381 / 697
温泉
しおりを挟む
「ティア~」
「カリンやっときたー」
「ごめんごめん」苦笑
チャポン
「なんかここの温泉匂いがするね」
「うん、硫黄泉っていうんだよ!お肌ツルツルになるよ」
「お肌ツルツル!?それは最高」
「温泉水欲しいな~増やして自宅でも硫黄泉にも入りたい」
「家でも入れたらいいよね」
「後で女将さんに聞いてみよう」
「うん」
チャポン
気持ちいいな~
男湯にはサイフォンが入ってる。向こうは貸し切りじゃないけどね!
「お嬢様!!大丈夫ですか?」
「サイフォン?全然大丈夫~気持ちいいね」
「大丈夫なら安心しました」
チャポン
「隣の女湯は知り合いなのか?」
「ああ、婚約者なんだ」
「それは羨ましいな」
「羨ましいのか??ブラッドーも少ないながらも女性はいるだろ?」
「いるんだが……ブラッドーは平民は自由だが…貴族はその…長子のみ女性と婚姻出来るんだ……」
「は?じゃ長子じゃない貴族はどうなるんだ??」
「一生独身か……同性と婚姻するかの二択なんだよ。だから他国に行く者が最近多くて」
ここの国は同性婚可能なのね。
「俺はその……同性は無理だから他国に行こうか考えてて」
「なるほどな~でも他国も女性は少ないしなぁ」
「だよなぁ……」
ねぇ……丸聞こえなんだけど?
「サイフォン、熱いしもうあがるねーごゆっくり」
「はい!!」
さばぁ……
「なぁ、なんで婚約者に敬語なんだ?」
「婚約者だけど、専属護衛なんだ」
「へぇ~なるほどな」
その頃………
「あついね~部屋でアイス食べよう」
「うん!!」
二人でルンルンで部屋に戻り
アイスを堪能していた。
トントン
「ん?」
「お嬢様、夕食はどうします?」
「あ、もう時間だね!今行く!!」
「お腹すいたー」
バタン
サイフォンと三人で宿の食堂に向かうと知らないブラッドーの
男の人が手をひらひら振っている。
へぇ~綺麗な顔の人ね
長い黒髪にやっぱり瞳は赤なのね。でもこの人の目ってピジョンブラッドみたいな赤なのね…
「サイフォン知り合いなの?」
「先ほど……温泉で一緒になりまして……一緒でも宜しいですか?」
「別にいいけど」
「カリンもいいですか?」
「いいよ」
「サイフォン、その子が婚約者か?」
「ああ…そうだけど」
「こんばんわ」ニコッ
ティアナ
「こ、こんばんわ……」
「カリン~何注文する?」
「んーー、迷う」
「ねぇ、お互い注文してシェアしない?」
「それ名案!!する!!」
キャッキャ キャッキャ
「その……名前を聞いても?」
ん?
「人の名前を聞くよりもまずご自分の名前からでは?」ニコッ
「…………ですよね。失礼致しました。キリアル.ブラッドです」
ん?ブラッド?????って…
「王族の方でしたか……それは知らぬとは言え失礼致しました。私はストーン王国から参りました、ティアナ.ローゼリアと申します。隣は友人のカリンナと申します」
「ご丁寧にありがとうございます……ローゼリア家といえば王族に連なる筆頭公爵家ですね…貴女もその…」
「ええ、一応継承権はありますね……」苦笑
「失礼ですがキリアル殿下はどうして宿に??」
「ああ……殿下といっても俺は第2王子で自由なんだ……ここの温泉が好きでね」
「なるほど~ここの温泉は硫黄泉でとても気持ちがいいですものね」
「これは……導きか?……」
サイフォン
コソコソ
「そうかもしれないね…」
カリン
コソコソ
「何か言った?」
「「何も」」
「ここは料理も美味しいんだ」
「それは楽しみですね」
ブラッドーの第二王子ね~
「カリンやっときたー」
「ごめんごめん」苦笑
チャポン
「なんかここの温泉匂いがするね」
「うん、硫黄泉っていうんだよ!お肌ツルツルになるよ」
「お肌ツルツル!?それは最高」
「温泉水欲しいな~増やして自宅でも硫黄泉にも入りたい」
「家でも入れたらいいよね」
「後で女将さんに聞いてみよう」
「うん」
チャポン
気持ちいいな~
男湯にはサイフォンが入ってる。向こうは貸し切りじゃないけどね!
「お嬢様!!大丈夫ですか?」
「サイフォン?全然大丈夫~気持ちいいね」
「大丈夫なら安心しました」
チャポン
「隣の女湯は知り合いなのか?」
「ああ、婚約者なんだ」
「それは羨ましいな」
「羨ましいのか??ブラッドーも少ないながらも女性はいるだろ?」
「いるんだが……ブラッドーは平民は自由だが…貴族はその…長子のみ女性と婚姻出来るんだ……」
「は?じゃ長子じゃない貴族はどうなるんだ??」
「一生独身か……同性と婚姻するかの二択なんだよ。だから他国に行く者が最近多くて」
ここの国は同性婚可能なのね。
「俺はその……同性は無理だから他国に行こうか考えてて」
「なるほどな~でも他国も女性は少ないしなぁ」
「だよなぁ……」
ねぇ……丸聞こえなんだけど?
「サイフォン、熱いしもうあがるねーごゆっくり」
「はい!!」
さばぁ……
「なぁ、なんで婚約者に敬語なんだ?」
「婚約者だけど、専属護衛なんだ」
「へぇ~なるほどな」
その頃………
「あついね~部屋でアイス食べよう」
「うん!!」
二人でルンルンで部屋に戻り
アイスを堪能していた。
トントン
「ん?」
「お嬢様、夕食はどうします?」
「あ、もう時間だね!今行く!!」
「お腹すいたー」
バタン
サイフォンと三人で宿の食堂に向かうと知らないブラッドーの
男の人が手をひらひら振っている。
へぇ~綺麗な顔の人ね
長い黒髪にやっぱり瞳は赤なのね。でもこの人の目ってピジョンブラッドみたいな赤なのね…
「サイフォン知り合いなの?」
「先ほど……温泉で一緒になりまして……一緒でも宜しいですか?」
「別にいいけど」
「カリンもいいですか?」
「いいよ」
「サイフォン、その子が婚約者か?」
「ああ…そうだけど」
「こんばんわ」ニコッ
ティアナ
「こ、こんばんわ……」
「カリン~何注文する?」
「んーー、迷う」
「ねぇ、お互い注文してシェアしない?」
「それ名案!!する!!」
キャッキャ キャッキャ
「その……名前を聞いても?」
ん?
「人の名前を聞くよりもまずご自分の名前からでは?」ニコッ
「…………ですよね。失礼致しました。キリアル.ブラッドです」
ん?ブラッド?????って…
「王族の方でしたか……それは知らぬとは言え失礼致しました。私はストーン王国から参りました、ティアナ.ローゼリアと申します。隣は友人のカリンナと申します」
「ご丁寧にありがとうございます……ローゼリア家といえば王族に連なる筆頭公爵家ですね…貴女もその…」
「ええ、一応継承権はありますね……」苦笑
「失礼ですがキリアル殿下はどうして宿に??」
「ああ……殿下といっても俺は第2王子で自由なんだ……ここの温泉が好きでね」
「なるほど~ここの温泉は硫黄泉でとても気持ちがいいですものね」
「これは……導きか?……」
サイフォン
コソコソ
「そうかもしれないね…」
カリン
コソコソ
「何か言った?」
「「何も」」
「ここは料理も美味しいんだ」
「それは楽しみですね」
ブラッドーの第二王子ね~
43
お気に入りに追加
2,619
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?

キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる