転生幼女の愛され公爵令嬢

おひとりさまタイム

「ねー、みんな」

ん？？？って感じでみんながティアナを見る。

「今日帰る？」


「え！？もう帰るの！？」
カリン

「明日でいいんじゃないか？」
イオ


「明日はどうです？」
パン


「明日がいいな」
シュウ

コクコク頷くサイフォン。

そっかみんな明日がいいなら明日にするかな～。


「じゃ、明日ね。じゃ今日は各自自由行動で宜しく」



「え！？」
カリン

「自由行動！？」
イオ

「なぜに自由行動！？」
パン


「………」
シュウ


「私はティアナと行きますよ。護衛ですので」
サイフォン



「たまには自由行動もいいでしょ？それぞれしたいことも違うだろうし」


みんななんか納得してなさそうな表情だけど気が付かないふり。


「サイフォン行こっ！またね！」

「あ、はい！！」

パッ


「おいてかれたぁぁぁぁあ」
カリン

「まぁ……ティアナもたまには一人になりたくなるんだろ？サイフォンいるけど……」


「えーーー。」
カリン


「さて……俺達はどうするかな～」
イオ

「私は……イオの側近と護衛を兼ねているのでイオといますよ…」
パン

「じゃ、俺は……新学期の課題でも作るかな……」
シュウ

「うげぇ……課題……」
カリン


「お前……仮にも令嬢なのに…「うげぇ……」はないだろ」
イオ


「ですよね……」
パン


「まっ…カリンだからな」
シュウ

「なっ！？カリンだからなってどんな意味よ！！！」
むぅ～と頬を膨らませるカリン



その頃ティアナ


「ティアナ……カリンを置いてきて良かったんですか？」


「ん？たまにはカリンだって一人ですることもあるだろうしたまには一人も必要でしょ？」


「なるほど……」


「それにサイフォンと二人ってあんまりないしたまにはサイフォンとデートもいいでしょ？」
ニコッ


「！？」
目を見開くサイフォン


「ほら、いこっ！！」
サイフォンの手をとり手を繋いで街をうろうろする。

「うわー、見て……あの子…めちゃめちゃ可愛い」ｺｿｯ


「本当だな……どこかの姫様とかかな……」ｺｿｯ



んーーー、やっぱりティアナのこの姿は目立ちますよねぇ………
可愛さが………。
護衛も引き締めなければ……でもこの「恋人繋ぎ」でしたっけ…
照れますね。



「サイフォン、サイフォンったら！！聞いてるの！？」


「ハッ！すみません、どうしましたか？」


「もぉ～聞いてない！！ちょっと食材買いたいからお店に寄るね」


「はい！了解です」
サイフォン


バターとか砂糖、小麦粉やら必要な物をもりもり買っていく。
バニラエッセンスは想像魔法で作り済み！！！もちろんお肉類やお魚類、野菜もまとめ買い！

「よし！！食品はこんなもんね！！」


「凄い量でしたね」


「うちはエンゲル係数がすごいんだよね」


「エンゲル係数？？？？」


「あーーーなんでもない」


「？？？？」


「次いこっ！！ちょっと裁縫店と原石店に行きたいの」


「了解です」


カバンに良さそうな生地をまとめ買いとティアナ姫用の生地をまとめ買いと……ちょっと自分の夏用カバンを作りたいからその生地とリボンぽい紐も何点か購入。あとはカバンを作る用の金具とか色々ね。

原石屋ではアクセサリー作り用の安売りのまだ鉱石状態の物をさり気なく鑑定しながら選んでまとめ買い。これまた金具もね。シルバーとかゴールドとか
プラチナは鉱石で大量に持っているから必要なし！！

さーーて！！！帰って色々作ろうかな～。

あ、ケーキ屋さんでお土産ももちろん買ったよ！！！


「サイフォン帰るよ～」


「あ、ティアナ！！これさしあげます」


ん？


「わぁ～可愛いぃぃ……宝石で出来たうさぎのネックレス！？ありがとう！！！早速サイフォンつけてくれる？」


「はい」ニコッ

サイフォンがティアナの首にネックレスをつけてくれた。

空間から手鏡を取り出して見てみるとめちゃめちゃキラキラしてて可愛い。これって……ピンクダイヤモンドよね？？？瞳はルビーかな……。高そう。


「サイフォンどう？似合ってる？」


「はい！！私の見立てどおりです。ティアナの為のネックレスですね」ニコッ

かあぁぁと赤くなるティアナ


「ありがとう、大切にする」

サイフォンがニコッと微笑み
手を繋いでちょっと離れがたいからカフェに行くことにした。

なんかたまにはこういう日もいいな～！