転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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天使

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雨が強くなりテントに戻ってきたけど……どうしても悪魔が気になる。

「エヴァン!」

パッ

「ティアナどうしました?」


「これ……」

先程花から採れた星の石をエヴァンに差し出す。


「これは星の石ですね、これがどうかしたんですか???」

ん?????


「聖女がこの石に選ばれて悪魔を倒すって」


「ああ~~そんなの……いつの時代ですか?今の創世神様はそのような「イベント…」いえ、事はなさいませんので、悪魔なんと言うものは生み出されてません。それにその星の石は単なる光属性魔法の威力をあげるだけの精霊石ですよ……今の世では魔石のほうがよっぽど使えるかと。まぁキラキラして綺麗ですしジュエリーにするなりしたらどうです??」


えーーーーーー!?悪魔いないの!?
てゆうか……イベントってなによ!!!


「分かった……安心したよ。エヴァンありがとう。あっ!またおにぎりとかサンドイッチ持ってく?」


「それは嬉しいですね~ティアナのおにぎりやサンドイッチは天界で大人気なんですよ」苦笑



「ふふ、それは光栄だわ」

山盛りのおにぎりにサンドイッチをエヴァンに持たせるとご機嫌で戻っていった。


「良かったね、なんの心配もなくて」


「うん、本当!!!平和が一番よね!!」


「エヴァンは呼んだら来てくれるけど、ガブリエルとサニカルはあまり来ないな~」
シュウ

「ガブちゃんはエヴァンの多忙をさらに多忙にしたような天使だからね~サニカルはふらふらしているのかしら?」苦笑



「ん?」

パラッと突然紙が手の上にひらひら落ちてきた。



ティアナへ


ふらふらしてないから!!!!

ミカエル父上に……しごかれて毎日毎日毎日………執務の特訓。

あーーー、頭おかしくなりそう!!!!ふらふらしたい!!

ということで……今度はおにぎりやサンドイッチじゃなくて甘い物を差し入れ宜しく!!!

ティアナ大好きだよ!


サニカルより



「ぷぷっ……サニカル」


「サニカルから手紙???」

ティアナは皆にもサニカルの手紙を見せてあげた。


「なるほど…ふらふらしていないと言いたかったのか」
シュウ


「甘い物が好きなのね」
カリン


「執務かぁ~あれ大変なんですよね……」
パン


「甘い物いいなー俺も食べたい!!!」
イオ


「んーー、甘い物かぁ~どうしようかな」


そうだ!!!


「ちょっと海の所に行ってくる」


「「「「「は?」」」」」

パッ


「ぬあ!?びっくりした……咲良どうした!?」


「やっほ~」


「やっほ~って……お前なぁ。転生しても相変わらずだなほんと」


「あのさ、ちょっと差し入れしたくてシュークリームある?」


「ん?ああ言われたから久しぶりに何個か作ったけど」


「それ一個だけ買える?」


「いや、あげるから、買うってなんだよ」苦笑


「え!?くれるの?ありがとう!!!海気前いいね!」


ガクッと肩を落とす海……


「好きな女からお金なんて取らないから!!はいこれ!」

きちんと箱に入れられたシュークリーム5個


「え!?こんなにいいの?」


「いいからやるんだろ?咲良はシュークリーム好きだからな」


「ふふ、ありがとう!!じゃ、また来るね」


「おう!!」


パッ


「ただいま~」


「お嬢様………護衛を置いて行くとは」あ……サイフォンが怒ってる。


「お前なぁ??いい加減覚えろよ?」
シュウ

ぐっ………



「危機感なさすぎるぞ!!!」
イオ


げぇ~皆怒ってるー!!!!


「ご、ごめんね??」


「ティア~ちゃんとサイフォンを連れて行かないと駄目だよ?」


「うん……ごめん」


「分かれば宜しい……」
シュウ


「さっ、俺たちは自分たちのテントに戻るか」
イオ


「そうですね」


皆がいったん自分たちのテントに戻り、私は海から貰ったシュークリームを一個だけだして
それを複製しまくりサニカルを呼んで婚約する予定の人の手作りスイーツだときちんと説明してから渡すと大喜びで天界に戻っていった。


「カリン、食べる?」


「食べる!!!」


久しぶりに食べた海のシュークリームは最高に美味しかった!!!!生クリームとカスタード両方入ってて、甘さも丁度いいのよね!!
あ~しあわせ

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