転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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森に……ティアナ情緒不安定?

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「ティアナ達今日どうするの?」
イオ

「今日はカリンと森に行く!」
ティアナ

コクコク頷くカリン


「了解、俺は今日は留守番の係だから気を付けてな」
シュウ


「今日は俺も森に行くよ!」
ステファン


「俺達どうする?」
イオ


「私は…ティアと森に行きたいですが…」
パン


「了解、なら森にしよう」
イオ


「「俺達は課題してる」」
メルスト、ラミレス


「じゃ、色々用意してから集合」
ティアナ


「はーい」
カリン


それぞれ部屋に戻り用意して集合した。



「カリン、なにその…大荷物…マジックバッグどうしたの?」
ティアナ


「あ!!!マジックバッグに入れる!!」
カリン


「それもそうだけど…何を持ってきたか聞いてもいい?」
ティアナ


「え!?か、課題……」
カリン


「なんで…森に行くのに課題なの?」
ティアナ


森で課題するの????


「だって……私人より課題とか勉強とか…時間かかるし。要領悪いから…」
カリン


「カリン遅いですからね」
パン


!?


「は?なにそれパン君」
ティアナ


「え!?」
パン君


「遅いと駄目なの?」
ティアナ


「だって…早い方が効率いいじゃないですか…」
パン


「効率効率って…例えば中身ぐちゃぐちゃだけど早い人と丁寧だけど遅い人どっちがいい?」
ティアナ


「……………」
パン



「人にはそれぞれペースがあるんだよ。覚えるのもそうだし、それにカリンはゆっくりかもしれないけれど丁寧に勉強しているから確実に覚えていってるよ?早く勉強して覚えたつもりで覚えてなかったのと比べたらダントツカリン優勢だよ!!それにさ!!私はその人の駄目な所を指摘するよりも、いい所を見つけてあげて褒めるほうが人間モチベーションが上がると思うの!!結果効率にも繋がると思う」
ティアナ



「カリン……すみませんでした。失言でした。確かにカリンは丁寧で確実です。ティアナはさすがです、シュウよりも教師に向いてます」
パン


「謝らなくても私が遅いのは本当だし……みんな私なんかのせいでごめん…」
カリン


「カリン!!私なんかってなに!?」
ティアナ


「え!?」
カリン


「私の親友を「なんか」なんて言わないで!!!カリンは…」
ティアナ

ティアナの大きな瞳からポロポロと涙が…。


!?

その場にいたメンバーがティアナの涙に固まる。


「もう!!!今日は一人で森に行く!!!!ちょっと気持ち切り替えて来る!なんかぐちゃぐちゃなの!」
ティアナ

パッ


「「「「「!?」」」」」
イオ、パン、カリン、ステファン、サイフォン



「ティアナ!?」
サイフォン



「あーーー。俺…シュウに話してくる」
イオ


「わた……わたしがティアに涙を流させちゃった……」ポロポロ
カリン


「いえ…そもそも私のせいです…」
パン



「いや、ティアナも色々ストレスや疲れが出て限界だったんだろきっと。気にするな」
ステファン


あの飼い主は前世も……人一倍気を使っては疲れて…限界が来ては部屋でわんわん泣いてたっけ……。好きな音楽がんがんつけて、ステファニー(俺の猫の頃)を触りながら愚痴ってたよなぁ…。かわんねーな。やれやれ……探しにいかないと。前世も今世も手がかかる御主人様だよほんと。


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