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翌日
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「そう言えばピュリは魔法属性や加護は調べたかしら?」
お祖母様
「いえ……お母様がしなくていいと……」
ピュリ
お母様は水と光の属性で治療院で働いていたの。自分の体は治せなかったけど……。
「確かに……そこから見つかる危険性あるからな…」
お祖父様
「では、うちで調べましょう」
お祖母様
「それはいいですね、あいつを呼びましょう」
伯父
「ナサル任せたぞ…」
お祖父様
「大丈夫ですよ、どうせ魔塔で研究しかしてませんから」
伯父
魔塔???研究???
「あぁ、貴女の伯父の一人でね、次男なのよ?ルナル様というの、魔術師長なのよ」
伯母
ほえーーー!魔法!!!しかも魔術師長!!!すごーい!!!
お母様も凄かったけど!!!!
「マリシアも魔法は凄腕だったものね」
伯母
コクコク頷くピュリ
「じゃ、ルナルが来るまでこの屋敷で自由に過ごしていてね」
お祖母様
「はい!!」
ピュリ
「図書室もあるわよ?」ニコッ
伯母
図書室!!!!!行きたい!!
瞳をキラキラさせるピュリを皆がまた愛おしそうに見つめる。
朝食後、しばらく図書室にこもり本を読みまくり……さすがに目が疲れたから今は庭園の東屋で まったりお茶タイムである。
なにこの…優雅な暮らし。お母様よくこの暮らしを手放せたなぁ…尊敬する。
美味しい~この珈琲!!!まさか珈琲があるなんて!!このマカロニもフィナンシェも美味しい!!お母さんも食べたかっただろうなぁ……シュン。
「お嬢様どうなさいました?」
ポメリ
「ううん、なんでもない」
ピュリ
しかし…見事な薔薇である。
「ねぇ、この薔薇って少し分けてもらってもいいかな?」
ピュリ
「それは全然大丈夫ですよ?もちろん」ニコッ
ポメリ
ポメリは後ろに控えていたラランに指示を出す。すると庭師がバタバタと走ってきてあれやこれやと沢山の薔薇をトゲも取り……手渡してくれたのだった。
すっ……すごいわ。トゲまでとってくれるなんて。
実はピュリはやってみたい事があった。この世界いい香りの石鹸や入浴剤や美容液がないのだ。せっかくこんなに沢山の薔薇があるのだから薔薇で作ってみたい!!!前世は入浴剤と石鹸屋さんの社員だったんだもの!!腕がなるわね~ふふ!!
沢山の薔薇の花束を持って侍女達を連れ、ぞろぞろと部屋に戻ろうとしていると、見知らぬ人がエントランスにいた。
「あれはどなたかしら?」
ピュリ
くるっと振り向くと同じスミレの色の目をしていた。あ!もしかして伯父様のルナル様かしら?
「君が姪のピュリちゃん!!」
満面の笑みで両手を握手してぶんぶん振るルナル
「あ、はい!!」
ピュリ
「わぁ~可愛いね!!目元はマリシアにそっくりだ!!」
ルナル
みんなそう言ってたね
「さっ!サクサク君の属性や加護を調べにいこっか!!楽しみだね!!」
ルナル
コクコク勢いにのせられ頷くピュリ。
苦笑いの…ポメリ達
「ルナル……何を早速手をつないでいるんだ?」
お祖父様
「お!父上!!ただいま戻りました。そりゃこんな可愛い姪がいたらね~」
ルナル
「まったく!!貴方はいつまで!さっさとその手を離しなさい!ピュリが嫌がってますよ!」
お祖母様
「母上まで!嫌がってなんていませんよ!失礼な!」
ルナル
いや…もはやどうでもいいから早く検査を!!!と心の中でツッコミをいれるピュリ…
お祖母様
「いえ……お母様がしなくていいと……」
ピュリ
お母様は水と光の属性で治療院で働いていたの。自分の体は治せなかったけど……。
「確かに……そこから見つかる危険性あるからな…」
お祖父様
「では、うちで調べましょう」
お祖母様
「それはいいですね、あいつを呼びましょう」
伯父
「ナサル任せたぞ…」
お祖父様
「大丈夫ですよ、どうせ魔塔で研究しかしてませんから」
伯父
魔塔???研究???
「あぁ、貴女の伯父の一人でね、次男なのよ?ルナル様というの、魔術師長なのよ」
伯母
ほえーーー!魔法!!!しかも魔術師長!!!すごーい!!!
お母様も凄かったけど!!!!
「マリシアも魔法は凄腕だったものね」
伯母
コクコク頷くピュリ
「じゃ、ルナルが来るまでこの屋敷で自由に過ごしていてね」
お祖母様
「はい!!」
ピュリ
「図書室もあるわよ?」ニコッ
伯母
図書室!!!!!行きたい!!
瞳をキラキラさせるピュリを皆がまた愛おしそうに見つめる。
朝食後、しばらく図書室にこもり本を読みまくり……さすがに目が疲れたから今は庭園の東屋で まったりお茶タイムである。
なにこの…優雅な暮らし。お母様よくこの暮らしを手放せたなぁ…尊敬する。
美味しい~この珈琲!!!まさか珈琲があるなんて!!このマカロニもフィナンシェも美味しい!!お母さんも食べたかっただろうなぁ……シュン。
「お嬢様どうなさいました?」
ポメリ
「ううん、なんでもない」
ピュリ
しかし…見事な薔薇である。
「ねぇ、この薔薇って少し分けてもらってもいいかな?」
ピュリ
「それは全然大丈夫ですよ?もちろん」ニコッ
ポメリ
ポメリは後ろに控えていたラランに指示を出す。すると庭師がバタバタと走ってきてあれやこれやと沢山の薔薇をトゲも取り……手渡してくれたのだった。
すっ……すごいわ。トゲまでとってくれるなんて。
実はピュリはやってみたい事があった。この世界いい香りの石鹸や入浴剤や美容液がないのだ。せっかくこんなに沢山の薔薇があるのだから薔薇で作ってみたい!!!前世は入浴剤と石鹸屋さんの社員だったんだもの!!腕がなるわね~ふふ!!
沢山の薔薇の花束を持って侍女達を連れ、ぞろぞろと部屋に戻ろうとしていると、見知らぬ人がエントランスにいた。
「あれはどなたかしら?」
ピュリ
くるっと振り向くと同じスミレの色の目をしていた。あ!もしかして伯父様のルナル様かしら?
「君が姪のピュリちゃん!!」
満面の笑みで両手を握手してぶんぶん振るルナル
「あ、はい!!」
ピュリ
「わぁ~可愛いね!!目元はマリシアにそっくりだ!!」
ルナル
みんなそう言ってたね
「さっ!サクサク君の属性や加護を調べにいこっか!!楽しみだね!!」
ルナル
コクコク勢いにのせられ頷くピュリ。
苦笑いの…ポメリ達
「ルナル……何を早速手をつないでいるんだ?」
お祖父様
「お!父上!!ただいま戻りました。そりゃこんな可愛い姪がいたらね~」
ルナル
「まったく!!貴方はいつまで!さっさとその手を離しなさい!ピュリが嫌がってますよ!」
お祖母様
「母上まで!嫌がってなんていませんよ!失礼な!」
ルナル
いや…もはやどうでもいいから早く検査を!!!と心の中でツッコミをいれるピュリ…
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