転生幼女の愛され公爵令嬢

エンジュ

翌朝、パン屋さんのいつも買っているサクサクのクロワッサン
とチーズオムレツ、厚切りベーコン、サラダに昨日のスープを出すとこれまたぺろっとエンジュは完食。

「主様、とても美味でした！！」


「ふふ、ありがとう。エンジュ主様じゃなくてティアナかティアで宜しく」ニコッ


「は、はい！！ティア……」

そんな…頬を染めて言わなくても。こっちまで照れるじゃん


「どうせならお昼食べてから帰ろうかな～それまで自由行動で！！私はちょっとぬいぐるみ作るね。ってエンジュは暇かな～」

んーー、どうせ屋敷に帰ったら男メンバーと遊ぶだろうし。


「これ、今婚約者メンバー全員が持ってる玩具よ、ゲームとティアナ姫人形とお世話セット」


「うわーーー、この人形ティアにそっくりですね。可愛い……大切にします！！！」

うん、貴方のほうが可愛いからね。


「じゃ、また後ほど～何かあったら声かけてね」

コクコク頷いて自室に戻っていったエンジュ。

さーーて作ろう！！！！！

手触りのいい生地にしよう。

ピンクと黄緑と白のユニコーンの三種類にしてと、たてがみは
3色！！ピンク、黄緑色、白にするの。目はんー、水色かな～！羽根は三種類とも白で。

そうね、瞳はブルートパーズの宝石を使おう。

あとは、ユニコーンぬいぐるみにつけるリボンとリボンの中央にそれぞれ宝石をつけてと。

そうね～それぞれの誕生石にして、ミニ絵本みたいに誕生石の
物語りを作って添えようかな。

そうすれば、自分や恋人の誕生石のユニコーンを交換したりとかいいと思うの！！

複製魔法で大量に増やしてと。


完成～！！！可愛いぃぃぃ

絶対売れる自信あるこれ！！

試しに自分用にピンクのユニコーンでペリドットの誕生石の物をカバンに付けてみた。

ぬいぐるみのサイズは大人の人差し指よりも2センチくらい大きいくらいの大きさ。

ちなみにエンジュバージョンも作ってエンジュにプレゼントするとなぜか……泣いて喜ばれた。

この子感情表現が素直なのよね。純粋無垢というか


ティアナに純粋無垢と言われるくらいのエンジュ。

エンジュはどんな人間になるのだろうか………


お昼は空間からたらこを取り出してたらこスパゲティーにしました。あとサラダね！


「さて、帰るよ～エンジュ」


「はい！！」

パタパタと駆け寄る


パッ


ふぅ～帰宅。


「あ！！！ティア！！！」

ん？振り向くとカリンがいた


「あ、カリン！ただいま～」

パタパタとかけてきてギュッと抱きつかれた。


「ティア、寂しかったんだからね！！！もう！！」


「ごめん、ごめん。たまには一人もいいかな～って思って。えへへ」


「ぐっ……所でその絶世の美少年誰？」


「あー、ペガサスの幻獣で女神様からの贈り物？？の側近兼婚約者のエンジュ君です」


「ペガサス！？側近！？婚約者！！！なにそれ！！！」


うん、そうなるよね。

「ティア、この方は？」

エンジュが不安そうに聞く


「親友のカリンよ、宜しくね」


「カリンさん、宜しくお願いします」

ペコリと頭を下げるエンジュ


「ふおおぉぉ、ティア……めちゃめちゃいい子だねぇ」


「でしょ～」

徐々にアイドルのような……マスコット婚約者的な立場になりそうなエンジュである。