転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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兄弟3人

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ん~美味しい

もぐもぐ もぐもぐ

もぐもぐ もぐもぐ


ピンポーーーン

ん?チャイム??そう言えばこの前チャイムつけたんだった!

室内のボタンを押すとその液晶画面に映ったのはカリンだった。


「カリン!!!どうしたの!?」
ティアナ


「どうしたのって!!ティアがいないからめちゃくちゃ寂しかったの!!!」
カリン

カリンはハムスターみたいに頬をぷーっと膨らませている。


「あはは、ごめんごめん。今転移スイッチ押すから」
ティアナ


「うん!!」
カリン


パッ


「ティア~1日でもティアが足りない~」
カリン


カリンはぎゅっとティアナに抱きついた。


「ふふ、ごめんね!皆それぞれ何かしているのかなと思ってた」苦笑
ティアナ



「昨日はティアみたいに早く単位を終わらせるべくずっとレポートと勉強とテスト受けてた」
カリン


「え!?テスト!?」
ティアナ


「うん、シュウから提案されてたんだよね、もうイオやパン君もあと少しで卒業課程の単位がとれるみたいで……。イツメンの中では私一人になるかもって言われて」
ティアナ


イオとパン君!!いつの間に!!!


「カリンお疲れ様」ニコッ
ティアナ


「ゔっーー久しぶりにがんばったよぉ~」
カリン


「うんうん、じゃカリンにも甘いものを進呈しまーす」クスクス
ティアナ



「甘い物!!!」
カリン



ティアナは空間から同じスィートポテトとミルクアイスセットと紅茶を出した。

カリンの目はキラキラしている。


「わぁ~~スィートポテトとミルクアイスなんて!!最高!!」
カリン


「召し上がれ」
ティアナ


姫様ーーーー! 姫様ーーーー!!!

ん?外から誰か呼んでる??

窓から覗くとザンガスだった。


「カリン、ちょっと外に出てるね。ゆっくり食べてて」
ティアナ



「ふぁーい!モグモグ」
カリン


パッ


「姫様……お忙しいのにすみません」
ザンガス


「今は忙しくないから大丈夫よ」
ティアナ


ティアナは一応ザンガスと自分のまわりに防音結界魔法を展開した。


「さすが…ひめ様……。」
ザンガス

空間から簡易テーブル椅子セットを
取り出してザンガスにも座るように促した。キャンプ用のテーブルと椅子みたいなものだよ!木製の!

ついでにクッキーとコーヒーも取り出してザンガスの前にも置いた。


「召し上がれ」ニコッ


「ありがとうございます」
ザンガス


ザンガスはサイフォンの異父兄だ。


「ふふ、ザイガスとサイフォンは瞳の色は同じなのね」
ティアナ


「ええ、瞳の色は母から受け継ぎましたので」ニコッ
ザイガス



「あの少年の件はありがとうね」
ティアナ


「いえ!!お礼を言うのは私の方です。私達の妻はその…以前病にかかり子が出来ないのです。なので少年の事を妻に話したら妻が我が子として受け入れたいと熱望しまして。他の夫達もあの子の事をそれはそれは楽しみにしております」
ザンガス


「そんなにあの子が望まれているのならばあの子は幸せになれるわね。ありがとう」
ティアナ



「こちらこそありがとうございます!!あの子の名前はサラーンスと名付けました」

サランス、ランスが愛称ね


「大樹という意味ね。素晴らしい名前だわ」
ティアナ


「あの子には大樹のように強く逞しく優しい子になって欲しいという願いでつけました」
ティアナ


「ええ、ランスの弟達にも幸せになってほしいわね…」
ティアナ


「あっ!!いい忘れていました!ランスの弟達なのですが既に我が分家の子がいない家に養子として決まりました!!それぞれ優しい両親で同じ領地なのでランスとも会えます」
ザンガス



「まぁ!?そうなの!?それは子供達も嬉しいし不安も少しだけでも減るでしょう。ありがとうザンガス」
ティアナ



「ランスの弟達にも魔力が確認されまして、我が分家も騎士家系ですので魔力操作もすぐ学びが始まると思います」
ザンガス


「ええ、サイフォンもサンガスも魔法は凄いものね」ニコッ
ティアナ



「いえ…そこまでは。しかし魔力があり魔法が使えなくとも子供達が自分でやりたいことを出来るように私達は親として人力していくと分家筋とも協力していく次第です」
ザンガス



「頼もしいわ、宜しくお願い致しますね」
ティアナ


「はい!!!」
ザンガス


ザンガスは話が終わり公爵家の騎士団に戻っていった。

子供たちが幸せになれそうで本当に良かったわ。


パッ


「カリン、ただいまー」
ティアナ


「ティアおかえりー」
カリン


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