え!?私が公爵令嬢なんですか!!(旧聖なる日のノック)

meimei

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お茶会当日

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「お嬢様、起きてくださいませ」


「ん~~ポメリまだ…眠い」
ピュリ


ピュリはふわっふわの掛け布団を頭までかぶり…られなかった。ピュリが
ガバっと剥いだのだ。



「本日はお茶会なんです!!早く支度をせねばルナル様からお叱りを受けますよ!!」
ポメリ


ん~~お茶会…………ハッ!そうだった!!!


カバッ


「ごめんね、ポメリ今起きる」
ピュリ


とりあえほんのり温かいほっとタオルをポメリから受け取り顔を拭く。

着替え、髪のセットをしてもらい
朝食を済ませて、今度は……お風呂。

散々磨かれまくり……ドレスを選ぶ気力もなく…ポメリイチ押しの淡いラベンダー色のドレスを着て髪の毛は少しだけ両サイドから髪の毛を取り
お団子にしてそこにダイヤの髪留めをつけてある。もちろんお団子にしていない髪の毛は後ろに流してある。


「わぁ~~お姫様みたいね…」
ピュリ


「ピュリニーネ様はれっきとした公爵家の姫君ですよ」ニコッ


まぁ……お祖父様は王弟だけれど。



トントン


「はい、どうぞ」
ピュリ



「おおおおーー、ピュリがいつももめちゃくちゃ可愛いのに…今日はさらに…。お茶会に行かせたくないな」
サム



「あぁ……分かりますその気持ち。」
エル



「ピュリ素敵ですよ」
キリア



「ふふ、みんなありがとう」
ピュリ


男3人顔を赤く染め、ピュリニーネを目が開くほど見つめる。


「コホン……皆様見すぎです…。お嬢様に穴があきます!!!お時間は大丈夫なのですか?」
ポメリ


ポメリが呆れたように3人に言うとその言葉でハッと我に返った3人。



「やれやれ……3人にピュリを連れて来るように頼んだのに。いつまでも来ないと思ったら」
ルナル


「お父様!!」
ピュリ



「ふふ、ピュリ可愛いね。さすが僕の娘!さっ行こうか。皆様が待っているよ」
ルナル


お茶会面倒くさいけど…。頑張ろう



「はい」
ピュリ


ピュリ、ルナルお父様、サム、エル
キリアと共にお茶会を開いているガーデンに行く。

ガーデンにはそれぞれテーブルや椅子が沢山おかれ、スィーツやお茶、
果実水やサンドイッチなどの軽食が用意されていた。


ルナルお父様の挨拶を筆頭に、ピュリも挨拶を終えて、それぞれの貴族からの挨拶を椅子に座り待つ。


「ピュリニーネ様、私は王国近衛騎士団のガーリディア.ラウスと申します。この度はお会いでき光栄でございます」
ガーリディア


ふおぉぉぉ、この人!私がお父様に
いい!!って言った人!!

近衛騎士なだけあって細マッチョっぽく、髪の毛はサラサラなラベンダー色。瞳の色は水色だ。

ん?ラベンダー色?私のドレスの色と同じじゃん!!


「ラウス卿は侯爵家の次男だったな」
ルナル


「はい、先日功績を認められ、伯爵位を授かりました」
ガーリディア



「それはおめでとうございます」
ピュリ



ピュリが微笑むとガーリディアは頬を赤くして固まる。



「へぇ~~ラウス卿でも…そんな顔するんだね」クスクス
ルナル



「?」
ピュリ


一瞬まわりが、ざわざわっとどよめいたような……。

気の所為??キョロキョロと見てもみんな俯いたり、他を見ていたり。


ラウス卿の後もぞくぞくと挨拶に
イケメンたちが挨拶に来たけど……
特に何も思わず…流れ作業のよう。

最後の一人に……やっと終わる。


「魔法師団所属のリディス.マスキートンと申します。ルナル師団長の至宝であられるピュリニーネ姫にお会いできて光栄でございます」
リディス


おおおおおお、この人も!!私が選んだ人!!!

やっぱり素敵だな~~赤い髪の毛も
この人にピッタリなのよね。

無意識にピュリの目がキラキラしている。


「ふふふっ。ピュリ分かり易すぎるよ……」クスクス
ルナル


「え??何がです?お父様」
ピュリ


「………ウレシイ」
リディス


リディスは一目みた時に背中に電撃でもくらったかのような感覚があった。これが一目惚れか……。可愛いなぁ


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