15 / 41
串焼き
しおりを挟む
「わぁ~美味しそう!!!」
ピュリ
「だろ?ここの串焼きは絶品なんだよ!!」
サムエル
「ガハハハ、団長褒めすぎじゃないか!!」
店主
あむっ……ムシャムシャ……
!?
「美味しい!!!!何これ!?噛むと肉汁がじゅわわぁで、柔らかくてめちゃめちゃ美味しい!!!」
ピュリ
「だろ?」
団長
「いや~こんな可愛いお嬢ちゃんに褒められるなんて生きてて良かったわ」
店主
「おい……ガラム。お前年幾つだよ!!俺より年下のくせに…」
サムエル
「え!?確かに若いような…」
ピュリ
「こやまいった……確かに団長より年下ですがね」
店主
「ガラムは元騎士団所属でさ、怪我で引退したんだ」
団長
「怪我のおかげで転職に出会えたんですよ」
ガラム
「ガラム……まっ!!串焼き絶品だしな!!」
団長
「うん!!串焼き美味しい~」
ピュリ
そう言えば魔法の授業少しかじったんだよね…ルナルお父様から。
ガラムをじぃぃぃっと観察しているとどうやら利き手の方を怪我したようだった。
さりげなく回復魔法をかけるつもりが……ぱあぁぁと光が出てしまった。
「なっ!?ピュリ何をしたんだ!?」
サムエル
「ん、この前ルナルお父様から教わった回復魔法をちょっと……ガラムさんに…」
ピュリ
「……ガラムちょっと利き手を動かしてみろ…」
サムエル
「は、はい」
ガラム
驚きでつい騎士団時代のように…敬語になるガラム。
「なっ!?動く!!!!治ってる!!!!」
ガラム
え!?動かないくらいの怪我だったの???
「はあぁぁ……ちょっと待て」
サムエル
サムエルは自分とガラム、ピュリ以外に忘却魔法をかけたのだった……。もちろん今の記憶だけ
「団長今のは忘却魔法ですね…私も他言しないようにします」
ガラム
「あぁ、そうしてくれ」
サムエル
「腕が治って良かったです」
ピュリ
「天使がいる………」
ガラム
ん?天使???どこに!?
キョロキョロあちらこちらを探すピュリ
「お前も…ピュリの被害者だな……婚約したいなら実家に戻れ…」
サムエル
「そうですね…腕も治った事ですし。ここは俺がオーナーになって今の副店長に任せます」
ガラム
「ガラムさんは騎士団に戻るの?」
ピュリ
「ええ、天使に求婚する為に戻ります」
ガラム
天使に求婚????
「なんか話し方も違う」
ピュリ
もぐもぐ もぐもぐ
うん、やっぱり串焼き美味しい
「本来はこの話し方なんですよ」ニコッ
ガラム
「まっ、身だしなみも元に戻すんだな」苦笑
サムエル
「はい……そうします」
ガラム
良く話が理解出来ないピュリニーネはとりあえず果実水と美味しい串焼きに集中することにした。
その姿を見て苦笑いする2名には気が付かない…。
後日……
「父上、失礼致します」
ガラム
「ん?ガラムかって!!お前その腕!?」
ガラム父、エンベル侯爵家当主
ダラム
「はい、天使が治してくれたのです……でその天使に求婚したく戻って参りました」
ガラム
「ほう……天使が治してくれたと……」
ダラム
「その天使の名を告げても、治して頂いた事は他言無用なのです…父上も魔法誓約書をお願い致します」
ガラム
目を見開くダラム
「そ、そこまでか……。分かった魔法誓約書を作ろう」
誓約書はぱあぁぁと光った。
「これで話せますね、この腕を治してくれた天使はマリシア様の娘のピュリニーネ公爵令嬢です」
ガラム
さらに目を見開くダラム
「マリシア様とは!?あのマリシア様か!?」
ダラム
「ええ、そのマリシア様で合っていると思います。ルミエール公爵家です。残念ながらマリシア様はお亡くなりになっておられますが…」
ガラム
「そ……そうなのか…あのマリシア様が」
ダラム
肩を落とすダラム
「で、そのピュリニーネ様と婚約したいのです。サムエル団長には一応…話済みです」
ガラム
「しかし、婚約出来るのか?」
ダラム
「王家に横槍を入れられる前に守りを固めたいそうなので出来ると思います。私もピュリニーネ様を守りたいのです」
ガラム
「分かった…申請をしておく」
ダラム
「ありがとうございます父上」
ガラム
「それだけの度量の令嬢だ…守りを固める為に何人も夫は必要だろうな」
ダラム
「はい、覚悟は出来ております」
ガラム
「そうか…お前が覚悟が出来ているなら応援しよう」
ダラム
「ありがとうございます」
ガラム
なんでもいい……あの天使の側にいて守りたい。
ピュリ
「だろ?ここの串焼きは絶品なんだよ!!」
サムエル
「ガハハハ、団長褒めすぎじゃないか!!」
店主
あむっ……ムシャムシャ……
!?
「美味しい!!!!何これ!?噛むと肉汁がじゅわわぁで、柔らかくてめちゃめちゃ美味しい!!!」
ピュリ
「だろ?」
団長
「いや~こんな可愛いお嬢ちゃんに褒められるなんて生きてて良かったわ」
店主
「おい……ガラム。お前年幾つだよ!!俺より年下のくせに…」
サムエル
「え!?確かに若いような…」
ピュリ
「こやまいった……確かに団長より年下ですがね」
店主
「ガラムは元騎士団所属でさ、怪我で引退したんだ」
団長
「怪我のおかげで転職に出会えたんですよ」
ガラム
「ガラム……まっ!!串焼き絶品だしな!!」
団長
「うん!!串焼き美味しい~」
ピュリ
そう言えば魔法の授業少しかじったんだよね…ルナルお父様から。
ガラムをじぃぃぃっと観察しているとどうやら利き手の方を怪我したようだった。
さりげなく回復魔法をかけるつもりが……ぱあぁぁと光が出てしまった。
「なっ!?ピュリ何をしたんだ!?」
サムエル
「ん、この前ルナルお父様から教わった回復魔法をちょっと……ガラムさんに…」
ピュリ
「……ガラムちょっと利き手を動かしてみろ…」
サムエル
「は、はい」
ガラム
驚きでつい騎士団時代のように…敬語になるガラム。
「なっ!?動く!!!!治ってる!!!!」
ガラム
え!?動かないくらいの怪我だったの???
「はあぁぁ……ちょっと待て」
サムエル
サムエルは自分とガラム、ピュリ以外に忘却魔法をかけたのだった……。もちろん今の記憶だけ
「団長今のは忘却魔法ですね…私も他言しないようにします」
ガラム
「あぁ、そうしてくれ」
サムエル
「腕が治って良かったです」
ピュリ
「天使がいる………」
ガラム
ん?天使???どこに!?
キョロキョロあちらこちらを探すピュリ
「お前も…ピュリの被害者だな……婚約したいなら実家に戻れ…」
サムエル
「そうですね…腕も治った事ですし。ここは俺がオーナーになって今の副店長に任せます」
ガラム
「ガラムさんは騎士団に戻るの?」
ピュリ
「ええ、天使に求婚する為に戻ります」
ガラム
天使に求婚????
「なんか話し方も違う」
ピュリ
もぐもぐ もぐもぐ
うん、やっぱり串焼き美味しい
「本来はこの話し方なんですよ」ニコッ
ガラム
「まっ、身だしなみも元に戻すんだな」苦笑
サムエル
「はい……そうします」
ガラム
良く話が理解出来ないピュリニーネはとりあえず果実水と美味しい串焼きに集中することにした。
その姿を見て苦笑いする2名には気が付かない…。
後日……
「父上、失礼致します」
ガラム
「ん?ガラムかって!!お前その腕!?」
ガラム父、エンベル侯爵家当主
ダラム
「はい、天使が治してくれたのです……でその天使に求婚したく戻って参りました」
ガラム
「ほう……天使が治してくれたと……」
ダラム
「その天使の名を告げても、治して頂いた事は他言無用なのです…父上も魔法誓約書をお願い致します」
ガラム
目を見開くダラム
「そ、そこまでか……。分かった魔法誓約書を作ろう」
誓約書はぱあぁぁと光った。
「これで話せますね、この腕を治してくれた天使はマリシア様の娘のピュリニーネ公爵令嬢です」
ガラム
さらに目を見開くダラム
「マリシア様とは!?あのマリシア様か!?」
ダラム
「ええ、そのマリシア様で合っていると思います。ルミエール公爵家です。残念ながらマリシア様はお亡くなりになっておられますが…」
ガラム
「そ……そうなのか…あのマリシア様が」
ダラム
肩を落とすダラム
「で、そのピュリニーネ様と婚約したいのです。サムエル団長には一応…話済みです」
ガラム
「しかし、婚約出来るのか?」
ダラム
「王家に横槍を入れられる前に守りを固めたいそうなので出来ると思います。私もピュリニーネ様を守りたいのです」
ガラム
「分かった…申請をしておく」
ダラム
「ありがとうございます父上」
ガラム
「それだけの度量の令嬢だ…守りを固める為に何人も夫は必要だろうな」
ダラム
「はい、覚悟は出来ております」
ガラム
「そうか…お前が覚悟が出来ているなら応援しよう」
ダラム
「ありがとうございます」
ガラム
なんでもいい……あの天使の側にいて守りたい。
47
お気に入りに追加
170
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ騎士団の光の聖女ですが、彼らの心の闇は照らせますか?〜メリバエンド確定の乙女ゲーに転生したので全力でスキル上げて生存目指します〜
たかつじ楓*LINEマンガ連載中!
恋愛
攻略キャラが二人ともヤンデレな乙女ーゲームに転生してしまったルナ。
「……お前も俺を捨てるのか? 行かないでくれ……」
黒騎士ヴィクターは、孤児で修道院で育ち、その修道院も魔族に滅ぼされた過去を持つ闇ヤンデレ。
「ほんと君は危機感ないんだから。閉じ込めておかなきゃ駄目かな?」
大魔導師リロイは、魔法学園主席の天才だが、自分の作った毒薬が事件に使われてしまい、責任を問われ投獄された暗黒微笑ヤンデレである。
ゲームの結末は、黒騎士ヴィクターと魔導師リロイどちらと結ばれても、戦争に負け命を落とすか心中するか。
メリーバッドエンドでエモいと思っていたが、どっちと結ばれても死んでしまう自分の運命に焦るルナ。
唯一生き残る方法はただ一つ。
二人の好感度をMAXにした上で自分のステータスをMAXにする、『大戦争を勝ちに導く光の聖女』として君臨する、激ムズのトゥルーエンドのみ。
ヤンデレだらけのメリバ乙女ゲーで生存するために奔走する!?
ヤンデレ溺愛三角関係ラブストーリー!
※短編です!好評でしたら長編も書きますので応援お願いします♫
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!
めーめー
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。
だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。
「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」
そこから彼女は義理の弟、王太子、公爵令息、伯爵令息、執事に出会い彼女は彼らに愛されていく。
作者のめーめーです!
この作品は私の初めての小説なのでおかしいところがあると思いますが優しい目で見ていただけると嬉しいです!
投稿は2日に1回23時投稿で行きたいと思います!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる