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王宮舞踏会
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「私モンブランでお願いします!!」
ティアナ
「私はさつまいものタルトでお願いします!」
カリン
「「珈琲で…」」
サイフォン、シュウ
それぞれ頼んだものを持って席に座る。そうここは珍しくセルフサービスなのである。
「あのさ…」
ティアナ
「ん?どうしたの?ティア」
カリン
「カリン、課題終わったよね?残りあと2日だし…今日含めたら3日か」
「…………」
顔を青くして下を見るカリンの様子を見て……何か悟ったティアナ、シュウ、サイフォン。
「カリン………お前さ。夏休みの課題終わらないと…SからAクラスに落ちるぞ。分かってるよな??」
シュウ
「え!?シュウそうなの!?」
ティアナ
「当たり前だろ?S類になりたいやつどれだけいると思ってるんだ??S類は選抜クラスなんだよ…何度も言うけど、S類を卒業したら就職もある意味よりどりみどりの、エリートコースが決まってるようなもんなんだよ」
「あーーーー。」
ティアナ
「あと、どれくらい残ってるんですか?」
サイフォン
「…………あと、課題、五枚くらい」
「これから、帰って徹夜でやれば終わるわよ!!さっさと食べて帰るわよ!!!!」
ティアナ
「ぐぬ………はい!!!」
「おい、そこのティアナさんや。王宮舞踏会があるんだぞ……。ちなみに明後日だが」
「……………なんとかなる」
ティアナ
「なんとかする…」
カリン
はあぁぁぁと深いため息をつき
頭をガシガシとかくシュウ。
「しょうがない……今回だけ!今回だけ手伝ってやる!!いいか、内緒だぞ!!」
シュウ
「さすが!!!!シュウ」
「シュウ、ありがとう」
うるうるするカリン
それから……今日含め2日………
パンもプラスされ…メンバー総出でカリンの課題を順番に仮眠を取りながらフォローし……なんとか終わらせたのだった。
クマだらけの顔をビアンカに見せたらめちゃめちゃ怒られたけど、理由は言えない。苦笑
まっ、ポーションでクマも消えたし体力も回復したからなにも問題ナッシング!!
そうして、王宮舞踏会当日、
ピッカピカに磨きあげられて、
オーダーメイドの今回は珍しく赤いドレス。胸元は白いレースでマーメイドラインのドレスにしたの!!可愛いよ~ふふ。
あとは、自分で作ったルビーをバラの形にしたネックレスをつけて、ピアスもバラの形にしたルビー!!めちゃめちゃ可愛いよ?ふふ。
もちろんエスコートは、セドとスオウ。
先に王族が入場し、その後に筆頭公爵家が続く。
「わぁ~!!!ローゼリア姫様すっごく美しくなられたわね…」
「女神様のようね~」
「あのドレスも素敵ね~」
と皆の視線がティアナに向けられる。が慣れたもので気にならないのがさすがティアナ。
「あの、ネックレスって姫様のお手製らしいですわよ!」
「あの、街の宝石屋で買えたら幸運と言われている幻の姫様デザインでしょ!?」
「わたくしも欲しいのよぉ」
王宮舞踏会だからなのか、珍しく御婦人たちが多く出席している。ま、ほとんど既婚者だけどね。それでもほとんどが男性だ、なにせ女性じたいが少ないから……。
「姫様!!!」
パタパタ パタパタ
ん??女の子の声??
振り向くと………
ティアナ
「私はさつまいものタルトでお願いします!」
カリン
「「珈琲で…」」
サイフォン、シュウ
それぞれ頼んだものを持って席に座る。そうここは珍しくセルフサービスなのである。
「あのさ…」
ティアナ
「ん?どうしたの?ティア」
カリン
「カリン、課題終わったよね?残りあと2日だし…今日含めたら3日か」
「…………」
顔を青くして下を見るカリンの様子を見て……何か悟ったティアナ、シュウ、サイフォン。
「カリン………お前さ。夏休みの課題終わらないと…SからAクラスに落ちるぞ。分かってるよな??」
シュウ
「え!?シュウそうなの!?」
ティアナ
「当たり前だろ?S類になりたいやつどれだけいると思ってるんだ??S類は選抜クラスなんだよ…何度も言うけど、S類を卒業したら就職もある意味よりどりみどりの、エリートコースが決まってるようなもんなんだよ」
「あーーーー。」
ティアナ
「あと、どれくらい残ってるんですか?」
サイフォン
「…………あと、課題、五枚くらい」
「これから、帰って徹夜でやれば終わるわよ!!さっさと食べて帰るわよ!!!!」
ティアナ
「ぐぬ………はい!!!」
「おい、そこのティアナさんや。王宮舞踏会があるんだぞ……。ちなみに明後日だが」
「……………なんとかなる」
ティアナ
「なんとかする…」
カリン
はあぁぁぁと深いため息をつき
頭をガシガシとかくシュウ。
「しょうがない……今回だけ!今回だけ手伝ってやる!!いいか、内緒だぞ!!」
シュウ
「さすが!!!!シュウ」
「シュウ、ありがとう」
うるうるするカリン
それから……今日含め2日………
パンもプラスされ…メンバー総出でカリンの課題を順番に仮眠を取りながらフォローし……なんとか終わらせたのだった。
クマだらけの顔をビアンカに見せたらめちゃめちゃ怒られたけど、理由は言えない。苦笑
まっ、ポーションでクマも消えたし体力も回復したからなにも問題ナッシング!!
そうして、王宮舞踏会当日、
ピッカピカに磨きあげられて、
オーダーメイドの今回は珍しく赤いドレス。胸元は白いレースでマーメイドラインのドレスにしたの!!可愛いよ~ふふ。
あとは、自分で作ったルビーをバラの形にしたネックレスをつけて、ピアスもバラの形にしたルビー!!めちゃめちゃ可愛いよ?ふふ。
もちろんエスコートは、セドとスオウ。
先に王族が入場し、その後に筆頭公爵家が続く。
「わぁ~!!!ローゼリア姫様すっごく美しくなられたわね…」
「女神様のようね~」
「あのドレスも素敵ね~」
と皆の視線がティアナに向けられる。が慣れたもので気にならないのがさすがティアナ。
「あの、ネックレスって姫様のお手製らしいですわよ!」
「あの、街の宝石屋で買えたら幸運と言われている幻の姫様デザインでしょ!?」
「わたくしも欲しいのよぉ」
王宮舞踏会だからなのか、珍しく御婦人たちが多く出席している。ま、ほとんど既婚者だけどね。それでもほとんどが男性だ、なにせ女性じたいが少ないから……。
「姫様!!!」
パタパタ パタパタ
ん??女の子の声??
振り向くと………
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