転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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「いらっしゃいませ、ごゆるりと見てくださいませ」
店主


なんだか歴史ありそうな宝石屋ね。

それにしても綺麗~スノーウェルはアメシストなのね。

紫色のアメシスト、グリーンアメシスト、ピンクアメシストがそれぞれ色んなデザインで美しいディスプレイに並んでいる。


「綺麗~私髪飾りにしようかな~」
カリン


「髪飾りも美しいね~舞踏会にも付けられるね」
ティアナ


「だよね!!ネックレスとお揃いで買おうかな」
カリン

カリンは一つ一つをゆっくり見て吟味している。そうよね、高価だもの。


私も髪飾りとネックレスにしようかな。ピアスは自分でアメシストで作ろう。


あ、これいい!!!!!

手に取ったのは、紫陽花のような花の髪飾りと同じ花のネックレス。ネックレスの方はシンプルに小さな花のまわりにパールがあしらわれている。 もちろん花弁にはアメシストが使われている。

ピアスはパールでも良さそうかも。

「ティアそれにするの?ティアに似合うね!!!私はこれにする!!」
カリン

カリンが選んだものは、アメシストがシンプルに縦4つ並んでいるネックレスに、アメシストの紫とグリーンが2粒並んでいるピアスだった。



「わぁ~素敵だね!!カリンに似合うね!!」
ティアナ


「そうかな!!!嬉しい」
カリン


キャッキャ キャッキャ



「お姉様のお下がりのドレスってなぜかふりふりとかなのよね……だからシンプルにしたの。あのドレス自分好みじゃないんだもん……」
カリン


「確かにカリンのキャラじゃないかもね」
ティアナ


「でしょ!!!!お姉様って性格と好みがあってないと思うの!!!!」
カリン

クスクス……確かに


「じゃ、カリンもそこそこ稼いでいるしたまには自分でドレス新調したら?別にオーダーの必要ないし」
ティアナ


「そうよね!!!そうしようかな」
カリン


「私もドレス買おうかな~」
ティアナ


「なら一緒に見に行こッ!」
カリン


「もちろん」ニコッ


二人でそれぞれ購入して店を後にした。


「次どこ行く?」
カリン


「雑貨屋さんにいく?お肉は沢山あるし…」
ティアナ


「雑貨屋さんいいね~ティアが作ってくれたリップとハンドクリーム入れられるポーチ欲しかったんだよね」
カリン



「確かに!!行こッ」
ティアナ

二人でルンルンで雑貨屋へと向かう。

その時………


ドン


「ティア!!!!大丈夫!?」
カリン

「いったぁ……イテテ…」
ティアナ


「お嬢さん、大変すみません。大丈夫でしょうか?」

ぶつかった張本人がティアナに手を差し伸べる。尻もちついて痛すぎて見知らぬ人だけど手を添えて立たせて貰った。


「ええ……なんとか大丈夫です」
ティアナ


「あの、ぶつかったお詫びをしたいので、お名前を聞いても?」
紳士A



「いえ、それは結構です。大丈夫ですので失礼致します、カリンいこっ」
ティアナ


「あ、うん」
カリン

パタパタ パタパタ



「行ってしまった………なんだろうか…この胸の高鳴りは…」
紳士A

バタバタ バタバタ


「旦那様!!!騎士団が非番まだからと言って護衛をつけて下さいって!!!」
側近



「あぁ、ナリ……すまん」ボーッ



「何をボーッとなさっているんです??」
側近


「その……女神のような姫君がいたんだ……」


「姫君!?どこのです!?」
ナリ


「わからん……」


「はぁ!?何をしているんですか!!タスキート様!!」
ナリ


「…………」
タスキート



また……会えるだろうか……




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