転生幼女の愛され公爵令嬢

セドのピンク

「ね～セドがピンクって微妙なの？」
あまりにも皆がピンクか～とか言うから気になったの！


「んにゃ、微妙って訳じゃないけどさ」
イオ

イオがちらっとパンに視線を送る……それを受けてパンは…



「ピンクを恋人などに贈るのは意味があるんですよ。私やカリンなどの「親友」に贈るのでは親愛という意味になりますが」

ちらっとシュウの方を見る


シュウは盛大なため息をひとつ吐いてから話しだした。


「あのな、ピンクを恋人や婚約者に贈るのは貴方の色に染まりたいっていう……意味があってだな……その…」


貴方の色に染まりたい？？

あぁ！？


「前世でいうところのウェディングドレスを白にする意味と同じね！！これから貴方に寄り添って生きます的な！！」

ティアナ……それもちょっと意味が違うような……あっているような…。



あーーーっそう解釈したかぁ～と一同思いつつサイフォンを見るシュウ……。

視線を送られてギョッとするサイフォンだが……。


「まっ、セドなら勘違いしないだろうし喜ぶだろうし…いいんじゃないですか？」
サイフォン

その発言に一同固まる

ティアナとカリン以外だが…。


「だよね～喜ぶよね！！」
ティアナ


「うんうん！！セドのピンク似合いそうだよね～」

キャッキャ　キャッキャ


皆がジト目でサイフォンを見るがサイフォンは視線を反らす…


「なぁ…サイフォン。婚約者がピンク贈る意味しってるよな？」
シュウ


「もちろん……でもティアはまだ成人前ですから…大丈夫かと」
サイフォン


「「あーなるほど。確かに」」
イオ、パン



「それは確かに言えてるかもな～」
シュウ


そう…成人後の女性が婚約者にピンクを贈るのは、貴方の色に染められい……=貴方に愛してもらいたい=情熱的に抱いて欲しいという…貴族の言葉遊び的なやり取りなのだった。

だから一同男メンバーは焦ったのである。


「ねー、レオルとかミオルとか他のメンバーも欲しいんじゃない？」
カリン


「確かに、これは暖かいですしね」
パン


レオル、ミオルか～


「でもさ、とりあえず婚約者全員だと…とてつもない量になるからラサムとマサ兄様とレオル、ミオル兄弟には作ることにする」
ティアナ


「ちょっと待った～！！！！」
カリン


ん？？？何事？？？？


「ティア！！！ダリアにパンダ着ぐるみ作って！！パンダがパンダ着ぐるみ……見たい…」
カリン


「確かに言えてる！！！それは絶対作るわ！！」
ティアナ


「あと、ライにも！！ももいろインコ着ぐるみ！！ユニにも～ユニコーン着ぐるみ！！」
カリン


「確かに！！それもね！！メモメモ」
ティアナ


こうして……どんどん作る着ぐるみは増えてゆくのだった…。苦笑