転生幼女の愛され公爵令嬢

仲直り？

シュウへ

ティアナの機嫌はすっかりなおりましたが、一言ティアナの素をあまり俺が周りに見せたくないんだ……ごめん…。と言ってあげて下さい。
助言は今回かぎりですよ？これは貸しです！！
これに懲りてたまには婚約者を
優しくしてあげてくださいね？

もう少し年上の余裕を持って包容力でティアナを包んであげてください。（妬けるので程々に）

では、また。

あ、そうそう追伸

ティアナは今日はツリーハウスに泊まりますのでその旨宜しく


セドナ



ぬあーーーーーセド……恩に着る。本当にありがとう。

俺もセドみたいな……男になりたい。本当は独占力強いのにそれをティアナに見せず出さずのセドは本当に凄いと思う。

大人の余裕か～と思いながらティアナに貰ったコタツに入り、
マジックバッグにしまっておいたポテトを食べながらエールを飲む。

包容力………包容力ってなかなか難しいんだよなぁ。

ガシガシっと頭をかくシュウ

そしていつの間にかコタツで寝ていたのだった。


あーーー俺コタツで寝たのか。

って喉が痛い………。心なしか頭も痛い。ティアナから貰った体温計で熱を計ると38,3度だった。


「まじか………」
改めて正確な体温を目のあたりにするとクラクラしてきた。


魔法手紙で今日の授業は熱のため休むと送った。自習だ………

とりあえず水を飲み着替えてベットに入る。
シュウが寝入った頃に来客が？

パッ


「あ～あ。顔が真っ赤、あれだけコタツで寝たら風引くって話したのにって私も人の事言えないけど」苦笑

おでこがひんやりする……


「ヒーリング」

ぱあぁぁとシュウが光る

体がだいぶ軽くなったし、喉の痛みも和らいだ。


「人間相手にはこのくらいの回復魔法じゃないと駄目なんだって完全完治させられたらいいのにね」


だれだ……？回復魔法？？


「氷嚢はしたし…冷やしたし。枕元にスポドリ置いたから飲んでね！！早く元気になってね過保護で口うるさい婚約者殿」

え！！！それって

パッ


「ティアナだったのか……」
おでこがひんやりして気持ちがいい。枕元のスポドリとやらを飲んだ。美味しい

ありがとうティアナ…ごめんな。



「みんなお待たせ～」
ティアナ


「シュウどうだった？」
カリン


「熱高いのか？」
イオ


「心配ですね」
パン


「回復魔法かけたし、体を冷やしてスポドリ置いたから大丈夫だと思う」
ティアナ


「なら、授業いこっ」
カリン


「うん！！裁縫いく！！」
ティアナ


「昨日のリベンジか」苦笑
イオ


「そそ！！！」
ティアナ


「何作るのかワクワクするね」
カリン


「それは、お、た、の、し、み～ふふ」
ティアナ


「可愛いのでしたら…ぜひ私にも」
パン



「あはは、分かってるって」
ティアナ


さーーて！！作ろーっと！！

昨日のうちに型を作ってきたんだよね～。

型の通りにもこもこ生地を切り分けて魔法で縫い合わせ綿をつめる。これにクリスマスカラーの帽子と洋服を着せる。

じゃじゃーーーん！！サンタクロースバージョンのテディベアとうさぎちゃん！！！ついでに
ツリーやプレゼント箱もフェルトで作ってみた！


「わあーめちゃめちゃ可愛い～」
カリン


「はいこれ、カリンの」


「！！！！！」
カリン



「リスの冬バージョン」

ティアナ



「リスちゃんが帽子とマフラーつけててめちゃめちゃ可愛い…」
カリン


「はいこれ、パン君」
ティアナ

パン君にはうさぎちゃんに可愛い大きめリボンを首に付けて


パッ

ん？？？？
振り向くと………


「「「ティア～ただいまー」」」


「シトリン！！スピネル！！トパーズ！！ルチル！？」

そこには久しぶりに会った元契約獣の婚約者メンバーがいた。

なんか創世神様から頼まれたとかで最近会ってなかったのよね。