傷も治っていた。さすがポーション入り!


トントン

ガチャ



「カシウス」



「お父様ー!どうしたのですか?」
カシウス



「ちょっとカシウスの顔が見たくなってね」ニコッ





「僕の顔ですか?良く分からないけど、お父様も僕が作ったハンドクリームを試してみますか?」
カシウス



「ハンドクリーム?手にぬるやつか?」



「はい!ナターシャが手荒れが酷いので錬金で作ってみたんです」
カシウス



「カシウスが作ったのか!!それは凄いな、少しぬってもいいかい?」



「はい!」
カシウス



カイサルは少しだけクリームを手に取り
塗っていく。

するとどうでしょう……剣傷まで消えるではありませんか……



「なっ!!!傷まで消えたぞ!!なんだこれはカシウス」



「ポーションを入れたからかも?」
カシウス


「ポーション……?ポーションはどこから持ってきたんだ??」




どこから????


「自分で作ったポーションですよ?」
カシウス



「…………え?」
カイサル



「ん?」
カシウス


なぜかシーンという音でも聞こえてきそうな間があく。


「今自分で作ったと言ったのか?」




「はい、自分で作ったので……」
カシウス



「えええええええええ!!」



バタバタバタバタ バタバタバタバタ


「な、何事ですか!!!!」
執事



「なにがあったのよ!!」




「「………」」
カシウス、カイサル


何故か大騒ぎになったことに10歳の
カシウスはちょっとだけため息をついて
父を見つめると父は苦笑いしていたのだった。
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