転生幼女の愛され公爵令嬢

眠いし

「じゃ、二人とも沢山食べて課題頑張ってね！！」
ティアナ


「ありがとう、ティア」
カリン


「ありがとうティア」
パン


パタン


「ただいまーーさっ！食べよっ」
ティアナ



「なぁ、ティア」
イオ



「なに？」もぐもぐ
ティアナ


「サイフォンは？」
イオ


「サイフォンは、シュウの所にいるよ」もぐもぐ
ティアナ


「なぜに？」
イオ


「ん？今日はサイフォンの休暇日だから」
ティアナ


「あー。護衛の休暇日か。で？かわりの護衛は？」
イオ


「いるけど、断った」
ティアナ


断った……？



「なんでだ？公爵令嬢が護衛なしなんてありえないだろ？」
イオ


「だって、イオもパン君もいるしさ」もぐもぐ



「それは…そうだけどさ」
イオ


「それに、結界魔法はってあるから大丈夫だよ」もぐもぐ


「結界魔法か、なら安心だな」
イオ



「でしょ？サイフォンはなかなか納得しなかったんだけど、社畜じゃないんだからさ休みは必要でしょ」
ティアナ



「確かに…。まぁ婚約者だけどな。で？なんでシュウのところなんだ？」
イオ


「あの二人仲いいんだよね。シュウが体調崩してて、私が看病するなら俺がしますって」もぐもぐ
ティアナ


「あー。なるほど」
イオ


「てゆうか、イオ食べないの？」
ティアナ


「食べる食べる！！！！」
もぐもぐ　もぐもぐ


たらふく食べて雑談してデコチーしてからイオは帰っていった。

あーーなんか今日は疲れた。


お風呂に入ろう……。
残りわずかな入浴剤を空間から取り出す。うん、今日はラベンダーにしよっと。ゆっくり湯船に入りぽかぽかしたままベットに入る。


「ティアナ」


え！？


「女神様！！何事ですか？」
ティアナ



「よくぞ、パンの番感知障害を解決しましたね」
女神


「あっ！？はい！！鑑定したらでてきたので…その…パン君も導きだったのですね」
ティアナ


「ええ、そうなの。なのに番にならないからどうしたのかと思っていたのよ」
女神


女神様も番感知障害は想定外だったようね。


「そうなのですね」
ティアナ


「あら？ティアナどうしたの？」
女神


「その……言いづらいのですが、女神様が夢に出てくると寝た気がしないというか、次の日の体調に響くんです。明日は野営準備で…その」
ティアナ


「あら！？ごめんなさい！！そうよね！！私とした事が！！時間停止を使うのを失念していたわ…」

なんですと……



「とりあえず2時間くらい巻き戻しておくわ！！おやすみ～」
女神


おやすみなさい………




「ふあぁぁ、よく寝た。良かった女神様に話して」
ティアナ


さーて、朝食ターイム！！

今日の献立は！！サンドウィッチとフルーツと珈琲です！！

トントン　トントン


「ふあぁぁ…ティアおはよ～課題おわったよぉ…」
カリン


「あれ？パン君は？」
ティアナ


「パン君は自室に戻ったよ～番以外の女と同じ部屋で一夜はあかせないとかなんとかいって…ふあぁぁ…」
カリン


パン君……別にかりんと勉強地獄なんて今に始まったことじゃないから…怪しまないけど。


「ご飯出来てるから身支度したら来てね」
ティアナ

「はい！！！ありがとう」
カリン


「あ、ティアおはようございます」
パン


「おはよーティア」
イオ


「おはようございます」
サイフォン


「おはよう……ティアナ」
シュウ


「シュウ風邪治った？」
ティアナ


「治った……ありがとな…。その」
シュウ


「もういいよ！！許す！さっご飯食べよっ」
ティアナ


「さっすがーティア」
カリン　


「カリン身支度はやっ」
ティアナ



「でしょ～適当だもん」
カリン


そんなことをドヤ顔しない！！


「おおおお、サンドウィッチ！」
イオ


「てりやきチキンサンドウィッチ！！」
パン


「卵とツナもあるんですね！」
サイフォン


「ふふ、召し上がれ」
ティアナ


いただきますと一同挨拶してから手に取り食べだす。


「ティアナの料理はうまい…」
シュウ



「うわー！シュウが涙ぐんでる！！」
カリン


「カリン…そういう事はそっとしておくんですよ！！」
パン



「あははは、そう言えばパンおめでとう、ようやく初恋成就したか」
シュウ


「「「「「え！？」」」」」
イオ、パン、カリン、ティアナ、サイフォン



「ん？だってバレバレだったろ？」もぐもぐ
シュウ


シュウ……鋭すぎじゃない？


「全然気がつかなかったよ…」
カリン

コクコク頷く一同


「そうか？お、このツナサンドもうまっ」
シュウ


「まっ…いっか」
イオ

コクコク頷く一同そして、食事を再開する。

どのあたりがバレバレだったのかどんなに考えても分からないティアナだった…。