転生幼女の愛され公爵令嬢

帰宅

カリンにも新作のネックレスをあげてツリーハウスに戻ってきた。

パタパタパタパタ　パタパタパタパタ


ん？


「ティア！！」



「あっ、ラサムと響介とシオンどうしたの？？」
ティアナ


「転生組～」
カリン



「陸が！！！陸が婚約者になったって本当！！！」
ラサム


あー！そう言えば蓮と響介は陸と仲良かったよね！


「うん、本当だよー」
ティアナ


「「おおおおおお」」
ラサム、響介


「あっ、そうだ。これいつものゲームとかティアナ姫セット。陸に渡してあげてくれる？」
ティアナ


「「了解！！！」」
ラサム、響介

チュッ

チュッ


二人はティアナの頬の左右にそれぞれキスをしてからまたパタパタと戻っていった…。嵐のような…。


「なんか凄い勢いだったね」
カリン


「本当…」
ティアナ


お母様はクルッポーとルーカス、
エリオットが強制的に撤収させられてた。苦笑
魔術師団の仕事が山積みなんだって。


さーて、今日は何しようかなーって


「ティア、新作を持っていくのでしょ？」
カリン


「あっ！そうだった」
ティアナ


「ティア、どこかに行くのか？」


ん？振り向くと……久しぶりの


「サザル！！！なんだか久しぶり！！おかえりー」
ティアナ

ティアナはパタパタとサザルの元にかけていき抱きついた。サザルは愛しそうにティアナをひょいっと抱っこした。


「ふぉっ！？」
ティアナ


「はは、ティアは相変わらず可愛いな」
チュッ


「むむぅ、さりげなく小さいって言ってる！！」
ティアナ


「ん？そんな事はないぞ」
サザル


「ならいいけどぉ…」
ティアナ


ティアナは頬を膨らませながらちらっと周りをみれば…


「あっ！！タリックもいる！！」
ティアナ



「ふふ、ティアナただいま」ニコッ
タリックス



「おかえりー、相変わらずタリックの瞳はきれい～」
ティアナ


ティアナはさざるの腕を軽くトントンして下ろしてもらう。


「ティアナはそう言ってくれるのでこの瞳で良かったと今は思いますよ」
タリックス


「？」
ティアナ


「ｺﾎﾝ　ところで、ティアナとカリンはどこかに出かける予定なのか？」
サザル



「あっ、うん！これからマゼラさんの店に新作を渡しに行くの」
ティアナ


「お、街か！俺達も行ってもいいか？」
サザル


カリンをチラッとみたら頷いている。


「うん、いいよー」
ティアナ


そのまま四人で転移した。



「ストーン国の宝石店は初めてですね」
タリック


「確かになー」
サザル


「そうだっけ？？所で騎士団のお仕事は落ち着いたの？」
ティアナ


「あぁ、ティアナの魔道具のおかげでな」
サザル


「それは良かったー！ならこれからは沢山サザルとタリックに会えるね」
ティアナ


「おう「ええ」」
サザル、タリック

サザルの国に結界魔法をこめた魔石の魔道具と寒さ対策の魔道具を沢山
取引したんだよね。

また………資産が増えたんだけど。
生きてるうちに使い切れるか謎……。


「マゼラさーん、こんにちわ」
ティアナ


「あっ！！！ティアナちゃん！！待ってたよ！！ってその2人は?」
マゼラ



「ふふ、婚約者メンバーの二人のサザルとタリックスよ」
ティアナ


「はじめまして、ここの宝石店を営んでます。マゼラトと申します」
マゼラ


サザルとタリックはマゼラさんとなにやら話し込み握手をかわしている。

その間にカリンと店内をうらうらと
見て回る。

ん～～この前持ってきた物がもう…
ないのか。

宝石店の一角がティアナオリジナルジュエリーのポジションになっていて。そこのショーケースが空になっているのだ。


「あーー、ティアナちゃんのジュエリーはその日にいつも完売だからね？」苦笑
マゼラ


「え！！そうなの！？」
ティアナ



「だってティアのアクセ可愛いもんね～～」
カリン

カリンは貰ったばかりのネックレスを嬉しそうに触ると…マゼラの目はそのネックレスに釘付けなのだった。
ティアナのオリジナルジュエリーにはティアナのマークのバラが刻印されているのである。